第21話 幻視錯綜
- 前回のあらすじ
- カント君は、ブレンにコンソール・パネルなしで乗っちゃうんだから、私以上だな。
- だからブレンが、カント君の才能に刺激されて興奮したと思うんだけど、
- 雲から出て来た幽霊ブレンの事を考えると、あれもオルファンの仕業だと思える。
- オルファンは謎だ。
- 軍人
- 「こちらはアメリカ合衆国の太平洋艦隊です」
- 「ノヴィス・ノアに通告します。無駄な抵抗をやめ、罪のない子供達を解放しなさい」
- 「諸君らが飽くまで子供達を盾にするのであるなら、我々も強行手段を取らざるを得ません」
- 「しかし、それは我々の本意とするところではありません」
- 「今すぐオーガニック・シールドを解除して、人質を解放しなさい」
- モハマド
- 「子供達を人質にしていると言うのか……。盾になどしていない!」
- ノヴィス副官
- 「やれやれ、我々は子供達を人質にするテロ集団ですか」
- アイリーン
- 「デマでもいい……それが情報になって、善人が悪人にもなるのよ」
- 「大陸に上陸したオルファンを53番目の州にする国のやりそうな事よ」
- 勇
- 「こんなの怖くないぞ、ネリー・ブレン。後少しだ」
- 比瑪
- 「きゃっ……!」
- 勇
- 「大丈夫だよな、比瑪?」
- 比瑪
- 「あっ、痺れた……」
- 勇
- 「あれは……」
- 比瑪
- 「綺麗……これが空で雲で太陽で、オルファン……」
- 勇
- 「改めてオルファンという奴が、海底に居た時とまるで違ったものに見える」
- 比瑪
- 「そうよね。宇宙に飛び立とうとする羽衣……銀河の羽衣を着た女神だわ」
- 勇
- 「銀河の羽衣? あれを見てそんな事言うなんて……」
- 「可笑しいとは言わないけど、そうは見える……。優しいんだな、お前」
- 比瑪
- 「そうかな。見える事言っただけだよ?」
- 勇
- 「リバイバルしたそのブレンと出会った時、お前は物怖じしなかったよな」
- 「俺はグランチャーに乗る時は、縮み上がったのに……」
- 比瑪
- 「それはきっと、グランチャーだったからよ」
- 勇
- 「いいや、そうじゃない。そうじゃないよきっと……」
- 「……オルファンより、比瑪の方こそ女神なのかもしれない」
- 「そういう感じ方をする心を持っているんだから……」
- 比瑪
- 「勇、出て来たよ?」
- 勇
- 「オルファンの糞が……」
- 「姉さんとジョナサンも、オルファンから……!」
- 依衣子
- 「ガバナーも落ち着いていらっしゃるオルファンだ」
- 「だが、大人しく帰るなら攻撃はしない。見逃してやろう」
- 比瑪
- 「勇、どうするの?」
- 勇
- 「あの三人だけなら俺が引き付ける。お前は行け」
- 比瑪
- 「でも……」
- 勇
- 「オルファンが待ってるのは、きっとお前の方なんだ。出迎えてくれるよ」
- 比瑪
- 「う、うん」
- 依衣子
- 「どういうつもりだ、ブレン!」
- 勇
- 「行かせてやってくれ、姉さん!」
- 依衣子
- 「馬鹿を言うな! またブレンを自爆させて、オルファンを傷付けるつもりなんだろ!」
- 勇
- 「違う!」
- 依衣子
- 「騙されるものか!」
- 勇
- 「いつになったら治るんだ、その性格は……!」
- 比瑪
- 「ブレン待ってよ! 勇を一人にしておけないわ!」
- 「待ちなさい! 止まりなさい! パートナーの言う事聞きなさいよ!」
- シラー
- 「あのまま行かせていいのですか? ジョナサン・グレーン」
- ジョナサン
- 「気にするなシラー、オルファンに魅了されるブレンパワードだって居るさ」
- 「勇の進化したブレンは倒さにゃならんが、クインシィ・イッサーを守るように動かねばな」
- シラー
- 「ああ……了解、ジョナサン」
- 軍人
- 「識別信号はないのだな?」
- 〃
- 「オルファンのグランチャーには、ない奴も居ますが……」
- 〃
- 「ノヴィス・ノアのブレンパワードです。一機、オルファン中央山脈に接近中」
- ゲイブリッジ
- 「勇君か……」
- 「比瑪ちゃんのじゃないか。流石だな」
- 軍人
- 「迎撃隊、出します」
- ゲイブリッジ
- 「その必要はない。ブレンの動きをフォロー、オルファンの体内反応のチェック」
- 軍人
- 「オルファンのリアクション、チェック!」
- ゲイブリッジ
- 「そうだ」
- 軍人
- 「ミスター・ガバナーへ、太平洋艦隊より入電。ノヴィスノアは未だに沈黙したままだそうです」
- ゲイブリッジ
- 「やむを得ん、最後通告を出せ」
- 直子
- 「最後通告、ですか……」
- ノヴィス・クルー
- 「アイリーン艦長。太平洋艦隊より最後通告が来ました」
- アイリーン
- 「ん……」
- ノヴィス・クルー
- 「貴艦に30分の猶予を与える」
- 「それまでに人質を解放し、オーガニック・エンジンを停止させなければ、核による攻撃を開始する」
- モハマド
- 「何だと? 核の攻撃?」
- ノヴィス・クルー
- 「僕だってスペルぐらい読めますよ」
- モハマド
- 「核兵器を使う……!」
- アイリーン
