大円寺(東京都目黒区)は、江戸初期の元和年間に建てられた天台宗の寺。
本尊の清涼寺式釈迦如来像は、1193年(建久4年)に造られたもので、清涼寺式釈迦如来像としては最古の像。
人間の胎内と同じように絹や綿で作られた五蔵をもっていることから、生身(しょうじん)の釈迦像と呼ばれ、国の重要文化財に指定されている。
胎内に納入されていた札からは、1707年(宝永4年)当時に杉本寺にあったことが確認されている。また、『新編相模国風土記稿』には「釈迦堂の本尊は杉本寺に安置してある。」と書かれていることから、釈迦堂が廃絶した後、杉本寺に移され、現在は大円寺に安置されているということになるが定かではない。
また、一説には、扇ヶ谷にあった新清涼寺釈迦堂に安置されていた像が、大円寺に伝えられている像とする説もある。 |