鎌倉手帳(寺社散策)

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歴史めぐり源頼朝
〜伊東祐親の娘八重姫との恋〜







 いつ頃の事なのかは定かではありませんが、伊豆国で流人生活を送っていた源頼朝は、監視役だった伊東祐親が在京のときに、祐親の娘八重姫と結ばれ、千鶴丸という男子をもうけたといいます。

 しかし、京から戻り、そのことを知った祐親は激怒して千鶴丸を殺害し、八重姫を江間小四郎に嫁がせ、さらに頼朝を殺そうと計画したそうです。

 祐親の次男祐清からそのことを聞いた頼朝走湯権現(伊豆山権現)に逃れて助かったと伝えられています。


伊東市・音無神社
音無神社
(静岡県伊東市)
伊東市・日暮神社
日暮神社
(静岡県伊東市)


 頼朝と八重姫は、おとなしの森で密会を繰り返していたと伝えられています。

 その場所に建てられているのが音無神社

 裏手を流れる音無川(松川)の対岸には、日暮神社があって、頼朝が八重姫に会うために日暮れを待った場所と伝えられています。





『吾妻鏡』には・・・

 頼朝の流人時代の史料は残されていないため、二人の恋については伝承の域を出ませんが、『吾妻鏡』には・・・

 「1175年(安元元年)、伊東祐親が頼朝を殺そうとし、祐親の次男祐清がそのことを頼朝に教えたため走湯権現に逃れることができた」

 と記されています。

 祐清は頼朝の乳母比企禅尼の娘を妻としていました。


熱海:一杯水
一杯水
(静岡県熱海市)
熱海:今宮神社
今宮神社
(静岡県熱海市)

 熱海市の一杯水祐親の追手から逃れ走湯権現に向かう途中の頼朝が喉の渇きを潤した井戸と伝えられ、今宮神社は開運を祈願した神社と伝えられています。



〜八重姫の悲しい最期〜

伊豆の国市・真珠院八重姫御堂
真珠院八重姫御堂
(静岡県伊豆の国市)

 伊豆の国市には、八重姫を祀る御堂があります。

 父祐親に頼朝との仲を引き裂かれた八重姫でしたが、頼朝のことを忘れることができず、密かに伊東館を抜け出して、頼朝のいる北条館を訪れたのだといいます。

 しかし、その時、頼朝北条時政の娘政子と恋仲になっていました。

 帰ることもできない八重姫は、真珠ヶ淵に身を投げたのだと伝えられています。




伊豆国流罪

工藤祐経が河津祐泰を殺害



源頼朝









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編集:岡戸事務所

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