2月3日 Bois de Boulogne
好天に誘われて午前中に妻と出かけると、何と、パリの街中でアカタテハが飛んでいた
空いた時間にブローニュの森へ。マツの朽ち木を探す
いくつかのカミキリ幼虫を持ち帰り。さて、何の種類だろう
2月4日 Foret de Fontainebleau (50km south of Paris)
晴天に誘われて、フォンテーヌブローの森へ。狙いはハイイロハナカミキリの材採集
ところが、こんなに雰囲気のある場所なのに、ハイイロハナはおろか、何も見つからない・・・
パラレリを割出している場合ではないのだが
走り去る自転車の一団にカメラを向けている場合ではないのだが
ん? タマムシの幼虫? 結局持ち帰りはこれのみ
惨敗だった。暖冬のため採集を続けてきたが、ちょっと一休みする頃かしらん・・・
2月6日 A la maison
タマムシ幼虫を持って帰って入れた材から削りカスがこぼれている。とりあえず生きているようだ。 (※白く見えるのは、幼虫を入れた穴にティッシュを詰めて蓋をしたもの)
2月10日 Bois de Boulogne
次女のテニス・スクールの時間待ちで、ブローニュの森の外縁へ足を運ぶ
高速道路のそばの乾燥した林でマツを見つけたので、一応マツ材を探してみる
ええ!? ハイイロハナカミキリ(R. inquisitor)の成虫が見つかった
これは、マツの朽ち木の樹皮下の蛹室の跡
17mm近くありそうな立派な個体。それにしても、こんな近場で見つかるなんて
2月11日 Bois de Boulogne/a la maison
雨の合間にサクラの落ち枝を観察してみたが、めぼしい成果はなかった
欧州のハイイロハナカミキリ4種の揃い踏み(展足下手にご容赦)
2月14日 A la maison
聖バレンタイン・デー。近所のyamazakiの、ハート型のマカロン
家の中の保管材から、最近は4-5mmの小さなコメツキが出てくる。同定ができない・・・
2月15日 Bois de Boulogne
久しぶりの好天。昼休みにブローニュの森を散策すると、春の野草が花を付けていた
上はオオイヌノフグリ、左はホトケノザ。日本と同じ早春の野草たちだ
マツの伐採木を見つけた。樹皮が残っていて、おあつらえ向きだが・・・
二捲り目で、ハイイロハナカミキリ(Rhagium inquisitor)を2頭
三捲り目で3頭。その一頭目
二頭目
そして、三頭目。もう十分だ
市街地の近くなのに、いるところにはいるものである
昼休みの間に5頭も採れるとは、これまでの苦労は何だったのだろう・・・って、苦労はしてないか
2月16日 A la masion
11月1日に採集した新産地のコルリ幼虫がマットから羽脱していた。残念ながら顎が欠けてしまっていた
2月17日 Bois de Boulogne
春のような穏やかな日。何と、早くもスミレが咲いていた。いくらなんでも早すぎないだろうか
2月18日 Champagne (150km east of Paris)/Bois de Boulogne
シャンパーニュ地方へ妻とドライブ。画像は、春を待つシャンパン用のブドウ畑
春のような陽気に誘われて、早くもナナホシテントウが活動を始めていた
パリに帰った夕方、少しだけブローニュの森に寄ってみると、大勢の人が出ていた
目立つことはできないので、ハイイロハナカミキリ(R. inquisitor)を1頭だけ
2月20日 Jardin de Ranelagh, 16e Paris
春の陽気が続き、職場のそばの公園では、桜の開花がだいぶ進んでいる
春の到来が遅かった去年と比べると、一月以上早いような気がする
2月21日 Bois de Boulogne
陽気に誘われて、早めの昼食を取ってブローニュの森を散策。画像は若いブナ林
今日の狙いは、ゴマフカミキリ(Mesosa nebulosa)の成虫の材採集
前から目を付けていた材があったので、無事に短時間で割り出すことができた
2月22日 A la maison
大きなケースに保管している材から、久々にカミキリムシが羽脱していた
種名はおそらくLeiopus femoratus。小さなカミキリで、これまで2頭採集している
2月24日 Foret de Meudon (5km south of Paris)/Bois de Boulogne
車で20分のムドンの森の訪れていない場所を下見。お、土場になっていて、いいじゃん
と思ったら、大型トラックがやってきて、伐採材を片付け始めた・・・
お、アカマツの倒木があって、いいじゃん
と思ったら、ハイイロハナカミキリ(Rhagium inquisitor)は既に脱出済みだった・・・
ここで、ある採集道具を失くしていたことに気付く。いつ失くしたのだろう(画像はクモ)
道具を探しに、先週末に訪れたブローニュの森のポイントに直行。ついでにちょっと採集
結局、道具は見つからず。帰国時に買い直すしかない。ラギウムは2頭追加
2月25日 Bois d' Arcy (20km west of Paris)
次女の英語検定試験のため、郊外の日本人学校に送り、待っている間にその近くの森へ
この森でコルリ成虫を初めて採りたかったのだが、30分ほどでは幼虫で精一杯だった
2月26日 St-Germain-en-Laye (10km west of Paris)/Paris 16e/Foret de Meudon (5km south of Paris)
溜まっている休暇を取って、午前中は来るべき採集シーズンに向けて下見
雨が降ったり止んだりの悪天候ながら、ところどころで春の風景
パリ近郊の名所のひとつ、サン・ジェルマン・アン・レイ城
目指していたのは、サン・ジェルマン・アン・レイの森。思っていたより植生がショボい
うーん、道端はゴミが散乱。でも時間がないので、ここに入ってみる
北フランス版「いつものやつ」と言えるほど普通に見られる、小さなアカコメツキ
おぉ、緑色に光る甲。ところが、斧が深く入りすぎたようだ(涙)
しかし、直ぐに同じ材から1頭挽回
藍色のコルリ♂だ
次いで、これはやや大きめの♀
色は緑がかっている。妻と昼食の約束があるので、ひとまずこれで終了
せっかくの休暇なので、ちょっと豪華なフランス料理
夕方近くにムドンの森へ下見
ちょっと採集を試みるも、ゴミムシのみ。画像は、ヒラタゴミムシの一種
午後5時半を過ぎて、ようやく晴れ上がってきた
2月28日 A la maison
今宵も保管材からモモブトカミキリの一種(Leiopus femoratus?)が一頭羽脱していた