2007年6月28日 採集画像日誌 〜南仏日帰り採集特別編〜




※ご意見、ご感想、お問い合わせは、こちらまでお送りいただければ幸いです。


6月28日  Mont Ventoux, Provence (700km south of Paris)

[] 突如一日の休暇を取って、天候不順の北仏から南仏へ日帰り採集の強行軍

[] TGVでアビニョン駅に到着し、レンタ・カー。一番小さな(安い)車を選んだ

[] 目指すは、ファーブル昆虫記にも出てくるというヴァントゥ山。2000m級の単独峰である

[] 麓で道に迷うと、ちょっとした花が咲いている場所に出た

[] 早速、南仏らしい甲虫。ツチハンミョウの仲間だ(Mylabris variabilis)

[] パリ周辺でも見られるキンイロハナムグリ(Cetonia aurata)の紫色の亜種

[] 他種に混じって、黒い艶消しのハナムグリ(Netocia morio)。これも南仏ならではの初採集

[] 赤地に黒のワイングラス模様の、たいへんお洒落なハナカミキリ(Brachyleptura cordigera)

[] これが採れたので、わざわざ来た甲斐があったというものである

[] ヴァントゥ山へ登る道。針葉樹中心の林の中の少し開けた場所。標高は約750m

[] 道端の花に集まるキソコマベニハナカミキリ♂(Stenurella melanura)

[] 右側はその♀。どこにでも見られる種だ。左側はヒメヒラタタマムシの一種(後掲)

[] 多数の個体が見られる小さなハナカミキリ(Pseudovadonia livida)

[] 緑色の綺麗なヒメヒラタタマムシの仲間(Anthaxia hungarica)

[] この個体は胸の両側が赤いが、上と同種のタマムシ

[] こんどは小さなヒメヒラタタマムシ(Anthaxia fulgurans)。緑色だけの個体もいる

[] カミキリ、タマムシ、ハナノミ、ハナアブ・・・

[] このトラカミキリは、やはり北仏では見られない(Clytus rhamni)

[] これはやや大きめの甲虫(Dascillus cervinus)。この仲間は日本にはいないようだ

[] 黄色い花の上に、小さな黒いヒメヒラタタマムシの仲間(Anthaxia godeti?)

[] 毎度おなじみ、色鮮やかなカッコウムシ(Trichodes alvearius)

[] もう、ゴッチャゴチャ

[] さらに標高を上げて、1000m付近。低木だらけになる

[] こんな高度でも、平地にもいるホソバネカミキリ(Stenopterus rufus)が見られる

[] おぉ、初めて見るトラカミキリ(Chlorophorus figuratus)

[] これも南仏特有の種のようだ。日本のエグリトラカミキリあたりに似ているか

[] メタリックな輝きはなく地味だが、斑紋が洒落たタマムシ(Acmaeoderella favofasciata)

[] アザミの花に潜っていた甲虫。何の仲間か分からない(同定はいずれ)

[] ヴァントゥ山の山頂近く。良い眺めである

[] そして、山頂広場の看板

[] 遠くに、ヨーロッパ・アルプスを臨む

[] 有名なアポロチョウは見かけなかったが、なかなか優雅なシロチョウ(Aporia crataegi)

[] 同じような配色のハナカミキリが多いが、どうやら初採集(Brachyleptura hybrida)

[] クビアカのハナカミキリ(Dinoptera collaris)。この種を見たのはこれ一頭のみ

[] 青緑が綺麗なカミキリモドキ(Chrysanthia viridissima)

[] 再び見つけた赤に黒の模様が洒落たハナカミキリ(Brachyleptura cordigera)

[] 他種と似たような配色ながら、初採集のハナカミキリ(Brachyleptura fulva)

[] 手前の洒落た模様のジョウカイモドキ(同定はいずれ)は、採り逃がしてしまった

[] 以前採り逃がしたハナカミキリを遂に採集(Stenurella bifasciata)

[] これは北仏でも最も普通に見られるヤツボシハナカミキリ近縁種(Leptura maculata)

[] ホソバネカミキリ(Stenopterus rufus)は驚くほど多く見られた。上はカミキリモドキ

[] これは前掲種と似た模様でも別種のカッコウムシ(Trichodes apiarius)

[] ヴァントゥ山の南側の麓には、ワイン用のブドウ畑が広がっている

[] ふと見つけた、ツチハンミョウの仲間の小さな甲虫(Hycleus fusca)

[] ある村で、ペタンクという鉄球の遊びに興じる人々

[] 午後になって、ヴァントゥ山がいっそう鮮やかだ

[] 花に来ていたイチモンジヒカゲ?(同定はいずれ)

[] 再びヴァントゥ山へ。ツヤケシハナカミキリ近縁種(Anastrangalia sanguinolenta)♀

[] 本日3頭目の、(Brachyleptura cordigera)

[] 夕方近くなっても、花の上は賑わいを見せている

[] 草の根元にいた上翅が極端に短い甲虫。ハムシの仲間である(Arima marginata)

[] ヴァントゥ山の中腹の様子

[] てっきりカミキリモドキと思っていた甲虫。気合が入っておらず、たいへんなピンボケ

[] ところが、何とカミキリムシの一種だった(Deilus fugax)。南仏に多く見られるようだ

[] さて、日は長いが帰りの時間が迫ってきた。そろそろ引き揚げよう

[] ラヴェンダーの淡い紫色の花が綺麗に咲いている

[] アヴィニョン駅に戻って、レンタカーを返し、出発時刻を待ちながら生ビールを一杯。ふ〜