マーラー関係書籍 参考・引用文献


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−−参考・引用文献−− 
 管理人が保有する貧相なライブラリである。「ぐすたふ・ま〜ら〜の部屋」を作成するにあたり、引用、参考にさせていただいた、感謝すべき文献群である。簡単な私見もいれておく…

 なんのことはないんだが、写真を付けてみた。かえって重くなるだけか?…(2002/09/29記) 



【著】
柴田 南雄
 

『グスタフ・マーラー −現代音楽への道−』 <岩波新書>

 マーラー入門書として最適
 岩波新書というと堅苦しいかんじがするが、内容は平易な方だと思う。我が国でマーラー(マーラーの作品を含めて)がどのように扱われてきたか、筆者の経験を交えて語られている。楽曲の紹介を中心としてマーラー音楽が創られる過程を追う。いわゆる「マーラー伝記」ものとして読むには、説明不足の観がある。
 
(岩波書店)
1984年

【著】
アルマ・マ−ラ−
【訳】
石井  宏
 

『グスタフ・マ−ラ−愛と苦悩の回想−』 <中公文庫>
 妻アルマの伝記 書簡集を収録しない、文庫本である。
 このアルマの伝記については、誤りやねつ造の批判が多い(⇒こちらまたはこちらを参照)が、「文学作品」として読む分には、抵抗なく読める。それだけアルマに文才があったということか…眉に唾を付けて読む必要がある。
 
(中央公論社)
1987年

【著】
アルマ・マ−ラ−
【訳】
酒井 健一

『マーラーの思い出』
 出典は上記伝記と同じであるが、訳者が異なる。「アルマの言葉」は、こちらからの引用が多いようである。
 上記伝記では省略されている書簡集が付いている。書簡集は170頁に及び、この書の約半分を占める。書簡集だけでも、興味深く読むことができる。むしろ、アルマの書いた「伝記」よりも、書簡集からの情報の方が信憑性が高いように思う。
 
(白水社)
1999年

【著】
船山  隆
 

『マーラー』(カラー版 作曲家の生涯) <新潮文庫>

 マーラー入門書として最適である。(絶版であるが、古本屋等で入手可能)
 写真が豊富で、見開き2頁の次に写真が2頁といった案配に配置される。写真には解説が付けられ、マーラーが生きていた当時の様子をイメージしやすい。全体を通し、マーラーのバイオグラフィーを細かすぎず、大まかすぎず、適度にとらえることができる。
 小澤征爾氏、渡邉暁雄氏、山田一雄氏ら有名どころの邦人指揮者がマーラーについて語っているコラムも挿入されており、おもしろく読める。
 文庫にもかかわらず、巻末の略年譜が充実している。
 
(新潮社)
1987年
【著】
ブルーノ・ワルター
【訳】
村田 武雄

『マーラー 人と芸術』
 言わずと知れたワルターの著作。マーラー理解の第一人者が描く「マーラー像」は、本当のマーラーの姿を求める人々から「信憑性のある実像」として受け止められてきた。今でも貴重な一冊といえるだろう。この著作を通して、ワルター自身の音楽性や人間性を垣間見ることもできる。
(音楽之友社)
1960年

【著】
マイケル・ケネディ
【訳】
河原 原理

『グスタフ・マーラー 〜その生涯と作品〜』

 昭和53年初版の年代物である。古本屋で見つけて、購入したもの…
 出版の古さ故に、諸説の古めかしさはいかんともしがたいが、それと翻訳の堅苦しささえ除けば、手頃な伝記として読むことができる。若干、「イギリス」を持ち上げる独特の表現が鼻につくが…
 巻末の年表は充実しており、総合年表作成の際に参考にさせて頂いた。
(芸術現代社)
1978年

【著】
桜井 健二

『マーラーとヒトラー 生の歌 死の歌 』
 マーラーがウィーン歌劇場で活躍していた頃、画家を志すヒトラーはウィーンに滞在していた…「3M」として演奏を禁じ、ユダヤ人の徹底した迫害を繰り返すナチスの台頭、その中にあって、細々とではあるが、しかし脈々と受け継がれてきたマーラー音楽…
 読みやすく、興味深い内容で綴られる一冊である。



