2006年9月 採集画像日誌




9月1日  Bois de Boulogne

[] 9月になったのに、21時を回っても24℃と暖かな夜。樹液ではパラレリが活発に活動していた

[] このナラ一本で14頭のパラレリを確認。夏場でもこれほど見られるのはめずらしい

[] ヨツボシケシキスイに感じが似ているコキノコムシもいて、ここだけは夏の雰囲気だ


9月2日  Mont St Michel/St Malo (350km west of Paris)

[] 娘の新学年が始まる直前の週末、有名なモン・サン・ミッシェルへ家族旅行

[] サン・マロという港町で泊まる。海岸でゴミムシ・・・は見つからず


9月3日  Cap Frehel (400km west of Paris)/Bois de Boulogne

[] 昨日からあいにくの天気だったが、大西洋に突き出たフレール岬だけは晴れてくれた

[] パリに帰ると異様に暖かい。今夜は一本のナラの木でパラレリを15頭確認

[] ブローニュの森にできた移動遊園地は、夜まで賑わっていた


9月6日  Bois de Boulogne

[] 夏が戻ったような陽気に誘われて、再び昼休みに短時間の散策

[] しかし、甲虫はテントウムシすら見られない

[] シロチョウは活発に飛んでいる。画像はスジグロシロチョウ(近縁種)

[] 夜にパラレリが集まる樹液には、やはりアカタテハ(近縁種)が陣取っていた


9月10日  Bois de Boulogne

[] 午前中は実に秋っぽい雰囲気だったけれど・・・

[] 午後から気温が上がり、真夏のような日になった

[] 夜の気温は20度。パラレリの姿はまばらになってきた

[] 何故かキノコに頭を突っ込むパラレリ

[] 立枯れにとても小さな甲虫(同定は後日)。そろそろ夜回りも終わりにしよう


9月11日  Paris 15e

[] 焼肉屋で、南仏在住日本人のファーブル氏と初めてお会いし、懇談。とても楽しい夜だった

※ファーブル氏のサイト 「南仏自然写真館」 は、独特の技術による素晴らしい昆虫画像に溢れています。どうぞご覧下さい。


9月16日  A la maison

[] 採集個体を整理。未同定多数。日本から持ってきたMOケースが尽きる

[] 標本箱は大きな進展なし。ミヤマの採集個体と購入個体との差が目立つ


9月20〜22日  New Delhi, India

[] インドに出張。ほぼホテルに缶詰でとんぼ返り。少し散策するも虫影なし


9月23日  Paris 5e

[] 奥本・今森著の「ファーブル昆虫記の旅」にも紹介されている、パリの標本店

[] その本を持って行って店主に見せたら、たいそう喜ばれたので、本を進呈

[] フランスの甲虫の標本はないかと尋ねるも、店頭には外国産ばかり

[] そこで店主に地下の物置に連れて行ってもらい、標本をいろいろと物色

[] これらの甲虫を選んだら、本の代わりにということで、サービスしてくれた

[] その後、近くの自然科学関係の専門書店へ

[] 「甲虫」という本を購入

[] 代表的な甲虫を紹介する内容で、良い読み物になる(ただし仏語をスラスラ読めれば・・・)


9月30日  Juvisy (15km south of Paris)

[] パリ近郊の町で開かれたインセクト・フェアへ。入り口の横の壁には何故かピカチュウ

[] 入るなり、虫屋の熱気であふれているのを感じる

[] うーん、大手町のインセクト・フェアを思い出す

[] しかし、人も標本も大手町よりはずっと少なそうだ

[] 子供連れもいて、微笑ましい。昆虫に興味がある子供も実は結構いるのだろう

[] 世界中の昆虫が来ているが、自分の興味は専らフランス産。これはカミキリの箱

[] これもフランス産の箱の一部。美しいオサムシだ

[] ここは生き虫を扱っている。生き虫の多くはタランチュラとハナムグリのようだ

[] 蝶よりも甲虫の方が人が多く集まっている気がする

[] 標本・干物の他、書籍や標本用具・採集用具も売られている。これはビーティング・ネット

[] つい買ってしまった、南仏産 Lucanus tetraodon のB品

[] もう一つ手が出てしまった、南仏産 Dorcadion molitor