2004年8月夏休みを利用して中国四川省にある世界遺産の九寨溝・黄龍を歩いてきました。(ツアーに参加して)
九寨溝は九つのチベット民族の村(寨)がある谷という意味です。九寨溝の入り口から約30km奥までの谷間に湖、渓谷美、滝等が途切れることなく連なっています。谷は石灰岩の成分が解け出ているのでしょうか、水が青く澄んでいて綺麗です。川の中に森がある樹正群海は日本では見られない規模です。九寨溝は標高2000m〜3000mの高地にあり、バスによる移動とハイキングの組み合わせです。
黄龍は石灰岩でできた渓谷(九寨溝より小さい)を水が流れることにより創り出した渓谷美です(鍾乳洞の景観と同じです)。3100m〜3600mの高地を高山病に悩まされながら2時間半ぐらい歩くと一番綺麗な五彩池に着きます。
一口に九寨溝・黄龍というけれど、九寨溝と黄龍の間はバスで2時間半ぐらいかかります。道路は全部舗装路です。ガタガタの山道を覚悟していたのですか・・・・・。九寨溝・黄龍間の黄龍よりに昨年秋に九寨黄龍空港ができ便利になりました。
九寨黄龍空港は山を崩して3500mの高地に造った空港です。天候不安定の山の上の空港なので時間通りの離発着は望まないほうがよい。
九寨溝・黄龍への詳しい個人旅行記は「中国の世界遺産 九寨溝・黄龍個人旅行」参照。
8月7日 成田→上海→西安泊
8月8日 西安→九寨黄龍空港→黄龍ハイキング→九寨溝泊
(西安を2時間遅れで出発。黄龍ハイキング開始が午後2時30分と遅く、ホテルには夜の9時ごろ到着。飛行機の遅れ、高地ハイキング&ハイキング時間の短縮ときつい初日でした。)
8月9日 九寨溝見物&ハイキング
8月10日 九寨溝ハイキング→九寨黄龍空港→西安→上海 (九寨黄龍空港を時間通りに離陸。珍しい事だそうです。)
8月11日 上海→成田
九寨黄龍空港の霧のため、西安を2時間遅れで出発。途中飛行機の窓から山の中腹が真横に見え航路に不安を覚えたが、ようやく九寨黄龍空港に到着。山を崩して造った空港らしく周りには山しか見えない。ここは既に3500mの高地。飛行機から降りると空気の薄さを体が敏感に感じ取り何となく体に違和感を感じた。ここから3000mの台地に下りる途中チベット民族の部落があった。一旦3000mの台地に下りたが、さらに4000mの峠を越えて黄龍に入る。その前にバスの中で現地係員が酸素ボンベを50元で商売をする。
A.黄龍風景区
入り口は標高3100mでゆっくりと登る。エメラルド色の彩池(迎賓彩池?)が見られ、石灰華と水の織り成す造形美の中に進みます。飛瀑流輝の滝、鍾乳洞で見られる石灰岩のような滝と続く。この滝の上が右端の写真です。真っ白の石灰華の岩畳の上を多量の水が流れていますがわかりますか?尾瀬の平滑の滝か日光の竜頭の滝の感じです。黄龍は入り口から五彩池まで木道が敷いてあり、夏の尾瀬の木道以上の賑わいで(上高地並み)、休むのも写真を撮るのも儘ならない。白いのは石灰華です。石灰岩でできた山の地下水は石灰分を多く含み、湧き出て地表を流れるとき堆積した落ち葉や枯れ木の表面に石灰分が付着し白くなっていきます。
エメラルド色の彩池が次から次へと連なっています。それぞれに名前が付いているが、案内坂のところ景色のよいところは中国人がたむろしていて近寄れない。約2時間で一番奥の黄龍寺に到着。お寺の裏にある五彩池を一周。五彩地が一番綺麗と言われているが、高山病の一歩手前の体では景色を堪能する余裕はなかった。飛行機の延着のため、黄龍のハイキング時間が4時間に短縮されたが、4時間では景色の堪能・撮影はキツイ。
B.九寨溝風景区 日則溝、則査窪溝、樹正溝の三つからなる。
日則溝::黄龍と同じくこの山海の地下水は石灰分を多く含んでいます。その石灰分の影響で水がエメラルド色に輝く熊猫海(パンダ海)です。ここからハイキングに入り、水が非常に澄んでいて倒木が綺麗に見える五花海を半周する。川の流れの中に樹木が立つ珍樹灘を通り抜け珍樹灘瀑布の滝壺まで下りる。水しぶきが顔のかかり中国のマイナスイオンをたっぷり吸い込んだ。
則差窪溝::九寨溝一番高いところ3100mにある最大・最深の湖 長海でフィーヨルドのような感じです。九寨溝で一番綺麗だといわれている五彩地です。丁度このとき雨が降り風が吹き見るも無残な五彩地でした。 樹正溝::九寨溝で最大の滝 諾日朗瀑布で巾320m。この後犀牛海と続く。九寨溝の湖は皆エメラルド色で鏡面みたいです。
樹正溝::樹正瀑布からハイキングが始まります。樹正群海は川の中に樹木があるのか、樹木の中を川が流れているのかわからない不思議な光景です。(中の写真の右上に歩道があります。)。右は樹正群海の拡大写真です。
樹正群海を過ぎると大小さまざまな湖が段々に滝で連なり奇観を創り出しています。火花海(?)。石灰分が付着し珊瑚のように見える倒木と山を映し出す湖面のコントラストが美しい。二つの滝を龍に見立てた双龍海、珍しく2000mの高地に葦が生えている芦葦海を経てハイキング終了。案内板の橙の四角から赤丸まで歩きました。
鏡のごとく木々を写す鏡海。盆栽に見立てた名付けられた盆栽灘。九寨溝唯一のレストラン&ショッピングセンター。