2006年3月 採集画像日誌




3月5日  Bois de Boulogne

[ブローニュの森] 「ブローニュの森にコルリはいるのか?」に再挑戦

[材溜まり] ここぞと思う場所でも、産卵痕は見つからない

[落ち枝] 産卵痕やーい。やはりコルリ生息の手掛かりを見つけるのは難しそうだ

[マルガタゴミムシ] 材の下にゴミダマらしき甲虫を発見

[樹の花] 気温は低く、春はまだ遠い感じ。この木だけは小さな花を咲かせていた


3月7日

[マルガタゴミムシ2] どうやら一昨日観察した甲虫はゴミダマではなくマルガタゴミムシの一種らしい


3月12日  Foret de Marly (25km west of Paris)

[パリ郊外の新興住宅街] 寒さがぶり返して氷点下の朝。好天だが遠出はあきらめて、車で30分ほどの場所へ

[マルリーの森1] 初めて入るマルリーの森。パリ周辺には森が結構多く保存されている

[マルリーの森2] 森の中には車で入れず、入り口近辺で散策開始。樹種はナラ、クリ、ブナ等

[林内] 3月というのに、寒い寒い。池も凍っている。春の気配は明るい日差しだけだ

[凍った落ち枝] 材が凍っていると落ち葉が材にくっついて、コルリ採集はとても難しくなる

[コルリ産卵痕] ようやく見つけたコルリ産卵痕。でも、材がカチンカチンで削れやしない

[キノコムシ?1] コルリは早々にあきらめて、オサムシ狙いで材をめくっていると、小さな甲虫が

[キノコムシ?2] 洒落た色と形だけれど、何だろう。キノコムシの一種??

[越冬中のスズメバチ] 太めの朽ち枝の下に、ギョギョッ。恐ろしいムシが

[スズメバチの顔面] 動きはてんで鈍いが、スゴイ迫力である

[ゴミムシ1] その近くの朽ち枝を割ってみると、ありふれた黒いゴミムシ

[ゴミムシ2] これも画像集の記録用に撮影

[コガネオサムシ1−1] さらに割ると、ポロっと。コガネオサムシが出てくれた!

[コガネオサムシ1−2] 近場にもいるんだ。記念写真をもう1枚。以前の採集個体よりも前胸が赤い気がする

[コガネオサムシ2] さらに、もう1頭出た。なかなか調子良し

[ゴミムシ1] これは、緑銅色のゴミムシ

[ゴミムシ2] ありふれた種のように思えるが、こうして見ると結構綺麗だ

[朽ち枝] 以上の虫たちが見つかった朽ち枝。コガネオサムシは案外とショボい朽ち木に入っている

[景色] 体が冷えてきたので、そろそろ帰宅。帰りの道すがらの、欧州っぽい風景

[マルリーの森3] 先ほどと同じ森の別の場所。太い材が気になったので、ちょっと寄り道

[太いカシワ材] これは、いかにも奴らの材。奴らは、太い材を好むのだ

[蛹室内のパラレリ成虫] ちょっと削ると、早速出た。やけに大きく見えるが…

[パラレリ♂1] なんと、中歯型のオオクワガタ?

[パラレリ♂2] 測ってみると、トホホ。これでも3センチに届かない(28mm)

[落書き付の電車] 最後にクワガタ採集記らしくなったところで本当に終了。帰途に見かけた、落書き付の電車


3月16日

[デオキノコムシの一種] 先日見つけたキノコムシと思われる甲虫は、デオキノコムシの一種と判明


3月18日  Foret de Meudon (5km south west of Paris)

