鎌倉手帳(寺社散策)


鎌倉寺社巡り その6
成 就 院


編集:岡戸事務所
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=縁結びとアジサイの寺《成就院》=
(真言宗大覚寺派)

 弘法大師が100日間にわたって虚空蔵菩薩をまつる修行を行なった場所といわれ、1219年(承久元年)、三代執権北条泰時がこの寺を創建し、北条一族の繁栄を祈願したと伝えられている(創建は1221年(承久3年)という説もある。)。
 境内には聖徳太子1300年忌に際して建てられた八角堂や弘法大師像がある。
 参道の石段脇には、般若心経の文字数と同じ262株のアジサイが植えられ、明月院とともに「アジサイ寺」としてよく知られている。参道石段は、煩悩の数である108段。
 山門前からは、由比ヶ浜材木座海岸が一望できる。


山門前からの景色
鎌倉観音巡礼第21番札所(聖観世音)
鎌倉十三仏第13番札所(虚空蔵菩薩)
開山 弘法大師
開基 北条泰時(伝)
本尊 不動明王(縁結び不動明王)

成就院のアジサイ
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◎鎌倉七口 「極楽寺切通」
 現在の極楽寺切通は、その旧状を留めていないが、かつては、成就院の山門前を寺とほぼ同じ高さで通っていたという。
 古代の道は、稲村ヶ崎先端を通っていたと考えられ、その不便さを解消するため、極楽寺の開山忍性が切り開いたとされている。
 新田義貞の鎌倉攻めにおいては、成就院の裏山(霊山)を新田軍が押さえたことで、上からの攻撃を受けることなく鎌倉に入ることができた。この攻防戦が幕府の敗北を決定づけたともいわれる(参考:鎌倉七口)。 

アジサイ観賞で賑わう成就院の参道
鎌倉あじさい巡り
《極楽寺〜成就院〜御霊神社》


鎌倉:海の見える寺

◎文覚荒行像
 
成就院には「文覚上人荒行の像」が安置されている。彫刻家荻原守衛に影響を及ぼした像だという。写真は本堂前に置かれた模造品。
  参考:文覚上人屋敷跡 毘沙門堂(伊豆韮山) 怪僧文覚と源頼朝(okadoのブログ)


山門
夢殿(聖徳太子千三百年御忌記念に建立)

子安地蔵菩薩(子生石)
縁結び不動明王像(本尊御分身)

縁結び不動明王
 本尊の不動明王は、縁結びにご利益があるとして親しまれている。
 本堂前には本尊の御分身が安置され、パワースポットとして人気を集めている。

縁結び不動明王と龍の手水・・・鎌倉:成就院
子安地蔵菩薩と子生石〜鎌倉:成就院〜
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鎌倉あじさい巡り《極楽寺〜成就院〜御霊神社》
あじさい2009
鎌倉成就院のアジサイ(2011/06/12)








詳しくは写真をクリック
虚空蔵堂
 極楽寺坂(切通)下の虚空蔵堂は、成就院が管理している。
 本尊虚空蔵菩薩は行基作とされ、鎌倉時代には源頼朝の命により秘仏とされていた(35年に一度だけの開帳だった。)。
 「日本三虚空蔵」に数えられている。1月、5月、9月の13日に開帳される。
 ※鎌倉十三仏
参考:護摩焚き供養


鎌倉十井 「星ノ井」
 虚空蔵堂下にある「星ノ井」は、別名「星月ノ井」と呼ばれ、鎌倉十井の一つ。
 この辺りは山深く、うっそうと木々が繁り、昼でも暗かったため、井戸を覗くと星が輝いて見えたという伝説からこの名がある。
 行基が井戸から出てきた光り輝く石を虚空蔵菩薩の化身と思い、お堂を建て虚空蔵菩薩を祀ったのが現在の虚空蔵堂といわれる。
 明治時代には、井戸付近に茶店ができ、にぎわっていたという。大正時代には茶店はなくなったものの、通行人に水を売っていたたようだ。昭和に入り水道が普及したことからこのような光景は見られなくなった。


極楽寺切通 鎌倉の桜2011



鎌倉の真言宗の寺





成就院:鎌倉市極楽寺1−1−5  0467(22)3401

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