◎覚賢塔(多宝寺長老「覚賢」の五輪塔)
多宝寺長老「覚賢」の五輪塔。国の重要文化財に指定されている。
最近まで忍性の五輪塔と言われてきたが、昭和51年の修復のときに、内部からみつかった銅製の瓶器のひとつに「多宝寺覚賢長老遺骨也嘉元4年3月16日入滅」と彫られていたことから、1306年(嘉元4年)に入滅した覚賢の五輪塔であることが判明した。
高さ約3メートルの巨大な安山岩製の五輪塔で、極楽寺の忍性墓にも匹敵するほどの大きさである。覚賢が名僧であったことをしのばせるもので、多宝寺がいかに大きな寺であったかを想わせる。
覚賢塔の崖下一帯には、やぐら群が存在し、「多宝寺址やぐら群」と呼ばれている。 |