鎌倉手帳(寺社散策)


鎌倉市景観重要建築物等


編集:岡戸事務所
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 「景観重要建築物」の指定は、鎌倉市の洋風建築物の保存と活用のために設けられた制度で、平成8年には、「鎌倉市都市景観条例」によって、洋風建築物に加え、和風建築物や門、塀などの工作物を「景観重要建築物等」として保存と活用を図る制度とされています。



指定番号 名称
鎌倉文学館
≪長谷≫
国登録有形文化財。昭和11年、旧加賀藩主前田家16代当主前田利為により建築された。元内閣総理大臣佐藤栄作が別荘として利用し、三島由紀夫の「春の雪」にも描かれた。昭和58年、前田家より鎌倉市に寄贈され、昭和60年より鎌倉文学館として公開されている。
伊藤邸(旧望洋楼)
≪大町≫
非公開
明治36年頃、貿易商石川賢治氏の別邸として建てられ、昭和12年、伊藤成明氏の所有となった。
和洋折衷の別荘住宅で、創建当初の姿を残した、現存する市内最古の洋風住宅の遺構としてたいへん貴重です。
篠田邸(旧村田邸)
≪由比ヶ浜≫
非公開
昭和5年に建てられた和風住宅の増築部として建築された。
旧華頂宮邸とともに鎌倉のハーフティンバースタイルの住宅を代表するもの。
寸松堂
≪由比ヶ浜≫
店舗のみ見学可
国登録有形文化財。昭和11年、鎌倉彫の彫師佐藤宗岳の店舗併用住宅として建築された。
寺院建築と城郭建築を合体させたような建物で、建築当初から地域のランドマークとなっている。
日本基督教団鎌倉教会会堂
≪由比ヶ浜≫
非公開
大正15年、ハリス記念鎌倉メソジスト教会の会堂として建築された。戦前のプロテスタント教会会堂の代表例の一つ。鐘塔は、由比ガ浜界隈のランドマークとなっている。
日本基督教団鎌倉教会付属ハリス記念鎌倉幼稚園
≪由比ヶ浜≫
非公開
明治43年の創立で鎌倉で最も古い幼稚園。関東大震災で倒壊し大正14年に建て直された。「梅鉢型園舎」と呼ばれる珍しいもので、中央に遊戯室、それを囲むように舞台、教室が配されている。
かいひん荘 鎌倉
≪由比ヶ浜≫
大正13年、富士製紙社長の村田一郎の邸宅として建築された。ベイウインドーや急勾配の切妻屋根、円孤形の出窓の上の丸屋根などが特徴。
石川邸(旧里見ク邸)
非公開
大正15年、里見クが自ら設計に携わり建築された建物。
西御門サローネ。
10 川合邸
≪雪の下≫
非公開
大規模な住宅の洋館部として建築された。ベイウインドー、暖炉の煙突、ステンドグラスなど典型的な洋風建築物。関東大震災前に建てられた貴重な建物。
11 鎌倉聖ミカエル教会聖堂
≪小町≫
礼拝後公開
昭和8年に建てられ、その後増改築が行われ、現在、創建当時の姿をとどめているのは聖堂部のみ。
内部はみごとな技巧の天井や家具、照明器具などが、創建当初のまま残されている。
12 鎌倉市長谷こども会館(旧諸戸邸)
≪長谷≫
国登録有形文化財。明治41年、株仲買人の福島浪蔵の邸宅として建築され、のちに三重県の富豪、諸戸清六の別邸となった。バルコニーの柱にはギリシャ建築の様式が取り入れられ、メダリオン飾りが付けられている。
13 白日堂
≪長谷≫
非公開
昭和15年に鎌倉彫の工房兼住宅として建てられた。
外観は、城郭風と寺院風を加味した重厚な意匠。これら伝統的な意匠に、鉄平石張りの腰壁をもつショーウィンドーという近代的な要素が合体した建築物。
14 小池邸
≪大船≫
非公開
昭和2年に医師である吉川春次郎氏の別邸として建てられ、昭和34年に小池亮二氏の所有となった。
15 石島邸
≪雪ノ下≫
非公開
大正末から昭和初期に建てられたといわれている。映画を通じて国際交流に尽力した川喜多長政・かしこ夫妻の別邸として長く使用されていた。





