輪島塗の修理について

輪島塗・陶器などのひびがはいったり傷がついたりしたお椀などで困っていませんか
大切に使っていたものだから修理できればいいんだけど…
部分直しだけでも再び使用可能な状態になります。
総塗替することにより新品とかわらない状態になります。
お椀だけでなく様々な漆器の修理を承っています。
他産地の漆器及び陶器の金つぎ直しなども御相談下さい。

修理について

輪島塗の代表的な商品と言えば、お正月用品といえます。毎年、お正月前後には、お屠蘇や重箱、お椀などの修理の依頼があり、今までにかなりの種類、点数を手掛けておりますので、
修理に関しては絶対の自信を持っております。


見積もりや納期に関しては、まずはご連絡を
お椀やお盆の欠けや傷1つにしても、1つ1つの状態を見た上での見積もりをさせていただきます。直接説明をさせてもらい、納得いただいた上で修理に取り掛かります。
簡単なものでは3週間程度の納期からになるかと思います。気温や湿度により漆の状態は変わってくるので、漆が思った状態に塗りあがってくれないと塗り直しになる場合もありますので、少し余裕を持ってお待ちください。特に朱の色は毎回違った色身になりますので、継ぎがはっきり分かって嫌な場合は全面塗り替えをお勧めします。黒の場合も同じですが、朱に比べるとわかりにくいので部分修理でも十分な場合が多いです。同じ比率で合わせてもこれも気温や湿度が関係してきます。他産地の塗物に関しても同じように対応させていただきます。模様のついた商品に関しても対応させていただきます。


修理前:木地まで見えるほどの欠け 修理後:全面塗り替えました
修理前:お椀の上縁です 修理後:部分修理のあと、金縁だけやり直し
 

    


修理しても無駄に思えるものに関しては
正直にお伝えします

例えば他産地の漆器に関しては、木地と漆との密着度がどうしても輪島の本堅地と比べると弱いようで、触れば触るほど元の漆が剥がれることがあります。その状態で傷付いた部分だけを修理しても、再び継ぎしたところから新たな剥がれが生じてくることもあります。だからと言って、漆を全部落とし新たに全面塗り替えた場合、他産地のものでは新品を新たに買う方が安くつくことになる、という皮肉なことになってしまい、お互いに後味の悪い結果になってしまうこともあります。これだけは、状態を見ないと何ともお答えできないのですが、誠意を持って対応させて頂くことによって5代目忠平に至っていることで、信頼してご相談くださいませ。

陶器の金継ぎもできます

大事にしていた陶器の割れや、ひびを金継ぎで直します。
破片も大事に取っておいてください。