5.ディオンを見に行こう

 面白いことに予想だにしなかったディオンがなぜか候補に上がってきました。でもディオンは今の
時点では特に秀でたところがあって生き残った訳ではなく、他のライバルが自滅しただけであって、
何一つ頑張ってません(なにを?)。
実はこの時点ではディオンというクルマのこと、あまりにも何も知らなかったのです。
 ちょっと前に室井滋がCMしてたのと、同じマンションの駐車場に一台停まっている・・・というくらい。
実はよくよく調べるまでエンジンが何CCかすらよく知りませんでした。
その後、本格的にDionを対抗馬に育てるため三菱のディーラーに足を運ぼうと思いました。

・・・・・・ところで三菱ってどこにあったっけ・・・・・・・・

 これまで三菱のクルマにのったことがあるわけではないし、TOYOTAほど町にディーラーがあるわけ
ではないので、最初はお店探しからです。タウンページでもっとも近いディーラーを探しました。
 幸い近くに一件あったので、早速下見に。そこには真っ赤なランエボと目当てのDionが鎮座して
いました。グレードはエクシード。色はゴールド。ディーラーに出向く前に一通りグレードや価格帯について
は勉強していきました。
 早速運転席に乗り込んでみる。なかなか視界が広くいい感じ。視点も高くこれまでのイプー
と比べても大した違和感はない。なによりブラウンの内装色も手伝って室内がものすごく広く感じました。
 最初のインパクトは1BOX派生ミニバンと比較しても遜色ない広々感。本当にウィッシュよりも10cm
も短いとはにわかには信じ難い印象です。室内長やヘッドクリアランスなど、カタログスペック的な寸法
はウィッシュの方が勝っているにも関わらず、断然ウィッシュより広く感じました。
 思えばこの時の印象がすべてのポイントだったような気がします。

6.ディオンの見積もりをとる

 件の三菱のディーラーでは見積もりをとりませんでした。というのも兄が仕事の関係で三菱自とおつきあい
があり、「三菱を買うときは相談しろ」といわれていたから。実際兄もここ最近の二台はパジェロ、グランディス
と乗り継いでいます。早速電話でディオンを考えている旨を伝えると程なく兄の紹介の三菱自担当者から在庫車
を中心とした、比較的値引きの大きそうなものをピックアップして見積もりをいただきました。
 最初にいただいた見積もりのグレードは「VIE−X」。雑誌等には売れ筋と評されている人気グレードです。
さすがに下取り額は先に提示されたVISTA程ではありませんが、それを補ってあまりある大幅値引き
かなりグラついてきました。もともとこのグレードはお値ごろなので、とっても予算的には助かります。
 「ナビとかつけちゃおうかな」とか余計な色気がでてきます。
しかし、問題がないわけではありません。在庫車ゆえに色などメーカーオプション的なものは一切選べぬという
こと。これは納車待ちのウィッシュと比べ明らかに不利な要素でした。
 ちなみにこのVIE−Xの色は「ライトグリーンパール」・・・とかけばカッコはいいですがいわゆる緑です。
ちょうどこのページの背景みたいな感じ。明らかに自分の好みとは対極にありました(乗ってる方すみません(汗))。
また、このVIE系の内装はお店にあった「EXCEED」系のとちがいグレー系。たぶん印象が前見たのブラウンと少し
違うかもしれません。
 そんなわけで営業さんにはこのクルマのNGを出し、別の色がないか探してもらうことに。次に出てきたのが
白の「エクシード」。結局このクルマが愛車になるわけですが、有料色の白だったり、もう一つ上のグレードからしか付か
ない「ディスチャージヘッドランプ」のメーカオプションがついていたりするので、その分基本価格ががアップしてしまい
、ちょっと最初の見積もりを見たあとだと「高い」と思いました。それでも大きく値引いてくれているはずなのですが。
 これでは安さをアドバンテージにしてウィッシュの対抗馬にできない・・・・ん?まてよ。ウィッシュのグレードを上げて
価格をそろえてみようか・・・。というわけで、当初の商談していたウィッシュを「1.8X」から「1.8X−S」にバージョン
アップしました。持ち出し価格はDionのエクシードとまったく同じ!。しかも「S」にすることによってウィッシュにも
ディスチャージが着き、装備的にも似てきた。いい感じ・・・・・・・ってなんかまんまとTOYOTAの術中に嵌っている