16 旧安保小児科医院
≪御成町≫
大正13年頃、医師の安保隆彦氏により建てられ、平成7年まで医院として使用されていた。
切妻屋根とハーフティンバーの妻壁を持つ。
内部には、兎や鶴をかたどったユーモラスな天井飾りをはじめ、照明器具、医療器具など当時のものが残されている。
17 高野邸
≪扇ヶ谷≫
非公開
昭和8年頃に建てられた。
18 村上邸
≪東御門≫
非公開
昭和14年以前に建てられた建物に、現在まで幾度か増改築を行いながら使われ続けてきた、和風木造住宅。
主屋の一部を改造した能舞台がある。敷地内には別棟の茶室もあり、能や謡曲の会、茶会などが行われてきた。
19 旅館対僊閣
≪長谷≫
非公開
長谷寺の参道にある戦前の和風旅館。2階部分には社寺建築などに見られる高欄(こうらん)が設けられ、これを支える持ち送り板や2階窓の上部に設けられた欄間窓(らんままど)などが独特の風格を醸しだしている。
20 笹野邸
≪佐助≫
非公開
横浜正金銀行頭取であった伊東氏が住宅として建築したもの。
21 のり真安齋商店
≪長谷≫
非公開
大正2年創業の農水産物加工問屋卸商店(乾物屋)。現在の建物は大正13年に建てられた。石造の基礎や土間、揚戸(あげど)など創建当初の姿をよくとどめている。店舗の奥には、昭和13年に建てられた倉庫兼住宅も残されている。
22 三河屋本店
≪雪ノ下≫
非公開
明治33年創業の酒店。現在の建物は昭和2年に建てられた。敷地の奥にある蔵や商品の運搬に使うトロッコなど、昔ながらの商文化が大切にまもられている。
23 東勝寺
≪小町≫
大正13年に建造されたアーチ橋。
24 らい亭
≪鎌倉山≫
らい亭の本館は、関東大震災で倒壊した横浜の養蚕農家を移築したもので、玄関は青蓮寺、山門は高松寺にあったものを移築した。
25 湯浅物産館
≪雪ノ下≫
非公開
明治30年(1897)に貝細工の製造加工・卸売りの店舗として創業。横浜の貿易商社を模したという外観は、木造の建物の前に装飾を施した「看板建築」と呼ばれる。
26 去耒庵
≪山ノ内≫
昭和初期の伝統的な意匠を持つ建物。
レストランとして活用されている。
27 ホテルニューカマクラ
≪御成町:鎌倉駅前≫
鎌倉駅西口のホテル。大正13年の建築。木製の上げ下げ窓が整然と並ぶ外観が特徴。
28 平井家住宅・長屋門
≪城廻≫
非公開
戦前の農家を代表する建築物。
29 旧華頂宮邸
≪浄明寺≫
国登録有形文化財。昭和4年、華頂博信侯爵邸として建築された。鎌倉に残る戦前の洋風住宅建築物としては、鎌倉文学館に次ぐ大きさ。
30 野尻邸(大佛次郎茶亭)
≪雪ノ下≫
春・秋に公開
土日祝日のみ、大佛茶廊として営業
古都保存法成立の立役者大佛次郎が晩年を過した茶亭。
31 加賀谷邸
≪長谷≫
非公開
甘縄神明神社前の洋風の木造建築物。
32 成瀬家住宅
≪手広≫
非公開
近世農家の典型的な特徴を備えた建物。
33 極楽洞(坑口部分)
≪極楽寺≫
電気鉄道のトンネルとして、今なお建築当時の原型を留めており全国的に極めて希少。
※指定9号は指定が解除されています。





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