セブンバイブル(AX−10 ASCII)


●遊び方

画面上にある7つの聖書を全て取るとステージクリアです。上下の移動はロープを使います。カーソルの上を押しながらスペースキーを押すと天井に向けてロープを打ち込みます。逆にカーソルの下を押しながらスペースキーを押すとロープを引っこ抜きます。特にロープの本数に制限は無く、やろうと思えば画面全体をロープだらけに出来ます。ロープは敵も上り下りするので、敵がいる間にロープを引き抜くと落として倒すことが出来ます。この時落下する高さが高いほど高得点が入ります。ただし、落ちてくる敵に当たるとミスです。また、左右を向いている時にスペースを押すと弾を打つことができるので、これで敵を倒すことも出来ます。ただし得点はロープを引っこ抜いて落とした時より低くなります。また、プレイヤーは4ブロック以上の高さから落下すると死ぬ(但し、落下地点に最後の一つの聖書がある場合は死にません。このテクニックが有効なステージもあります)ので、降りられない所で敵に追い詰められないよう、事前にロープを張る場所を見極めるのがこのゲームのミソです。全体としてはパターンゲームなのでクリアルートを覚えていれば良いのですが、ランダム出現する敵がいるので、その都度パターンを組みなおす必要があり、難易度は高いと思います。


●敵紹介
名前 説明
緑オーク
弾1発で倒せます。
プレイヤーより動きはゆっくりです。
いわゆる右手の法則でうろつきます。ただし同一高さにプレイヤーがいるとプレイヤー目掛けて迫ってきます。
黄色オーク
弾2発で倒せます。
プレイヤーと同じ速度で動きます。
左手の法則でうろつきます。
赤オーク
弾3発で倒せます。
プレイヤーより速く動きます。
動きは緑オークと同じです。
ゾンビ
弾を30発当てると倒せます。
何処かの床にランダムに隠れ、プレイヤーが床の上を通ると出現します。出現後一定時間動かずプレイヤーを通せんぼします。一定時間過ぎるとまた何処かの床に隠れます。
ゴースト
倒せません。
画面端まで左右に移動し、一定タイミングでワープします。ワープタイミングは数回往復した後または1回画面端に移動した場合の2種類です。
ワープ先はランダムに見えますが、ある一定法則でプレイヤー付近にワープをするようです。このワープする法則を理解していないとクリア出来ない面があります。
スケルトン
弾1発で倒せます。
1匹づつランダムに上から降ってきます。着地した時にプレイヤーのいる方向に転がります。画面の上部で画面端に当たると跳ね返りますが、画面下部で画面端に当たると消えて上から降ってきます。常に跳ねているので撃っても弾が外れる場合があります。

●タイトル画面&ラウンド紹介

タイトル画面

タイトル画面です。デモなどはありません。ゲームに登場するキャラクタの説明があるあたりがレトロゲームな感じですが、既にこの頃はこのタイプのタイトルが殆ど無かった事を考えると狙ってデザインしたのではないかと思われます。

ROUND1


最初のステージなので簡単にクリアできます。ただ調子に乗ってオークを倒すとスピードは3段階に上がり、耐久力は最大3発まで強くなります。(動作アルゴリズムも微妙に変わります。)慣れるまではほどほどにしましょう。

ROUND2

このステージも簡単です。右下の「この高さから落ちると死にます。」を説明する為のステージと思われます。オークは全てのステージを通して右下から必ず出現します。まれにゾンビが出現します。この敵はどこかの床にトラップされており、その上を通ると出現し、しばらく道をふさぎます。攻撃はしてきません。

ROUND3

ゴースト出現です(写真右上)。この敵は倒せません。基本動作は左右に往復と高さ変更の為のワープです。スピードが速いので同じ高さにいると危険です。また、まれにゾンビが出現します。このようなステージだとゴーストとはさまれる恐れがあります。

ROUND4

一見するとステージ1と変わりありませんが、上から猛スピードで骸骨が降ってきます。あまりにもスピードが速いので常によけられる準備をする必要があり、結構難しいステージになっています。骸骨は画面上部のどこからか落下してきて床に当たるとプレイヤーのいる方向に転がってきます。弾1発で倒せますが、跳ねながら転がってくるので外れることがあり非常に危険です(弾は連射できません、外したら次はほぼアウト)。確実に避けるにはロープで1ブロック以上高さを確保して上に逃げることです。

ROUND5

ゴーストとスケルトンの複合です。ブロックの高さが無いのでステージ4の1ブロック上に退避するテクニックはつかえません。そこで、どの床が安全なのか見極めることが大事になってきます。たとえば真中の上の床より短い床が安全です。実際には骸骨から逃げている最中にゴーストがワープしてきてなおかつゾンビが出現するので、そう簡単ではありませんが・・・。だんだんと運も必要になってきます。

