鎌倉手帳(寺社散策)


鎌倉寺社巡り その4
安国論寺


編集:岡戸事務所
カスタム検索


〜鎌倉を知って鎌倉観光をより楽しく。〜







=立正安国論《安国論寺》=
(日蓮宗)

 安国論寺のある松葉ヶ谷は、日蓮が鎌倉に入って初めて庵を結んだ場所で、日蓮は約20年間を松葉ヶ谷で過ごした。
 安国論寺には、日蓮が修行したとする「御法窟」(または「日蓮岩屋」)があって、ここで『立正安国論』が書かれたとされる。
 熊王尊殿の脇の階段を上がると「富士見台」があり、日蓮が富士山に向って毎日法華経を唱えたと伝わる。
参考:鎌倉と日蓮

開山 日蓮
本尊 南無久遠実成本師釈迦牟尼仏



◎山門
 門前には、説法をしている日蓮を、広げた枝で日射しや雨から守ったいう老松(御傘松)があったという。

◎御小庵
 御法窟のある御小庵。『立正安国論』が書かれたとされる。
 日蓮は、「正しい法に従わなければ国がだめになる」という論文『立正安国論』を北条時頼の家臣宿谷光則を通じて幕府に提出した(1260年(文応元年)7月16日)。
 のちに宿谷光則は日蓮に帰依し、自邸に光則寺(長谷)を建てている。
 参考:

立正安国論(okadoのブログ)
北条時頼への挑戦状・・・日蓮の立正安国論(okadoのブログ)
正岡子規の歌碑・・・鎌倉:安国論寺(okadoのブログ)


◎熊王尊殿
 日蓮の従者「熊王」を祀ったのが「熊王尊殿」。歯の痛い人が詣でると痛みがなくなると伝えられている。

◎南面窟
 1260年(文応元年)、日蓮が草庵を焼き討ちされた折、白猿に導かれて最初に避難した場所とされる(松葉ヶ谷法難)。
 ここから、お猿畠の「法性寺」(逗子市)に逃れた。

松葉ヶ谷法難・・・鎌倉:妙法寺(okadoのブログ)
日蓮が避難した「お猿畠」〜逗子:法性寺〜(okadoのブログ)


◎日朗上人御荼毘所
 日蓮の弟子日朗は、「自分が最初に出家をし、黒髪を剃り落とした懐かしい松葉ヶ谷で荼毘に付してほしい。」と遺言したことから、ここで火葬され、お猿畠に葬られた。
日朗:日蓮の弟子(参考:光則寺

◎富士見台
 日蓮が毎日法華経を唱えたと伝わる「富士見台」からは、由比ヶ浜の海が一望できる。
  (参考:鎌倉の海 鎌倉:海の見える寺






安国論寺は、鎌倉でも指折りの花の寺。

◎妙法桜
 御小庵右手の桜は、日蓮の杖が根付いたとされるヤマザクラ(市原虎の尾)。
 さかさ木で直立には育たず横に広がる。八重でめしべ一本が杖の形をして外へ飛び出している。市天然記念物。
 参考:安国論寺の妙法桜

伝説の妙法桜(okadoのブログ)

◎カイドウ
 本堂前のカイドウ(海棠)は、鎌倉三カイドウの一つで市天然記念物。 参考:光則寺 妙本寺

◎サザンカ
 本堂左手のサザンカは、樹齢350年といわれる古木。江戸時代のツバキとの交配種と伝えられ、市天然記念物に指定されている。
 平成22年1月5日、住友林業が挿し木による増殖に成功したと報じられた。
 参考:安国論寺のサザンカ 鎌倉のサザンカ

安国論寺のサザンカ2011/11/26(okadoのブログ)


しゃくなげ サザンカ
桃(源平枝垂)と野点
モモの季節には、毎年、野点が行われている。
参考:安国論寺の源平枝垂桃

安国論寺の源平枝垂れ桃(okadoのブログ)
安国論寺の紅葉・黄葉2011/11/26(okadoのブログ)



◎化生窟
 日蓮が鎌倉に入ったときに寝泊まりした岩窟だといわれている。
◎御硯水
 日蓮が松葉ヶ谷に草庵を結んだときに、硯の水などに使用した井戸。
「御硯水」と「化生窟」は、安国論寺を出て山門左の道を進んで、額田記念病院裏の駐車場の奥。



〜北条時政の名越亭があったところ・・・?〜
 安国論寺のある地には、北条時政の屋敷あったといわれ(参考:北条時政邸跡)、比企能員が暗殺された地であるともいわれている(参考:比企氏の乱)。
 能員の末子能本は、四代将軍藤原(九条)頼経に頼んでこの地を譲り受け、一族の墓所としたという。妙本寺にある墓所は、のちに日朗が堂宇を営むときに移されたものともいわれている。

ツツジ
サクラ

安国論寺の枝垂れ桜(okadoのブログ)




大町大路の散策  松葉ヶ谷〜安国論寺と妙法寺〜


鎌倉の日蓮宗の寺   鎌倉のカイドウ   鎌倉の桜2008
鎌倉の紅葉・黄葉





安国論寺:鎌倉市大町4−4−18  0467(22)4825

鎌倉寺社巡り その4トップ

鎌倉手帳トップ
鎌倉検定のページ
(3級・2級・1級の問題と解説)
カスタム検索