今は、アップアイの大きめのフライを使っています。 小さめのパラシュートフライを使っている仲間達にも使うのを勧めています。 最初は「何だそのフライは?」という顔つきをしていますが、一旦使いだすと止められない程ハマッてしまうようです。
私が、使うきっかけになったのは、フライをやってしばらくしたころ、小平さんから、英国人の巻いたメイフライパターンのドライフライを貰ったことです。 きたない色のダサいフライでした。 でも、そういうフライを使って釣りをすれば、英国スタイルの釣りになると、その頃は思っていました。
だんだんと使っていくうちに決定的な違いに気付きました。 スタンダードフライとパラシュートフライではラインコントロールの仕方が多少違うのですが、貰ったフライの場合、キャスティング中にラインコントロールを変える事によって、フライに色々な表情をつけて飛ばすことが容易にできるのです。
「なあんだ、そんなことか」と思っている人もいるでしょうが、パラシュートフライの場合、構造上、上から下に落とす事を意識して作られていて、フライの作り方でフライ自身の落ち方をコントロールすると思われます。 だとすれば、フライの巻き方やサイズによって道具やキャスティングの仕方を、それに見合った、より専門的なやりかたに変えなければならないでしょう。
自分の経験からいえば、HARDYのContinental Specialのような一定のリズムで、ほぼ決まった位置でループができるロッドで、シューティングキャストのような、ある程度、高い位置でラインとリーダーを延ばしてからフライを落とすようなキャスティングでした。 慣れてしまうと、イージーな釣りができます。
しかしながら、魚がフライの落ちるスピードに慣れてくると、やがて食い渋り、サイズを小さくしていかないと、だんだんと釣れ難くなってきました。
パラシュートフライを使っている数人の友人に話を聞いてみると、使っているフライサイズは#16以下でないと魚の出方も悪くて、出ても合わせを早くしなければ掛からなくなってきたそうです。
それに風が強い時などは、キャスティングコントロールできる幅が狭い分、パラシュートフライ本来の使い方は出来ないそうです。 最近はその傾向がますます強くなってきたそうです。
ものは試しに、私のフライを使ったら、フライサイズが大きい(#10)のに、結構、魚が釣れたそうです。 それ以来、大きいスタンダードパターンも使っているようですが、友人達のパラシュートフライに対するこだわりは、捨てきれないようです。
だからといって、スタンダードパターンの方が優れているという事では決してありません。 ただ私の経験から、スタンダードパターンのフライの方が、より明確に自分の意志を伝えやすいと思っただけです。
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