鎌倉手帳(寺社散策)

浄光明寺の不動堂
〜八坂不動明王〜

岡戸秀仁
編集:岡戸秀仁







浄光明寺不動堂


 浄光明寺の不動堂に安置されているのは「八坂不動明王像」。

 京都八坂の五重塔が皇居の方へ傾いたときに、八坂寺の浄蔵貴所という僧が傾いた八坂の五重塔を法力で元に戻した。

 その際、祈祷の本尊だったのが浄光明寺の不動明王像だったという。
 そこから「八坂不動明王像」と呼ばれるようになった。

 その後、京都高雄山(神護寺)に祀られていたが、文覚以仁王の令旨をこの像の中に隠し、伊豆に流されていた源頼朝に渡したという伝説も残されている。


 浄蔵貴所は法力で死んだ父親を一時的に蘇らせたという伝説もある。
 (参考:一条戻橋(京都))


怪僧文覚と源頼朝(okadoのブログ)





八坂不動明王
八坂不動明王

 浄光明寺華蔵院旧蔵で鎌倉市の文化財。

 伝説が残された不動明王だが、その様式から南北朝時代から室町時代のものではないかと考えられている。

 毎年、大晦日の夜、除夜の鐘が撞かれるときに開帳されている。


京都・八坂の塔
八坂の塔
(京都)
京都・神護寺
神護寺
(京都)










浄光明寺
浄光明寺

 浄光明寺は、1251年(建長3年)、北条長時(のちの六代執権)によって再興された真言宗の寺。
 足利尊氏直義兄弟にゆかりのある寺でもある。


鎌倉市扇ガ谷2−12−1
0467(22)1359

鎌倉駅西口から徒歩15分



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