[ムドンの森] 短時間だけ近場のムドンの森へ。好天だが気温は10度を切っていて春を感じられない

[ヒラタゴミムシの一種] 今日はクワガタ狙いではない。まずは朽ち木から先日も見つけたヒラタゴミムシ

[ハネカクシの一種] 今日の狙いは小さな崖でのオサムシ採集。早速、ハネカクシが現われた

[シデムシの一種] 次いで、シデムシ。朽ち木の中以外でも越冬するようだ

[モンスズメバチ] うぅ、モンスズメバチ。そっとしておこう

[苔むした小さな崖] このような苔むしたところは、どうだろう

[苔をめくると] 崖を崩すというより苔をめくると、おぉ、いたいた

[コガネオサムシ] こんな近場にもコガネオサムシ。もしかしたら、関東のアオオサ並みの普通種か

[崖で越冬中のコガネオサムシ1] 引き続いて、もう一頭。初めての崖オサ採集を達成

[崖で越冬中のコガネオサムシ2] さらに近づいて、穴に収まっているところを記念写真でも

[マルクビゴミムシの一種] こんどは、マルクビゴミムシの一種。頭に小さなクモが乗っかっている

[ゴミムシ2] この穴はオサムシの抜けた跡なのか、空っぽ。欲を言えば別のオサムシも見てみたいのだが

[崖の穴] また朽ち木に戻ると、シデムシの集団越冬

[ナガゴミムシの一種] これはナガゴミムシ(プテロ)の一種だろう。プテロは亜種の数が多くマニア向けの虫らしい

[図鑑1] 昆虫画像集を作るのに種の同定がたいへんなため、昆虫全種に詳しい図鑑を購入

[図鑑2] フランスではめずらしく写真による図鑑のため、なかなか便利そうだ


3月19日  Courcy aux Loges (100km south of Paris)

[Domaine de Beauregard の館] 長女のリッチな同級生の別荘に招待いただいた。城館である! 馬もいる!

[城館の室内] 館の居間は、このとおり。すべて270ha(!)の敷地内での狩りの獲物だそうな

[敷地の森の鹿] 実際に敷地内の森に入ると、実物の大きな鹿たちが!

[コルリ幼虫] 敷地内の森には、当然コルリもいる

[ムラサキオサムシ] ムラサキオサムシもいる。フラッシュのせいもあるが、青っぽい個体だ

[ヒオドシチョウ] ようやく春が来て、チョウも動き出した。ヒオドシチョウの他、キチョウを確認

[子供たち] 庭の大きな木の下でトランプに興じる子供たち。あぁ、欧州の風景なり


3月24日  Bois de Boulogne

[花とハチ] 暖かさに誘われて、昼休みに散歩。ヤナギ系?の花に群がるハチを上手く撮れない

[オオイヌノフグリ] 当地のオオイヌノフグリは、日本よりも大きめだ。パリにも、ようやく春が来た


3月25日  Bois de Boulogne/Paris 9e, 2e

[古い切り株] あいにくの小雨模様。昨日見つけて気にかかったカシワの古い切り株へ

[パラレリ♀の尻] 何か別のものが出てきてほしかったのだが・・・

[パラレリ♂] 出てくるのは、やはりパラレリ・・・

[食痕だらけの切り株] 太い切り株の中は新旧の食痕だらけ。パラレリ以外が見つかりそうにないので、終了

[ケーキ] 口直しにデザートでもいかがでしょう

[カフェ・クレーム] カフェオレもどうぞ(ちなみに、喫茶店で出てくるものはカフェクレームという)


3月26日  Foret de Meudon (5km south west of Paris)

[ムドンの森1] 家を抜け出し、ムドンの森へ1時間勝負。曇天ながら気温は20度近い

[ナナホシテントウ] 今年初めてのナナホシテントウ。春を告げる虫の一つだ

[コルリ♂1−1] 何かいないかと朽ち木を割ってみると、なんと、コルリ@ほとんどパリ産

[コルリ♂1−2] このとおり、直径20cmほどの材。こんな太い材にコルリがいるとはちょっと驚き

[コルリ♂1−3] 既成観念に囚われず、いろいろと試してみるものである

[コルリ♂2] 同じ材から♂が2頭目。コルリは太い材の一部だけに食い入っていたようだ

[コガネオサムシ1] 朽ちた切り株の周辺の土を崩すと、コガネオサムシが現われた

[コガネオサムシ2] そのアップ。コガネオサムシは亜種が多いらしいが、パリ周辺では普通種か

[ムドンの森2] 残念ながら時間切れ。ムドンの森は、近場ながら結構広く、深い


3月28−31日  Santiago (etc), Chile

[サンチャゴの街] チリのサンチャゴに出張。丘の上から街を一望。遠くに山がかすんで見える

[ヒメアカタテハ] 乾いた土地のせいか、なかなか虫に出会わない。ようやくヒメアカタテハが見つかる

[モアイ像] イースター島から持ってきた本物のモアイ像とのこと。若者の待ち合わせ場所ではない

[ワイン畑] チリはワイン作りが盛ん。車窓から見えるワイン畑