ここでは、ダイナビー(パワーボール)のチューンナップ・改造・高回転をだすための回し方などを公開していきます。

カクテル?(No.5)

No.3で、GUNBOY型・ROSSI型という回し方をあげましたが、先日KINGKAZさんより新しい回し方が提案されました。その回し方とは、ダイナビーを両手で回すというものでした。その後、規格制定委員のROSSIさんと改良をした結果、ダイナビーを両手で包み込むように持ち、カクテルをシェイクする要領で回すと比較的高回転がだせることがわかりました。実際に私とROSSIさんは11000rpmオーバーを記録しました。
この回し方だと、両手でダイナビーを持つので、握力のない人でも高回転を記録することが可能なのではないでしょうか?
今後、この回し方(カクテル)を含む、自由な回し方による競技「ハイスピード(自由形)」も行っていきたいと思います。

光るカウンター付き[PB-188LC?](No.4)

発光ダイオードタイプのパワーボールPB-188Lに回転計をつけてみました。
PB-188Lのローターにも磁石が埋め込まれているため、PB-188Cの回転計を取り付けるだけで、『光るカウンター付きパワーボール』ができあがります。
これさえもっていれば、夜の巷で人気者になれます。(ね。むろいさん?)

しかし、PB-188Lはローターに発光ダイオードと基板と軸部分に大きな磁石があるために、PB-188Cのローターよりも重くなっています。そのため非常にまわしづらく感じます。試しに回してみたところ10000rpmには達しませんでした。
PB-188Cに付いているカウンターは、単体でも売っているようです。(でも、どこに売っているんでしょう?)メーカーのNanoSecondのHPには載っているのですが・・・

回転数の限界(No.3)

ここ最近、ハイスピードの記録が伸び悩んでいます。我々会員の精進がたりないのか、それともダイナビーそのものの限界なのか?
まあ、パワーボールの箱の写真を見る限り、「回転数の限界」にはまだ達していないと思われます。(やはり精進不足ですね。)
では、どうやって記録を伸ばすか?それはやっぱり「回し方」ではないでしょうか?ダイナビー協会では、スタンダード型・ROSSI型・GUNBOY型と言われる回し方があり、特にROSSI型と呼ばれる回し方に注目しています。
事実、ハイスピード記録保持者(ダイナビー協会公認記録)であるROSSIさんがこの回し方の第一人者であり、この私もこの回し方で、ハイスピード(左手)11000rpmオーバーを記録しました。
みなさんも、この「ROSSI型」で記録に挑戦してみてください。
なお、回し方の詳細については後日報告します。

ダイナビーの回転数測定(No.2)

会員No.19 Metaさんからの報告です。

概要
回転計付のパワーボールは1700円も高く、また売っている店も少ない事から入手も難しくなります。そこで、回転計付が入手できなかった人の為に簡単に出来る回転速度測定法を紹介します。原理は簡単、コイルの中で磁石が動けば電気が起きると言うアレです。パワーボールの回転体には磁石が埋め込まれており、巻きつけた導線に発生する交流電圧の周波数、または周期から回転数がわかると言うものです。

材料の準備
7芯程度の単線(プラモデルのモータのリード線ほどの細い電線)を3m程度とマイクロホン入力端子に接続する為のミニジャック、ビニールテープ類を少々準備してください。コイル部分はエナメル線でもOKですが、引き出し線の部分は動くのでエナメルの剥がれが心配です。他に必要な物は周波数、又は周期を測る道具です。Audio入力付パソコンを持っていれば、Waveファイル録音ソフト(周波数または周期が測定できるもの)を準備してください。フリーソフトでOKです。


製作
パワーボールの胴の部分(黒いゴムのグリップ部分)に単線を10週程度巻きつける。回転体が回転するとコイルを横切る様にする訳です。電線がほどけない様にテープで固定してください。コイルをマイクロフォン入力端子に接続するためにコネクタを接続してください。普通はモノラルのミニフラグだと思います。振り回す事になるので接続はしっかり行ってください。

測定原理
パワーボールの回転部分には磁石が埋め込まれています。(内側の鉛リングにバランス調整の窪みがあるあたり)ホワイトボードに使うマグネットを近つけると1回転当たり1回の反発または吸引力を感じることができます。パワーボール本体の周りに巻いたコイルに対して1回転毎に磁石が往復することで回転数に応じた交流電圧が発生します。(6000rpmで3mV程度)
この交流電圧の周波数を読み取り、1分当たりの回転数を求めます。たとえば100Hzの場合は1秒で100回転しているので60倍して6000rpm。また周期が10msならば60000ms/10ms=6000rpmとなります。

測定方法
コイルをマイク入力に接続します。パソコンで録音ソフトを起動します。パワーボールを回します。録音スタートします。頑張ります。録音停止します。一番早くなった部分の周期、または周波数を求めます。回転数を計算します。周期を調べる時は10周期分の時間を読み、1/10すると読みやすいでしょう。電卓はパソコンに入っていますよね。

参考
YAMAHAのホームページからTWEと言うWAVE録音のフリーソフトが入手できます。
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl/index.html
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl/sw1kxg.html
Mac用TWEWin用はみつかりませんでした。でもあるはず。

※これと似たような測定法は、「ダイナビーの力学」というページでも紹介されていますが、これはMetaさんが独自に考えたものです。今度機会があれば実験してみたいですね。

ダイナビーの寿命(No.1)

ダイナビーの寿命は意外と短いようです。個体差があるので一概には言えませんが、早いものでは1ヶ月から2ヶ月ぐらいでしょうか。とは言っても10000rpm以上の高回転で毎日2時間ぐらい回したらの話でしょうけど・・・
でも、購入後1週間(いちばん回している期間)ぐらいするとガタつきが気になってくると思います。
それに音も大きくなってくると思います。でも、それくらいではまだまだ寿命ではありません。本当に寿命がきたときは、回らなく(回しづらい)なってきます。原因は、ケースの赤道部分の溝に軸(金属製)と溝(プラスチック製)の摩擦によるカスが付着して摩擦が大きくなるためと思われます。