鎌倉手帳(寺社散策)


鎌倉寺社巡り その4
慈恩寺跡
〜花咲地蔵:鎌倉大町〜


編集:岡戸事務所
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花咲地蔵
 大町花ヶ谷にあった慈恩寺は、足利尊氏の子直冬の菩提所だといわれている。
 境内には、数百種の草花が植えられ、四季を通じて絶えることなく花が咲いていたため、慈恩寺のあった谷を「花ヶ谷」と呼ぶようになった。円覚寺塔頭伝宗庵には、京都五山の僧侶がその勝景を賞した詩板が残されているという。
 慈恩寺は、1323年(元亨3年)にはその存在が確認されていることから、鎌倉時代後期には創建されていたものと考えられている。
 開山は桂堂士聞で、臨済宗の寺であったという説もあるが定かではない。
 大町の花ヶ谷の花咲地蔵尊は、慈恩寺の境内に祀られていたと伝えられている。


〜足利直冬〜

 足利直冬は尊氏の子として誕生する。母は越前局といったようである。
 しかし、尊氏からは認知されず、幼少の頃は東勝寺の小僧をしていたという。
 1327年(嘉暦2年)の生まれといわれていることから、新田義貞の鎌倉攻めのときには、6才前後だったと思われる。もしかすると東勝寺で鎌倉幕府滅亡のときを見ていたのかもしれない。
 のちに上洛。還俗して叔父足利直義の養子となり「直冬」と名乗った。観応の擾乱では、尊氏に敵対し、直義亡き後も反幕府勢力の一つとなった。
 1387年(嘉慶元年)に亡くなったというが詳しいことは不明。
 直冬の法号は「慈恩寺殿」だという。




 逆川に架けられた花咲橋を渡るとすぐに花咲地蔵がある。

鎌倉:花咲地蔵尊〜慈恩寺跡〜







大町大路の散策  大寶寺から逆川沿いを散策



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