はっくる物語11


 私が最初に使ったラインはダブルテーパー(DT)のフローティングラインでした。 今も同じメーカーの#6のダブルテ−パ−ラインを使っています。その間いろいろなラインを使いました。 ウエイトフォワード(WF)、シューティングヘッド(ST)、シングルテーパー、そしてレベルライン(L)。 最近フライをやっている人で、レベルラインは、シューティングラインの後ろに付けるランニングラインでしか、使った事がある人はいないと思います。

 フライをやりはじめの頃、練習する過程で、釣り具やの親父に「どうせ売れないから、あげるよ」といわれて#6のレベルラインを使った事があります。

 リーダーは普通のミチ糸を付けていました。 距離を出すのにも向いていませんでし、実際の釣りには、ほとんど使いませんでしたが、なかなかソフトにターンオーバーさせる事が難しいラインでした。 ラインにフォールを使ってやるシュートキャスティングでは、きれいにターンオーバーさせる事も難しく、とてもソフトプレゼンテーションは、期待する方が無理と言うもので、ある程度の長さのラインをあらかじめ出しておいて、ノーフォールキャストによってコントロールすると、少しはマシかなと言う程度の使い方だったと思います。

 練習していると、つくづくテーパーラインのありがたみを感じました。 もっとも、そのおかげで遠投とかラインスピードに囚われずに、飛行するラインの力とか、ターンオーバーのコントロールを重視して練習するようになりました。 そういった意味では、リーダーやラインの組み合わせを越えて、#9〜12くらいのとてもヘビーなラインでも、チョークストリームなどで魚を脅かすことなく釣りをするだけのラインコントロールができるようになったと思います。

 もっとも、ふだんは#6を使っているわけですから#7以上のラインやロッドは使う事はないわけですが、一時期は色々な事をやっていました。 レベルラインを、使ってみた結果わかったことは、その昔テーパーラインを考えた人は、非常にエライと思いました。

 いささかクダラナイ結論でしたが、それほどレベルラインの扱いにくさは、群を抜い ていると思いました。


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