7.家族と見に行こう

 その日はVISTAの担当者から先日お願いした「X-Sパッケージ」の見積もりができた、と連絡があったので、
まだ実車を見たことのない妻と二人の子どもを連れ、VISTA店へいこうとしていました。
この時点では私はまだ7割方ウィッシュに傾いていたので、妻にもその方向でプレゼンしようと思っていました。
 道すがら、妻が「先にディオンも見たい」というので、途中で偶然発見したコルト店へ。そこには1.8TURBO
がおいてありました。色は黒。先日みた「EXCEED」とずいぶん雰囲気が違うものです。TURBO系の内装色は
黒くて引き締まった感じ。カッコはとってもいいのですが、「EXCEED」のブラウン内装による「広々感」や、木目調
インパネ周りによる「ゴージャス感」の恩恵には一歩譲る感を受けました(TURBO系も木目インパネは採用して
いるが色が違う)。そう感じてしまうあたり、自分の「オッサン度」が日増しに強くなっていることが自覚できます。
 一昔前には木目調のクルマなんか見向きもしなかったのに・・・・。妻はDionをしっかり見るのはこのTURBO
が初めて。クルマを運転しない妻は中をいじくりまわしたり座ってみたりとかしかしないが、感想を聞くとどうやら
「可も無く不可も無い」感じとのこと。中の広さは感じたようだが大してビビッっとくるものはなかったようです。
 その後いよいよ本命(だと思っていた)ウィッシュを見にVISTAへ。家族連れの僕を見て、勝ち誇ったように
出迎える営業マン。早速、購入希望グレード、「X−S」のホワイトのところへ家族を連れて行き皆で品定め。

ところが・・・・

 妻の反応が思ったより良くありません。中が「狭い」というのです。
カタログスペックでは他のライバルよりどの数値も上回っているはずなので、そんなはずは無いのですが。
今乗っているイプのほうがよっぽど広いと感じるらしいです。どうやらすべては内装色のイメージのようです。
 ウィッシュの内装は全グレード今ばやりの黒系で、スポーティー感を訴求しています。その「タイト」さを
演出する内装が反面「圧迫感」となってしまったようです。シートの硬さや生地も評論家先生によると「硬くて
かっちりして良い」ってことにもなるのでしょうが、うちの妻のように運転もせず後部座席が指定席で車にのった
ら「くつろぐもの」と思っているタイプには、「ふわふわ、明るい」内装が良しとされるのでしょう。あまりにも三列目
を意識しすぎて、セカンドのスライドがスポイル気味なのもセカンドが指定席の妻には悪印象でした。
 この様子にはVISTAの営業マンも青くなりました。正直ベースでディオンも検討していることも話していたか
らです。帰りには私じゃなく妻に向かって「奥さんよろしくお願いしま〜す!」と叫んでいました。

8.そして・・・決着へ

 VISTAからの帰り道、本当に自分でもどうしていいかわからなくなりました。これまで家を買うにしても子どもの
名づけにしても、ひととおり自分で決めていましたが、結婚以来初めて本気で妻と相談していました。
自分自身、あれほどウィッシュに傾いていたのに、どこかに引っかかっていたDionの「広々」「ゴージャス」という
魅力に妻が後押しをし、結局五分五分のところでのせめぎあいになりました。スタイリングではウィッシュの圧勝
かと思います。そりゃそうです。片やTOYOTAの意地が詰まった最新型。片やMC後とはいえ既に一回目の車検
が入ってこようかという三年前のデザイン。多少の古さは随所に感じられます。しかし、ウィッシュも間もなく
2000がでます。特別仕様車もでるでしょう。そうなると今買っちゃうのはちょっと早計かも。だってくやしいじゃん。
その点、ディオンのような三年くらいたった車はユーザの意見も反映したMCが既に行われているし、細かい点も
改良されているという意味ではクルマとしては熟成している気もします。古いとかモデル末期というクルマにはそう
いう良さがあります。
 もうどっちに転んでも後悔しないと思いましたが、最後に妻にディオンの検討グレードのエクシードを見せてやりた
いと思い、一番最初に訪ねた三菱ディーラーにいきました。そこには相変わらずゴールドのエクシードが置いてあり
ましたが、その内装を見たとたん、妻が「このクルマは広い!」と別の店でみたTURBOのときとは全く違う反応を
見せました。いたく気に入ったようです。

 ここですべて決定しました。妻もウィッシュのスタイルのかっこよさは認めていましたが、やはりクルマは外から見る
より中から見ている時間の方が長い
、というなんとももっともらしいコジツケのもとに、私もついに決心しました。
三菱の営業マンに例のエクシード白の在庫車を押さえてもらい、VISTAにはお断りをいれました。ここでVISTAが
一あがきしてくれればどうなるかわかりませんでしたが、そこは横綱相撲の自信からか、それ以上の値引き・サービス
等を引き出すにはいたらず、そのままDionの契約書を交わす運びとなりました。

 こうなったらあとはウィッシュの悪いところとDionのいいところしか考えないようにしなくては(笑)。Dionのスタイリング
もよく見たら「プチアストロみたいでかっこいいじゃん!」とか。

 納車は来月。まだちょっと先。納車・乗り出しインプレッションは次号(?)にて!

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