症例紹介

交通事故(骨盤骨折)



外へ出る猫ちゃんでは、交通事故にあう危険性が少なからずあります。
この症例は、飼い主さんが「喧嘩をして怪我をして帰ってきた」と思って連れて来院しましたが、
実際は、交通事故で皮膚の裂傷と骨盤骨折を生じていました。


     
 骨盤のレントゲン写真(手術前)       (手術後

骨盤骨折は、骨折の部位により手術が適応かどうか判断します。
今回の症例では、左側の仙腸関節の脱臼と恥骨骨折および坐骨骨折が認められました。
骨盤腔が比較的保たれているため、仙腸関節の脱臼を整復することで、恥骨および坐骨の骨折は自然癒合を
望めます。

(※当院では、整形外科手術のための設備が不完全なため、横浜で開業されている奥田先生に協力を仰ぎ、
  手術をさせていただきました。)
 
手術後5日目には、起立歩行が可能になり、トイレで排便・排尿もできるようになりました。
1週間後には退院し、自宅での運動制限により経過をみています。

外出自由な猫ちゃんは、怪我や交通事故の危険性が高いです。
交通量の多い道路が近くにある場合は、特に注意が必要です。
また、外に出る子は、猫エイズウイルスや猫白血病ウイルスに感染してしまう恐れもありますの
で、定期的なワクチン接種を受けましょう。






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