2006年1−2月 採集画像日誌




1月1日  Gordes, Provence/a la maison

[ゴルドの街] 年末に南仏を旅行したが、昆虫探索の機会はなかった。画像はプロバンスのGordesの街

[セミのマグネット] プロバンス土産。プロバンスではセミは幸福を呼ぶシンボルだそうだ


1月8日  A la maison

[お散歩ネット1] 昨年の東京出張時に買ってきた「お散歩ネット」。まだ使っていない

[お散歩ネット2] 開いてみたら、閉じ方が分からなくなってしまった


1月15日  Bois de Boulogne

[ブローニュの森] 冬場のブローニュの森へ短時間の散策へ

[木の芽] 冬の真っ最中。春の準備は見られても、春が来るのはまだ遠い

[ドングリ] 樹皮にドングリが挟まっている。誰か人間の仕業? それとも動物?

[パラレリ幼虫] 目に付いた朽ち木を割ると、お定まりのパラレリ幼虫

[朽ちた切り株] 歩道端に太い切り株が。中にはいかにもパラレリが詰まっていそう

[ハナムグリ] 別の細い朽ち木には、小さなハナムグリ(Valgus hemipterus)の成虫

[ブナの木] ブローニュの森には、案外とブナの木が多い

[落ち枝] しかし、コルリはさすがにいそうにない

[森の様子] そういえば、この森でオサムシやセンチコガネを見たことがない。不思議な気がする


1月29日  Bois d' Arcy (15km west of Paris)

[アルシーの森1] 娘の用事でパリ郊外へ。以前立ち寄ったことのある森は今日は雪化粧していた

[コルリ産卵痕] 何かいないかと散策すると、なんと、コルリの産卵痕が見つかった

[林の様子] ここはカシワ(ナラ)とクリの混成林。こんなところにもコルリはいるのか

[落ち枝1] コルリが本当にいるのか、とりあえず探してみよう

[コルリ幼虫1] 凍っている材を削ると、ほどなく幼虫が出た。間違いなくコルリだろう

[雪上の鳥の足跡] 雪の上に残された鳥の足跡

[落ち枝2] この落ち枝にもコルリがいそう。成虫が見つからないものか

[コルリ幼虫2] 残念ながらまた幼虫。それにしても、ブナ林でなくてもコルリは生息しているのだ

[崖崩し] オサムシ掘りに見よう見まねでトライするも、ダメだった

[アルシーの森2] 結局いろいろ試すもオサムシは見つからず。でもコルリ発見は予期せぬ成果だった


2月5日(午前)  Bois de Boulogne

[ブローニュの森1] コルリは果たしてBoulogneの森にもいるのだろうか

[落ち枝] 寒い中を2時間、本気になって探してみる

[甲虫の脱出孔] コルリの脱出孔に似ているが、違う。そもそも産卵痕が全く見つからない

[ブローニュの森2] 森全体が乾燥気味で、コルリはちょっと難しそうな気がする


2月5日(午後)  Meudon (5km south west of Paris)

[ムドンの森の標識] それでは、パリから最も近いコルリ生息地はどこか?

[ムドンの森1] パリ外縁から5kmのMeudon(ムドン)の森は、カシワ・クリ・ブナ等の混成林だ

[ムドンの森2] 落ち枝は豊富なのに、探せど探せどコルリの産卵痕は見つからない

[シデムシ] 朽ち木の中に越冬中の小さなシデムシが見つかった。頭がうつむいている

[ムドンの森3] 成果なしに1時間半経過。埒が開かないので、大きな池のそばへ場所を変えてみる

[落ち葉] カシワとクリとブナが混在した落ち葉

[産卵痕?] 今日初めて見つけたコルリの産卵痕・・・・・・なのだろうか? び、微妙だ・・・

[コルリ♂蛹室1] 試しに割ってみると、なんと、出ちゃったよ !?

[コルリ♂1] 緑色のコルリ♂だ(フラッシュ撮影のため色が不鮮明なのが残念)

[コルリ♂蛹室2] 同じ材から、また出た・・・

[コルリ♂2] やはり緑色の♂。藍色でないのは、地域的な特徴か?

[コルリ♀蛹室] 幼虫も見ないのに、また成虫・・・

[コルリ♀] こんどは、脚も腹部も赤い♀

[今日の採集果] 本日の成果:自宅から車で20分(!)の距離にコルリの生息地を確認

[パリ近郊の地図] Meudonの森は、地図の左下を参照(ヴェルサイユよりも近い)


2月11日  Meudon (5km south west of Paris)

[ムドンの森1] ムドンの森に、朝の1時間だけ散策

[ムドンの森2] 寒い、寒い。霜だらけで材も凍っている

[材] コルリの産卵痕か? 食痕らしきものはあったが、残念ながら何も見つからず


2月12日  Meudon (5km south west of Paris)

[ムドンの森1] ムドンの森の探索を続行。コルリはどのくらい濃いのか

[ムドンの森2] 落ち枝の産卵痕を求めて歩き回る。結構腰に来て疲れるー

[ムドンの森3] どうやら先週のコルリ成虫採集は、単なるラッキーパンチだったようだ

[コメツキムシ] ちょっと休んで太い赤枯れ材を割ってみると、小さな黒いコメツキが出た

[コルリ産卵痕] 2時間以上経過して、よーうやく発見。まだ新しい産卵痕だ

[コルリ幼虫] 幼虫しか出ないのが分かってはいても、つい記念写真。まだ初令か2令

[ムドンの森4] どうやらコルリは相当薄いようだ。都会近くだから仕方ないだろう

[ロバの隊列] 子供のロバ乗りの隊列。人も結構多いし、コルリの生息地としては限界か


2月18日  Delhi, India

[フマユーン廟] 出張でトルコ、インドに行ってきたが、昆虫に接する機会は残念ながらなかった


2月23日  Musee d'Orsay, Paris

[落穂拾い] 休みを取ったものの天気が悪く寒いので、久しぶりにオルセー美術館へ

[蝶々採り] 印象派の中でモリゾという画家の蝶々採りの絵があった。今日唯一の虫ネタ


2月25日  Paris 6e

[デロール社の店1] 標本箱で有名なデロール社の本店の場所がようやく分かり、早速訪問

[デロールの店内] 昆虫の部屋には標本箱が多数並べてある。客も結構多い

[標本箱1] 甲虫の標本箱にはこんなのや、

[標本箱2] こんなのがあるが、やはり外国の美麗系ばかりでフランス産のものは目立たない

[アトラス解体標本] ちょっとした小さな博物館という感じだ


2月26日  Bois d'Arcy (15km west of Paris)

[Arcyの森] ヴェルサイユ郊外。次女の用事の時間待ちに短時間だけ森へ

[冬枯れの森] ここはブナが少ない森。気温は氷点下1.5-2℃。手袋を忘れたので、寒い寒い

[コルリ産卵痕] 何とかコルリの産卵痕を見つけた。新しいので、削っても幼虫だけだろう

[コルリ幼虫] 他の材も、残念ながら幼虫のみ。次女から呼び出しの電話があり、時間切れ