(二見書房)
1988年

【著】
ヘルムート・キューン
ゲオルク・クヴァンダー 共著
【訳】
岩下 眞好 他
 

『グスタフ・マーラー 〜その人と芸術、そして時代〜』

 「辞典」といっても差し支えのない充実度で、非常に詳しい内容である。それでいて、単に網羅的に紹介しているわけでなく、テーマ性がある。ただ、その分値段も良い。
 マーラーに関する写真や図版だけでなく、マーラーとかかわりのあった人物に関する図版まで豊富である。マーラーの生涯、作品、人間関係等が、詳しくわかりやすく解説されている。
 若干「訳本」特有の日本語の観があり、多少の解釈を要する。が、決して「難解すぎる」という程ではない。
 
(泰流社)
1989年

【著】
渡辺  裕
 

『文化史のなかのマーラー』

 ヨーロッパ文化の中で、マーラーがどのように位置づけられるか にアプローチした本。と、こう書くと堅苦しく感じるが、図版も多く、非常に平易な文体で著されており、読みやすい一冊。
 



(筑摩書房)
1990年

【著】
桜井 健二
 

『マーラー万華鏡』

 一つ一つがエッセイ風になっており、どこからでも読める、とっつきやすく読みやすい。だが、内容は極めて「豊か」である。薄っぺらい概説書から抜粋して表面をなぞったような中身ではないのだ。何と言っても、筆者の情報が極めて確かであり、奥が深い。マーラーに対する愛情のようなものすら感じる。多くのマーレリアンが共感できる内容を誇っているといっても過言ではない。
 ちなみに、桜井氏はマーラーの編曲も手がけている。
 
(芸術現代社)
1991年

【著】
海老沢 敏
大崎 滋生
菅野 浩和
門馬 直美
渡辺  裕
 

『マーラー』<作曲家別名曲解説ライブラリー1>

 大まかな作品の概要を知るのに、最も適した一冊。マーラーのほぼ全作品を網羅しているが、たいへんコンパクトにまとまっている。
 写真や図版が多用され、必要な部分に的をしぼってあるので、読みやすい。「あれ?どうだったけ…?」といったときに、さっと引ける利便さが良い。
  
(音楽之友社)
1992年

【著】
アンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュ
【訳】
船山  隆
井上さつき
 

『グスタフ・マーラー 失われた無限を求めて』

 網羅的ではなく、あるテーマに沿ってマーラー解説を試みた一冊。「訳本」であるが、読みやすい。
 「失われた無限を求めて」「マーラーとウィーン」「アルマ・マーラー」「マーラーとフロイトの出会い」「マーラーとシェーンベルク」「交響曲第7番の謎」「第8交響曲−偶然か讃歌か−」「第10交響曲−苦難か浄化か−」「ベルリオーズとマーラー」「私の音楽は体験から生まれた」の10章からなる。
 
(草思社)
1993年

【文】
岩下 眞好
【写真】
福井 鉄也
 

『マーラー その交響的宇宙』

 「写真」が豊富に掲載される。現在の「マーラーゆかりの場所」を撮影したものが多い。ヨーロッパの文化遺産の保護状態はすごいものがあるなぁと思い知らされる。基本的に「石造り」というのもあるかもしれないが…
 



(音楽之友社)
1995年

【著】
金子 建志

『マ−ラ−の交響曲 こだわり派のための名曲徹底分析』

 CD等のライナーノーツ等でよく御名前を拝見する金子健志氏によるマーラー本。非常に論理的、考察的、分析的にマーラーの楽曲を分析している。
 「初期の交響曲」「指揮者・編曲者マーラー」「後期の交響曲」の3章だてだが、内容は一般的なものではなく、謎めいたマーラーの作品をときほぐすように、筆者の研究成果が披瀝される。たいへん含蓄に富む一冊。
 
(音楽之友社)
1994年

【著】
金子 建志
 

『マ−ラ−の交響曲 こだわり派のための名曲徹底分析2』

 シリーズの第2巻、第1巻と同様うなずかされることしきりである。
 「序章−永遠の探究者マーラー」「第1章−<3番>の改訂」「第2章−シューマン<ライン>マーラー版」「第3章−<10番>5楽章補筆完成版」「終章−マーラー演奏の最前線」と章題を見るだけでも、中身を見たくなるでしょ?
 
