鎌倉手帳(寺社散策)


鎌倉地蔵尊巡礼
鎌倉二十四ヶ所地蔵めぐり


編集:岡戸事務所
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 お地蔵さまは、弥勒菩薩(未来の仏さま)が姿を現すまでの間、人々を救済してくれる仏さまといわれています。もっとも親しみのある仏さまなのではないでしょうか。
 鎌倉にも地蔵尊巡礼の二十四ヶ所が定められています。それぞれの地蔵の伝説を学びながら巡礼するといいかもしれません。
第一番札所宝戒寺
第一九番札所東漸寺(横須賀市)

第1番
宝戒寺
子育経読地蔵
 「宝戒寺門前で子供が生まれそうになったとき、子どもをとりあげる世話をしてくれた見知らぬお坊さんが地蔵の化身だった」とか、「毎晩夜中に聞こえる読経がお地蔵さまではないか」という伝説の地蔵。
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身代地蔵(杉本寺

塩嘗地蔵(光触寺




どこも苦地蔵堂瑞泉寺

半僧坊地蔵堂(建長寺

どこも苦地蔵と阿仏尼の墓(okadoのブログ)
第2番
来迎寺
報恩寺(岩上)地蔵
 宅間浄宏作。報恩寺の本尊だったが太平寺、法華堂を経て現在は来迎寺に安置されている。
第3番
覚園寺
黒地蔵(火焚地蔵)
 地獄の番人に代わって火を焚き、罪人の苦しみを和らげたという伝説の地蔵(黒地蔵縁日:8月10日 覚園寺の黒地蔵縁日(okadoのブログ) )。
第4番
杉本寺
身代地蔵
 杉本太郎義宗に放たれた矢が地蔵に当たり、傷跡から血がにじみ出たという伝説の地蔵。
第5番
光触寺
塩嘗地蔵
 朝比奈峠を越えてやってきた塩売りが、お地蔵さんに塩を供えておいたところ、帰りには塩がなくなっていた。塩を嘗めてしまったという伝説の地蔵。
第6番
杉本寺
尼将軍地蔵
 尼将軍とは北条政子のことと思われるが詳細不明。
第7番
瑞泉寺
どこも苦地蔵
 お地蔵さまにお供えをしていた貧しい僧が、ある日、苦しさのあまりどこかへ移り住んでしまった。すると、夢の中に地蔵が現れ、「どこも同じじゃ〜、どこも苦しいのは同じじゃ〜」といったそうな(参考:どこも苦地蔵堂 「智岸寺」と「どこも苦地蔵」)。
第8番
圓應寺
詫言地蔵
 詫言地蔵にお願いすれば、本人に代わって閻魔大王にお詫びしてくれ、閻魔大王のお許しを得ることができるという伝説の地蔵(圓應寺の詫言地蔵(okadoのブログ))。
第9番
建長寺
心平寺地蔵
 建長寺が建っているところは、その昔、地獄谷と呼ばれ、そこには心平寺という寺があった。そのお地蔵さまが建長寺に祀られている(参考:心平寺地蔵と斎田地蔵(okadoのブログ))。
第10番
建長寺
斎田地蔵
 昔、斎田左衛門という者が無実の罪で斬られそうになったが、斎田は地蔵を信仰し、髪の中に小さな地蔵像を納めていたため、刀が折れて斎田を切ることができなかったという。深い信仰のために許された斎田は、この像を心平寺の地蔵の頭の中に納めた。その後、建長寺が建てられ本尊地蔵の胎内に移されたらしい(参考:心平寺地蔵と斎田地蔵(okadoのブログ))。
第11番
建長寺
勝上けん地蔵
 半僧坊にある地蔵堂に安置されています。
第12番
浄智寺
聖比丘地蔵
 現在は鎌倉国宝館に安置(参考:浄智寺曇華殿)。



第13番
円覚寺
手引地蔵
 無学祖元の塔頭正続院のお地蔵さま。

網引地蔵(浄光明寺

岩船地蔵堂海蔵寺




導き地蔵堂極楽寺

日限地蔵(安養院


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第14番
円覚寺
延命地蔵
 北条時宗の廟所佛日庵のお地蔵さま。
第15番
岩船地蔵堂
海蔵寺
岩船地蔵
 源頼朝の長女大姫の守り本尊と伝えられる。大姫は、木曽義高との悲恋に死んだ。義高は父木曽義仲の人質として鎌倉に送られ、大姫の婿となったが、頼朝は義仲を討つと義高まで殺害した。大姫6歳のときの出来事だと伝えられている(参考:木曽義高の誅殺)。
第16番
浄光明寺
網引地蔵
 由比ヶ浜で漁夫の網にかかって引き上げられたという伝説の地蔵。
第17番
浄光明寺
矢拾地蔵
 足利直義の守り本尊。中先代の乱の折、直義の矢が尽きてしまった。その時、子どもの僧が矢を拾い集めてきてくれた。この子どもの僧は、直義が日頃信心していた地蔵菩薩であったという。
第18番
壽福寺
木造地蔵菩薩立像
 頭部から蓮華座までを一木で彫り出した珍しい像。鎌倉国宝館に安置。
第19番
東漸寺
(横須賀市)
日金地蔵
 源頼朝が伊豆日金山の地蔵菩薩に源氏再興を祈願し、願いが叶った後、その像を模して造られたと伝わる(現在の像はその後造り直されたもの。)。もともとは鎌倉の松源寺(廃寺:雪の下の窟不動付近にあった。)の本尊。神仏分離令によって長谷寺に移され、後に東漸寺に移された。
第20番
導き地蔵堂
極楽寺
導き地蔵
 この地蔵の視野の中にはいる場所では、子どもたちに災難が起きないという。
第21番
月影地蔵堂
極楽寺
月影地蔵
 昔、月影ヶ谷にあったお地蔵さま。
第22番
光明寺
延命地蔵
網引延命地蔵
 光明寺裏山のやぐらにあったお地蔵さま。「正中2年(1325年)」の銘のある石仏としては貴重な像。本堂横に安置されている。
第23番
延命寺
身代地蔵
(裸地蔵)
 運慶作と伝わる地蔵は、「生きている仏に会いたい」という信仰から裸の姿をしている。ある日、北条時頼夫妻が「負けた方が裸になる」という賭けをして双六をしていた。負けそうになった夫人が地蔵菩薩に念じたところ、裸の地蔵菩薩が双六盤の上に現れ、夫人の身代わりになったという。
第24番
安養院
日限地蔵
(子安地蔵)
 決めた日数のうちにお参りすると、ご利益があるという。


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