2008年3月末から4月初めにかけて、中国桂林の漓江下りと世界遺産武稜源を旅しました。
同じ奇峰・奇岩でありながら、桂林は丸みを帯びた形で、武稜源は尖ったタワーのような形で異なる。この違いに興味を持ち阪急のツアに参加した。桂林は、中国西南部・広西壮族自治区の東北部に位置しており、武稜源は湖南省の北西部の山岳地帯の張家界市を玄関とする風景区です。武稜源は桂林の北約400km(直線距離)に位置している。
武稜源も世界遺産に指定されて観光客が増えているが、まだ物価は安い。お土産はなんでも10元でした。(土地の人には10元は大きい金額らしい)写真集は15元も出せば十分。(北京の5分の一以下か?)日本人を見ると”じゅうげんじゅうげん”と言って近寄ってくる。日本人から見ると安いのでついつい言い値で何でも買ってしまうようだ。まずは値段交渉から入ったほうがよい。私は写真集を半値以下に値切って買った。
桂林は、中国西南部・広西壮族自治区の東北部に位置している。市の中心部を漓江が流れ、その両岸には奇峰・奇岩が連なり、山水画のように美しい独特の風景が広がっている。桂林地区の山はいわゆるカルスト地形で、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石が雨水によって侵食されてできた地形で丸みを帯びた奇峰・奇岩を形づくっている。
漓江下りは竹江から陽朔までの約3時間・45KMの冷暖房完備の船旅です。侵食されてできた地形で丸みを帯びた奇峰・奇岩が漓江の両岸に連なって見飽きません。ハイライトは川の半ば以降なので最初に写真を撮り過ぎないように。
武稜源は、湖南省の北西部の山岳地帯の張家界市を玄関とする風景区です。山は1000m強の高さですが、峡谷が切り立っており、山の上にはトウチャ(土家)族、ミャオ(苗)族等少数民族が住んでいます。武稜源は 地殻変動により隆起した石英砂岩層が、長い時間をかけて水に侵食され、天に突き出たような林立する奇岩が無数連なっている。数は3000をこすといわれ、見事な景観を生み出した。武稜源は張家界国家森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区,楊家界風景区(未訪問)からなる。
各風景区の中に案内図や道標があり、ハイキングコースは存在する。
1.天子山自然保護区(天子山、袁家界の風景地区)
天子山自然保護区にはロープウエイで登ります。賀龍公園から歩き、そそりたった岩峰の圧倒されながらあの岩が仙女献花(2枚目)御毛筆(3枚目)と説明を受けるが良くわからない。それよりも自然の凄さに感心するばかり。頂上のホテルに泊まり、翌日袁家界を歩く。断崖絶壁にかかる自然の石橋「天下第一橋」(5枚目)を渡る。遊歩道から奇岩奇峰を見ながら進み、岩峰に設置した百龍エレベーター(自然破壊では?)で渓谷に下りる。
2.張家界国家森林公園(黄石寨、金鞭渓等の風景地区)
張家界国家森林公園の入り口を進み左に折れて、ロープウエイに乗り黄石寨の山頂に登る。ここからの眺めが素晴らしく、岩峰が荒々しく雄大で山の気勢が感じられる。5本の指名づけられた奇峰(写真4.5枚目)等の奇岩奇峰が聳え立ち、天子山以上の奇峰奇岩群と感じた。黄石寨を下りて金鞭渓に入る。この渓谷は渓流が流れており散策路がある。奇岩奇峰群の根元の渓谷がこんなに穏やかな景色とは思わなかった。金鞭渓の散策路を進む、頭上に金鞭岩(315m)がそびえ立つ、岩山の群落の散策と言える。西遊記の撮影にも使われた所らしい。
3.索渓峪自然保護区(十里画廊、宝峰湖、黄龍洞)
a.十里画廊:約5kmの川の両岸に奇峰奇岩が連なっており、目立つ奇岩に「空に向かって吼えるトラ」等の名前がついているが旅行最終日で奇岩奇峰も少々食傷気味であった。トロッコで移動。
b.宝峰湖、黄龍洞:宝峰湖は人造湖(現地ガイド談)でこれ本当に世界遺産の範囲に入っているのと疑問を持つ。黄龍洞も観光コースは「本当に世界遺産」と疑問を感じる。色取り取りのライトアップで綺麗だが、鍾乳洞の自然美は台無し。遊歩道及び境界の手すりは石で造ってあり相当な破壊跡が感じられる。極めつけは洞内の川の遊覧船。川をコンクリートの堰堤でせきとめ、湖をつくり遊覧する仕組みだ。船着場に着きむき出しのコンクリートの堰堤を見た時は幻滅した。
蛇足:ほかのHPに下記のような記述がありました。
・昆明の近くに石林という景勝地がありますが、石柱の高さは10mほどで、武陵源とは比較になりません。
・武陵源に似た景観として、黄山があります。 黄山→武陵源の順に訪問すると、それぞれ感動が味わえます。武陵源を先に行くと、黄山に行っても失望するでしょう。(ちなみに、「滝は、ナイアガラ→イグアス→ビクトリアの順に行け」と、言われています。)