(音楽之友社)
2001年

【著】
テオドール・W・アドルノ
【訳】
龍村あや子
 

『マーラー 音楽観相学』<叢書 ウニベルシタス628>

 マーラー研究に関しては第一級の研究者アドルノの著書である。かなり有名な本らしい。が、アカデミックな文体と学術的な内容は、素人には取っつきづらい。正直なところ読み進めるのにエネルギーを必要とする。
 眠れない夜に読む一冊?…
 
(法政大学出版局)
1999年

【著】
ピーター・フランクリン
【訳】
宮本貞雄

『マーラーの生涯』

 マーラー伝記ものであるが、従来の文献・諸説を踏まえて、マーラーのバイオグラフィを解説している。文意を忠実に翻訳しているせいか、修飾が多く一文が長い。その結果解釈するのに時間を要する。読みづらい範疇にはいるだろう。ただ、過去の膨大な研究成果を土台にして、「真のマーラー像」を描こうとしている点で一級品である。その引用・参考文献(原典)の多さが、研究成果を如実に語っている。
 
(青土社)
1999年

【著】
ドナルド・ミッチェル
【訳】
喜多尾道冬

『マーラー 角笛交響曲の時代』

−目次−
T マーラー 角笛交響曲の時代
 歌曲集≪子供の不思議な角笛≫
 ≪交響曲第1番≫ニ長調<巨人>
 ≪交響曲第2番≫ハ短調<復活>
 ≪交響曲第3番≫
 ≪交響曲第3番≫と≪交響曲第4番≫
U 絶対交響曲時代の歌曲集
 ≪リュッケルトの詩による5つのリート≫
 ≪なき子をしのぶ歌≫


(音楽之友社)
1991年

【著】
ドナルド・ミッチェル
【訳】
喜多尾道冬

『マーラー さすらう若者の時代』

−目次−
(a) ピアノのための作品(?)
(b) ≪ヴァイオリンとピアノのためのソナタ≫
(c)1 ≪ピアノと弦のための四重奏曲≫第1楽章
(c)2 ≪ピアノ四重奏曲≫のための断章
(c)3 二つのリート
(d) ≪ピアノと弦のための四重奏曲≫
(e) ≪ピアノと弦のための五重奏曲≫
(f) ≪シュヴァーベン公エルンスト≫
(g) 『嘆きの歌』テキスト
(h) ≪ピアノのための組曲≫
(i)(j) ≪音楽院交響曲≫≪イ短調交響曲≫
(k) ≪シューベンツァール≫
(l) ≪四重奏曲≫断章
(m) ≪嘆きの歌≫
(n) ≪アルゴー船の人々≫
(o) ≪若き日の歌≫
(p) ≪ノルディック交響曲≫
(q) 付随音楽≪ゼッキンゲンのラッパ手≫
(r) ≪さすらう若人の歌≫


(音楽之友社)
1991年

【著】
アルフォンス・ジルバーマン
【訳】
山我 哲雄
【監修】
柴田 南雄
 

『グスタフ・マーラー事典』

 辞書的に50音順に項目が配置されている。関連項目(記事内に項目がマークされている)が一目でわかるようになっているので、一つの項目から違う項目へと連鎖的に読み進めることができる。一度はまると、関連項目を次々に追っている自分に気付く…「訳本」であるが、それを感じさせない。記事もコンパクトにまとまっていて、このサイトを作成する上でも大変助かっている。
(岩波書店)
1993年

【監修】
根岸 和美
渡辺  裕
 

『ブルックナー/マーラー事典』

 ブルックナーと一緒に一冊になっているが、大変詳細な内容。「辞典」とはなっているが、むしろ概説書に近い。「1交響曲」「2歌曲」「3編曲・その他」「演奏論 研究ノート」からなる。
 
