伏見窯業株式会社
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岐阜美濃焼いぶし瓦を紹介しています。
日本建築の伝統美・・・・・。我々がそれを語るとき、日本瓦を抜きにして語ることはできません。
大和時代の太古の昔から千有余年の時を経て、今なお息づく日本の瓦。
自然の風雪に耐えしのび、様々な時代の戦火をのがれ、人の栄枯盛衰を見届けてきた日本の瓦。
それは日本の瓦が美しいだけでなく、優れた耐久性を持っているからです。
無論、長い歴史の中では戦乱の業火に焼き尽くされたもの、地震や風雨の天災によって倒壊したものなど、
その数は図り知れませんが、生きながらえた建築物は、今もその姿をとどめており、
あるものは数々の名跡として残り、あるものは街の片隅や山あいの村などでひっそりと息づいています。
そしてそれらの瓦は、先人たちの伝統の技術と情熱、そして願いのすべてを物語っているかのようです。
四季を通じて移り変わる日本の景観。
瓦もまた、春には若葉とともに陽光を受け、夏は蝉時雨の中で炎天を仰ぎ、秋は、照葉とともに高い空に映え、
冬は雪を抱きながら寒風に耐え、四季の風景とあいまって美しい輝きを見せています。
時代は移り変わっても、私たちは先人の願いと情熱を受け継ぎながら、確実に時代に反映し、
後世に残すべき技術を大切にして、次世代に残る瓦づくりに専念してゆきたいと思います。