鎌倉手帳(寺社散策)

鎌倉原産の桐ヶ谷
〜御車返し〜

岡戸事務所
編集:岡戸秀仁







鎌倉桜桐ヶ谷


 鎌倉桜(桐ヶ谷桜)は、材木座の桐ヶ谷が原産といわれる桜。

 母種は伊豆大島の大島桜。

 大島桜は成長が早く、薪として使用されたことから「薪桜」(たきぎざくら)とも呼ばれ、伊豆半島、三浦半島、房総半島などに自生する大島桜は、薪にするために持ち込まれたものと言われています。

 1232年(貞永元年)、鎌倉の材木座には和賀江嶋が築港され、多くの出船入船で賑わっていたそうです。

 そんな材木座にも大島桜が持ち込まれ、その増殖の過程で誕生したの「桐ヶ谷」(きりがや)なのだとか(突然変異種)。

 『新編相模国風土記稿』には・・・

 「世に桐谷と称する桜の一種あり。もと此地に産せしと云ふ」

 とあるようです。

 室町時代には、足利尊氏によって京都御所の左近の桜として植えられたと伝えられています。


鎌倉桜桐ヶ谷

 通常、桜の花びらは5枚ですが、桐ヶ谷は5枚から8枚ほどの花が混生しています。

 後水尾天皇は、この桜は八重なのか一重なのかを確かめるために御車を返したのだといいます。

 また、御車を返してその美しさを楽しんだとも。

 そのため「桐ヶ谷」は「御車返し」(みくるまがえし)とも呼ばれています。


鎌倉桜桐ヶ谷


写真はフラワーセンター大船植物園の桐ヶ谷。



八重一重咲分桜(御車返し)
極楽寺
鎌倉桜桐ヶ谷
鶴岡八幡宮

 極楽寺には北条時宗のお手植えと伝えられる古木があります。

 鶴岡八幡宮の源氏池畔には平成28年に植樹されています。



〜もう一つの鎌倉原産の桜〜

普賢象
普賢象

 材木座の普賢山で生まれたという八重桜。


写真はフラワーセンター大船植物園の普賢象。







鎌倉の桜情報


桜:開花・見頃情報
2019鎌倉の桜:開花・見頃情報


鎌倉:伝説の桜

玉縄桜



大きい地図を見るには・・・
右上のフルスクリーンをクリック。






鎌倉手帳
(鎌倉情報トップ)

鎌倉アジサイの名所 2018鎌倉アジサイ情報
夏だ!休みだ!鎌倉だ! 鎌倉夏まつり