ROUND6

一見簡単そうに見えますが、右下から沢山オークが出現してきます。こいつらを倒していると動けなくなってしまうので、いかに誘導するかが攻略のポイントになります。最初に真上にロープを張って一番上の聖書を取ったらオークが全て帰って行くのを待ちます。オークは下りることが出来ないのでプレイヤーの近くまで来たあとはあきらめて出現位置まで戻ります。戻ったら再びやってくるのでそれまでにすぐ下の聖書を取りに行きます。オークをやり過ごすと上のお皿状のところを少しうろうろするのでその間に右側の聖書を取りに行きます。うまくやれば左のお皿付近に閉じ込めてしまえそうですが、タイミングが難しいので無理をせずそのままにしておきましょう。

ROUND7

ここも敵が沢山出現するので事前にロープを2〜3本打ち込んでおき、敵が遠回りしている隙に左から右に行きます。運が悪いと聖書の真下にゾンビがいることがあるので気をつけてください。

ROUND8

1本道になっているので素直に聖書を取りに行けばクリアできますが、良く見ると右下の聖書はそのままでは取れません(オーク出現場所なので)上から落下しても死ぬ高さです。途中戻ることも出来ないので右下の聖書が一番最後になるように取ればクリアできます。ここでゾンビを見たことが無いので多分出現しません。

ROUND9

スケルトンが降ってきます。逃げるのにロープを張っていては遅いので(高いところにロープを張ると張り終えるのに時間がかかるので危険です)骸骨が降ってくるまでに何本ロープを張れるかがポイントになってきます。1本の場合真上から降ってきたら即アウトですし、敵が下から上ってくるので逃げ場所が無くなります。最低2本は張りましょう。

ROUND10

やはりスケルトンが降ってきますが、結構逃げる場所があるのでROUND9よりは難しくないと思います。

ROUND11

ASCII文字ステージです。この頃のゲームで文字ステージは定番でしょう。事前にロープを張っておく場所を見極めておけば特に難しくは無いと思います。

ROUND12

一見するとシンプルなステージですが、敵の出現が半端ではありません。要領はROUND6と同じですがほぼぎりぎりのタイミングでクリアできるようになっています。ゾンビも出現するので気をつけてください。

ROUND13

一見するとやはり簡単そうですが、ゴーストのワープタイミングがものすごく早くなっています。1往復すると必ずワープ、ワープポイントが常にプレイヤーと同じ軸になります(このステージまではランダムっぽい動き)更に時間がたつとワープしなくなります。一番下でそうなったらロープの張り忘れがあるとクリアできなくなるので時間との戦いになります。

ROUND14

ハマりました。最初は解けませんでした。この地形でスケルトンが降ってきます。敵もたっぷり出現します。敵の誘導をしながら限りある安全地帯に逃げ込むのは至難の技です。適度に敵を倒さないとクリア出来ないと思います。このステージにパターンといえるパターンはありません。

ROUND15

クリアできませんでした・・・。スケルトンが降って来るので真中を境目にどちらに進むのか見極めが重要になってきます。この状況でオークが迫ってきます。攻略法はわかりません。
このラウンド以降はラウンドセレクトの裏技を使って紹介しています。

ROUND16

このステージは右のGの字の所で一旦退避してオークが逃げたら上にあがります。途中オークを2〜3匹倒す必要がありますが、上に行けたらOKです。


ROUND17

ゾンビが出てきます。中央付近にロープを2〜3本張ってオークを誘導していきます。といってもノーミスでクリアしたことが無いのでこの方法も正しいかどうかわかりません。


ROUND18

ゴーストとオークの誘導方法がわからず、クリアできませんでした。


ROUND19

スケルトンが降ってきます。がうまく左右によければクリアは難しくないでしょう。
ROUND20

難しい・・・。最初に1段上に上がってオークの1〜2匹目の出現タイミングに併せて落下して上にロープを張り、ゴーストをうまく誘導して進みます。スケルトンが降ってきますが、逃げ場が無いのでタイミング良く打ち倒すしかありません。打ちもらしたらそこでアウトです。



●その他


ドッペルゲンガー

画面下のプレイヤーと同じキャラクターがドッペルゲンガーです。バグではありません。次のファイアボール出現予告のようなものです。ただ画面最下段を横切るだけで攻撃などはしてきませんが、誤って撃ち殺すとプレイヤーが死にます。出現するとBGMが変わります。

ファイアボール

タイムオーバー用無敵キャラです。特にタイムは表示されていませんが、何時までもクリアしないでいると出現します。出現したら一直線にプレイヤーめがけて飛んできますので、確実に死にます。



個人的に結構ハマりました。最初はロードランナーのようなゲームかと思ったのですが、ロープアクションと敵のアルゴリズム、各ステージ構成が匠で楽しませてもらいました。このゲームが出た頃はPC−6001用のゲームが殆ど発売されなくなった頃なので他のパソコンがうらやましかったのですが、このゲームが遊べたのは非常に幸せだったと今でも思います。
という事で、思い余ってプチコンmkUに移植してしまいました。