鎌倉手帳(寺社散策)

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武田流・流鏑馬
鎌倉まつり:鶴岡八幡宮

岡戸事務所
編集:岡戸事務所







武田流・流鏑馬


 「武田流」の流鏑馬は、武田信光を祖とする安芸武田氏に伝えられ、その後、若狭武田氏、細川家、竹原家と継承されてきた。

 武田氏は新羅三郎義光を祖とする甲斐源氏の嫡流。

 五代信光は、小笠原長清(甲斐源氏)、海野幸氏望月重隆とともに「弓馬四天王」と呼ばれた弓の名手。


武田流・流鏑馬


清和天皇

貞純王

経基

満仲

頼信

頼義

新羅三郎義光
(甲斐源氏祖)

義清

清光

武田信義

武田信光





武田流・天長地久の儀
天長地久の儀

 毎年4月に開催される「鎌倉まつり」では、その最終日に鶴岡八幡宮で武田流の流鏑馬が奉納される。

 13:00から舞殿で「鏑矢奉献・願文奏上の儀」が執り行われた後、「天下泰平、五穀豊穣、国民安堵」を祈念する「天長地久の儀」が執り行われる。

 そして馬場入り。

 騎射は14:00頃から。


武田流・流鏑馬
素馳
(すばせ)

 馬場では、まず的を射らず全力疾走させる「素馳」(すばせ)が行われ、足慣らしをした後、決められた回数の「奉射」(ほうしゃ)が繰り返される。

 的は「式の的」と「板小的」。

 的の後ろには四季の花が添えられる。

武田流・流鏑馬
奉射
(ほうしゃ)


武田流・的
式の的
武田流・的
板小的


動画・板小的(ユーチューブ)







武田流・流鏑馬
競射
(きょうしゃ)

「競射」は「奉射」を行った射手の中から成績の良かった者が選ばれて行われる。


武田流・的 武田流・的

 「競射」の的は「土器三寸の的」。

 土器を二枚を合わせて、中に五色の切り紙を入れて張り合わせたもので、 命中すると土器が砕け花吹雪のようになる。

武田流・流鏑馬


動画・土器三寸の的(ユーチューブ)


 「競射」を終えると、最多的中者が式の的をもって奉行の前に座し、奉行は扇を開いて骨の間から検分する(凱陣の儀)。

 その後、太鼓を三打、「エイ・エイ・エイ オーッ」を唱和。

 この儀式には、邪悪退治の首実検の意味があるという。



武田流弓馬道教場
武田流弓馬道教場
(鎌倉:扇ガ谷)



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