富士山(3776m)・宝永山(2693m)

2005年8月9〜10日 約35年ぶりに富士山に登った。今回はコースを変えて御殿場口から登り、お鉢巡りをして宝永山に立ち寄り下りてきました。このコースは登山口が標高1440mと低いので人気の無いコースです。七合目(約300m)まで山小屋がありませんし、営業中か否か確認したほうが無難です。荒涼とした砂礫の斜面をただ"忍の字"で黙々と歩く精神修行の道です。天気予報には特に注意が必要です。

温泉紹介:山中湖温泉 紅富士の湯 源泉(ぬるま湯)の浴槽が良いが、観光地で人が多い。


所要時間(休憩時間を含む)

8月9日

5時30分:自宅(太田)出発ー関越・圏央道・中央・東富士5湖道路経由ー9時20分:御殿場登山口着。10時00分:登山口出発。11時10分〜30分:新五合目五勺。13時45分〜14時00分:旧五合目。14時40分:旧六合目小屋着 15時40分:わらじ館(休業中)着。16時30分:赤岩八合館着

8月10日

5時45分:赤岩八合館発。7時15分:頂上着  7時50分:剣が峰3776m 7時30分〜9時10分:お鉢巡り 9時20分:下山開始 10時35分:日の出館着。途中宝永山に立ち寄る 11時35分:宝永山との分岐発 12時50分:登山口着。

山中湖温泉 紅富士の湯 で入浴。 19時30分:自宅

コース時間   登り :6時間30分(赤岩八合館)+1時間30分(頂上) 

            お鉢巡り 2時間弱

        下り :3時間30分(宝永山立ち寄り) 


コース

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登山口は広い駐車場があり、バス・タクシー乗り場もあるが土産物の売店しかありません。売店横の鳥居をくぐって登りはじめ、間もなく大石茶屋に着く。ここから単調な斜面を下山道と並行な道を登る。既に雲が下界から湧き上がっており、雲の切れ間に、左右に遮るものがない広大な風景を見渡せます。約1時間で新五合目五勺ですが、次郎坊とか新五合目五勺とか標識は一切なし。ここから上を見上げると左に下山道大砂走り、右に登山道、空に濃い雲だけで何も見えない(写真真中)。登山者(除ハイキング)も前後に誰もいなくて先行き不安になる。ここから七合目(約3000m)の山小屋までただ"忍の字"で黙々と歩きます。視界の利かない雲の中を砂礫のジグザグ道を登ります。ところどころに廃墟になった小屋の跡があり、その姿がなんとなく荒涼とした斜面とあいまって、さらに今にも雨が降りだしそうな薄暗い天候も加わって寂寥感で一杯でした。ただ早く人気のある所へ行きたいと視界の利かない単調なジグザグ道をひたすら登り続けること約4時間でようやく日の出館(自炊のみ可)に着いたときは正直ほっとした。(昭文社の登山地図ではこの間2時間50分となっているがかなりの健脚の人と思われる。)。ここまで来ると雲も無くなり、今日泊まる山小屋も見え、気分的に元気になった。登りはじめて約6時間30分でようやく赤岩八号館に着いた。ご苦労さん。

 

  

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翌日、山小屋で御来光を迎える。朝5時頃雲の合間から光りが刺し荘厳な気持ちになった。頂上を目指しの登る途中で振り返ると宝永山がくっきりと見えた。(宝永山の手前の山小屋は砂走館、左後方は二ツ塚)頂上直下で帰し方を振り返ると、小石と岩がゴロゴロした道(写真上の白いところは富士宮登山口)を登ってきたなとわかります。御殿場口登山道の頂上は雲の中で、風が吹いて寒いので防寒具を身に着けました。

  

     

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時計回りにお針巡りをする。最初に富士宮口登山道の頂上にある浅間大社奥宮でお参りをして進むと目の前に剣が峰に立つ測候所が雲の中に見えた。剣が峰への馬の背は勾配がきつく砂礫に足を取られやすく登り難い。風の強い日は要注意。測候所の側に日本最高地点を示す三角点と標高3776mの石碑があります。最盛期にはここで写真を撮るのに20分待ったという人の話し声が聞こえた。この地点で休んでいるときに運良く一瞬雲が切れお鉢全体と火口の底が見渡せた。10m先も見えない雲の中を歩き、吉田口登山道の頂上である久須志神社に着く。ここには土産物屋がたくさん並び若者で賑わっていた。頂上の原宿か渋谷かという感じ。

    

         

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下山は御殿場口登山道の頂上から同じ道を下り、七合目の日の出館を過ぎると下山道は右に別れる。この辺りで雨に見舞われた。宝永山の山腹に下山道大砂走り(左下の湾曲した道)が見える所から、右の稜線へと方向を変え宝永山に向かう。富士宮口からの道と合流する地点で宝永年間(約300年前)の噴火の凄まじい跡( 火口の底抉り取られた山肌)が見られます。宝永山山頂からは富士山にしろ下界にしろ違った風景が楽しめるので立ち寄る価値があります。

目を左に転じれば、下山道のある斜面(手前の左から右に下る白い棒)を下から雲が勢いよく上り見る間に斜面が消えていった。下山道から見たブルドーザー道と登り道。昨日は、こんな荒涼とした砂礫の斜面ただ黙々と歩いていたのかと思うと、雲の中で何も見えなくて良かった。もし見えていたらうんざりして嫌気が差していただろう。

   

           

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