(東京書籍)
1993年

【著】
長木 誠司

『グスタフ・マーラー 全作品解説辞典』

 楽曲毎に解説が加わる辞典。ぱっと開いて注目するのは、とにかく楽譜(譜例)が多いこと!帯には「マーラーを聴きながら読む、読みながら聴く」と記されているが、まさしくその通りである。
 楽曲に沿って、譜例を使った具体的な解説が施されているので、非常にイメージしやすくなっている。マーラー歌曲の日本語対訳(深田 甫 対訳)がついている点でも重宝する書である。
 
(立風書房)
1994年

【著】
フランソワーズ・ジルー
【訳】
山口 昌子

『アルマ・マーラー』

 アルマについて、その詳細がわかる本

 −工事中−
(河出書房新社)
1989年

【著】
桜井 健二

『マーラー 私の時代が来た』

 −工事中−


(二見書房)
1987年

【著】
多数…

『マーラー事典』

 −工事中−


(立風書房)
1989年

【著】
コンスタンティン・フローレス

【訳】
前島 良雄
前島 真理

『マーラー 交響曲のすべて』

 マーラー研究の第一人者として名高いフローレスの著作を翻訳したものである。総頁483頁の大書である。内容は全交響曲を形式・伝記の両面から詳しく解説し、各シンフォニーでマーラーが何を訴えかけているのかを明らかにしようとしている。その意味では、前出のジルバーマン『グスタフ・マーラー事典』と近いものがあるが、この本の方が楽曲分析の面、各書簡の引用においてかなり詳細である。ただ、この訳書かなり値がはる。本体価格8,800円は、新書を購入するには勇気のいる価格である。
 いずれにしても、新しい「座右の書」となることに違いない。


(藤原書店)
2005年

【監修】
渡辺  裕
【編集】
山田  健
(サントリー制作部)

『サントリー音楽文化展 '89 マーラー』(カタログ)

 サントリーホールホールの設立をきっかけにして「生演奏のある音楽文化展」が行われている(んだそうだ)。で、1989年の文化展では、マーラーが取り上げられた。この本は、その際に発行された、いわば「カタログ的」な一冊。美術館の特設展で展示作品のカタログが販売されるが、それと同じような経緯ででたものと推測している。A4版の大きさがあり、装丁もしっかりしている。「文化展」のものらしく、写真や図版が非常に鮮明である。
(サントリー<株>)
1989年

(雑誌)

『マーラーのすべて』

 音楽の友・別冊
 音楽之友社刊行の本らしく、マーラー指揮者及びそのレコーディング作品に紙数の大部分がさかれている。小林研一郎らへのインタビュー記事がおもしろい。それ以外のマーラーに関する記事(楽曲・指揮者・歌手等)も、コンパクトにまとまっていて比較的読みやすい。
(音楽之友社)
1987年

<映画編…> 文献ではないが…


【監督】
ルキノ・ヴィスコンティ
Luchino Visconti

【主演】
ダーク・ボガード(エッシェンバッハ)

 ベニスに死す DEATF IN VENICE

 解説を必要としないほど、有名な映画
 この作品で、マーラーの知名度があがったほど…特に5番のアダージェットがしつこいくらいに多用される。主人公であるエッシェンバッハとマーラーをだぶらせて観る向きが多いとおもう。
 トマス・マンの原作では、エッシェンバッハは作家であり、作曲家ではない。しかし、マンは「マーラーを意識して書いた」と伝えられる。その真偽は定かではないが、監督であるルキノ・ヴィスコンティは明らかにマーラーを意識させている。
 御覧になった方はおわかりかと思うが、観念的な映画で、愛、美、死といった「概念」が問われる。その意味ではかなり哲学的な「頭を使う」映画である。
 映画に刺激のみを求めて観る方には、おすすめではない。 

1971年
イタリア映画

カンヌ映画祭
25周年記念
特別賞受賞

【監督】
ケン・ラッセル
Ken Russel

 マーラー MAHLER

 による「マーラー」。「ベニスに死す」と異なり、マーラー自身が主役である。
 マーラーはロバート・パウエル、アルマはジョージナ・ヘイルが演じる。夢と現実が交差する映画。不気味というか、奇妙というか…面妖な雰囲気をもった映画である。
 マーラーの交響曲がいたるところで使用されている。演奏はハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管である。

 …工事中…
 

1974年
イギリス映画

 時を越える旅


 …工事中…

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