1月1日 Gordes, Provence/a la maison
年末に南仏を旅行したが、昆虫探索の機会はなかった。画像はプロバンスのGordesの街
プロバンス土産。プロバンスではセミは幸福を呼ぶシンボルだそうだ
1月8日 A la maison
昨年の東京出張時に買ってきた「お散歩ネット」。まだ使っていない
開いてみたら、閉じ方が分からなくなってしまった
1月15日 Bois de Boulogne
冬場のブローニュの森へ短時間の散策へ
冬の真っ最中。春の準備は見られても、春が来るのはまだ遠い
樹皮にドングリが挟まっている。誰か人間の仕業? それとも動物?
目に付いた朽ち木を割ると、お定まりのパラレリ幼虫
歩道端に太い切り株が。中にはいかにもパラレリが詰まっていそう
別の細い朽ち木には、小さなハナムグリ(Valgus hemipterus)の成虫
ブローニュの森には、案外とブナの木が多い
しかし、コルリはさすがにいそうにない
そういえば、この森でオサムシやセンチコガネを見たことがない。不思議な気がする
1月29日 Bois d' Arcy (15km west of Paris)
娘の用事でパリ郊外へ。以前立ち寄ったことのある森は今日は雪化粧していた
何かいないかと散策すると、なんと、コルリの産卵痕が見つかった
ここはカシワ(ナラ)とクリの混成林。こんなところにもコルリはいるのか
コルリが本当にいるのか、とりあえず探してみよう
凍っている材を削ると、ほどなく幼虫が出た。間違いなくコルリだろう
雪の上に残された鳥の足跡
この落ち枝にもコルリがいそう。成虫が見つからないものか
残念ながらまた幼虫。それにしても、ブナ林でなくてもコルリは生息しているのだ
オサムシ掘りに見よう見まねでトライするも、ダメだった
結局いろいろ試すもオサムシは見つからず。でもコルリ発見は予期せぬ成果だった
2月5日(午前) Bois de Boulogne
コルリは果たしてBoulogneの森にもいるのだろうか
寒い中を2時間、本気になって探してみる
コルリの脱出孔に似ているが、違う。そもそも産卵痕が全く見つからない
森全体が乾燥気味で、コルリはちょっと難しそうな気がする
2月5日(午後) Meudon (5km south west of Paris)
それでは、パリから最も近いコルリ生息地はどこか?
パリ外縁から5kmのMeudon(ムドン)の森は、カシワ・クリ・ブナ等の混成林だ
落ち枝は豊富なのに、探せど探せどコルリの産卵痕は見つからない
朽ち木の中に越冬中の小さなシデムシが見つかった。頭がうつむいている
成果なしに1時間半経過。埒が開かないので、大きな池のそばへ場所を変えてみる
カシワとクリとブナが混在した落ち葉
今日初めて見つけたコルリの産卵痕・・・・・・なのだろうか? び、微妙だ・・・
試しに割ってみると、なんと、出ちゃったよ !?
緑色のコルリ♂だ(フラッシュ撮影のため色が不鮮明なのが残念)
同じ材から、また出た・・・
やはり緑色の♂。藍色でないのは、地域的な特徴か?
幼虫も見ないのに、また成虫・・・
こんどは、脚も腹部も赤い♀
本日の成果:自宅から車で20分(!)の距離にコルリの生息地を確認
Meudonの森は、地図の左下を参照(ヴェルサイユよりも近い)
2月11日 Meudon (5km south west of Paris)
ムドンの森に、朝の1時間だけ散策
寒い、寒い。霜だらけで材も凍っている
コルリの産卵痕か? 食痕らしきものはあったが、残念ながら何も見つからず
2月12日 Meudon (5km south west of Paris)
ムドンの森の探索を続行。コルリはどのくらい濃いのか
落ち枝の産卵痕を求めて歩き回る。結構腰に来て疲れるー
どうやら先週のコルリ成虫採集は、単なるラッキーパンチだったようだ
ちょっと休んで太い赤枯れ材を割ってみると、小さな黒いコメツキが出た
2時間以上経過して、よーうやく発見。まだ新しい産卵痕だ
幼虫しか出ないのが分かってはいても、つい記念写真。まだ初令か2令
どうやらコルリは相当薄いようだ。都会近くだから仕方ないだろう
子供のロバ乗りの隊列。人も結構多いし、コルリの生息地としては限界か
2月18日 Delhi, India
出張でトルコ、インドに行ってきたが、昆虫に接する機会は残念ながらなかった
2月23日 Musee d'Orsay, Paris
休みを取ったものの天気が悪く寒いので、久しぶりにオルセー美術館へ
印象派の中でモリゾという画家の蝶々採りの絵があった。今日唯一の虫ネタ
2月25日 Paris 6e
標本箱で有名なデロール社の本店の場所がようやく分かり、早速訪問
昆虫の部屋には標本箱が多数並べてある。客も結構多い
甲虫の標本箱にはこんなのや、
こんなのがあるが、やはり外国の美麗系ばかりでフランス産のものは目立たない
ちょっとした小さな博物館という感じだ
2月26日 Bois d'Arcy (15km west of Paris)
ヴェルサイユ郊外。次女の用事の時間待ちに短時間だけ森へ
ここはブナが少ない森。気温は氷点下1.5-2℃。手袋を忘れたので、寒い寒い
何とかコルリの産卵痕を見つけた。新しいので、削っても幼虫だけだろう
他の材も、残念ながら幼虫のみ。次女から呼び出しの電話があり、時間切れ