- 「あのアメリカが? どういう事……」
- ノヴィス副官
- 「艦長……オーガニック・シールドが、核に通用するというデータはありませんよ!」
- モハマド
- 「子供達を解放したにしても、アメリカは核を使ってくる……」
- ノヴィス・クルー
- 「どうしてです? あの大国が……」
- モハマド
- 「大国ったって、新興国のアメリカは今まで国家として自信がなかったんだ」
- 「しかしオルファンを手に入れて、自信を付けてしまった……」
- ノヴィス副官
- 「なら我々も、核を使いますか?」
- アイリーン
- 「どちらにしても、私達は攻撃される運命にありますね」
- 「だとしたら、子供達だけでも助けましょ」
- モハマド
- 「アイリーンさん……」
- アイリーン
- 「オペレーター、太平洋艦隊へ返信。通告を受諾する。子供達を退艦させる」
- 「以後の接触については協議したし」
- ノヴィス・クルー
- 「了解」
- 依衣子
- 「覚悟しろ、勇!」
- 勇
- 「覚悟なんか出来るもんか!」
- ジョナサン
- 「ならば、悶え苦しんで死ぬがいい!」
- 勇
- 「ふざけるな!」
- シラー
- 「お前を倒す事で全てを変革する事が出来ると、ジョナサンが言っている!」
- 勇
- 「それはそっちの都合だろ!」
- 比瑪
- 「オルファン、聞こえて? 聞いて欲しい事があるの。オルファンさん!」
- ゲイブリッジ
- 「はい、オルファンの意思でなければスイッチは作動しません。大統領閣下」
- 「……了解であります」
- 直子
- 「ゲイブ、本当にそのボタンを押してしまわれるんですか……?」
- ゲイブリッジ
- 「まあ見ていてください」
- 直子
- 「貴方だって、少し前までノヴィス・ノアを認めていたではありませんか」
- ゲイブリッジ
- 「彼らは過ぎた力を持ってしまったのです。それを野放しのままにしておいてはならないのです」
- 軍人
- 「我々は味方です。これからこちらの船に乗り換えてもらうから、静かに」
- ユキオ
- 「やだよ!」
- ノヴィス・クルー
- 「待ってくれ!」
- ユキオ
- 「何でだよ? 俺達は元々この船に乗ってたんだぞ!」
- ノヴィス・クルー
- 「いいから早く……!」
- アカリ
- 「どうして私達まで、アメリカなんかに行かなきゃならないのよ!」
- クマゾー
- 「行かないも!」
- ノヴィス・クルー
- 「艦長、キメリエスのレイト艦長から緊急連絡です」
- アイリーン
- 「モニターに回して」
- レイト
- 「アイリーン艦長、敵のミサイル・ハッチの開閉音をキャッチ!」
- 「SLBMです!」
- アイリーン
- 「どちらにしてもやるつもりなんだ……!」
- 比瑪
- 「分かり合える筈なのに戦うなんて、絶対に可笑しいって思いません? オルファンさん!」
- ゲイブリッジ
- 「失礼、時間ですので」
- 軍人
- 「ミスター・ガバナー、まだ救助艇が戻っていません!」
- ゲイブリッジ
- 「予定は遂行する」
- 軍人
- 「子供達がまだ……!」
- 直子
- 「ゲイブ……!」
- ゲイブリッジ
- 「私がやらなければ他の誰かがやるのですから、私の手で……!」
- 直子
- 「ゲイブ!」
- ノヴィス・クルー
- 「ミサイル確認! (?)核弾頭搭載のものです!」
- 「第一次被害、半径2000メートル以上!」
- モハマド
- 「子供達が……まだ子供達が……!」
- アイリーン
- 「オーガニック・シールド発動! 最大限!」
- ノヴィス副官
- 「オーガニック・シールド最大? しかし急激過ぎます! バイタル・グロウブにどんな影響が出るか……!」
- アイリーン
- 「やりなさい!」
- ノヴィス副官
- 「艦長! ミ、ミサイルが……核ミサイルが消えました!」
- モハマド
- 「消えた……?」
- アイリーン
- 「急いでバイタル・グロウブの軌道計算をしなさい!」
- ノヴィス・クルー
- 「計算出ました。大陸内……オルファンに向かっています!」
- アイリーン
- 「やはり、そういう事……!」
- 軍人
- 「ミスター・ガバナー、ミサイルが現れました」
- ゲイブリッジ
- 「宜しい。その映像を全世界に送信しろ」
- 軍人
- 「りょ、了解……!」
- ゲイブリッジ
- 「ノヴィス・ノアは、我々オルファンに対し、卑劣にも核ミサイルを発射してきた」
- 「オルファンは既に数万の難民を収容しているにも関わらず、この愚挙に及んだのだ」
- 比瑪
- 「きゃぁぁっ!」
- 依衣子
- 「これは……!」
- ジョナサン
- 「まさか……!」
- シラー
- 「核……!」
- 勇
- 「比瑪は……!」
- カント
- 「核……」
- ナッキィ
- 「爆発……!」
- 官僚
- 「ノヴィス・ノアが核ミサイルを……!」
- 〃
- 「我々の希望を踏み潰すつもりか!」
- ゲイブリッジ
- 「だが、我々はこれに屈しない。誇りあるアメリカ合衆国の名に於いて」
- 「我がオルファンは、ノヴィス・ノアと戦い続ける事をここに宣言する!」
- ナッキィ
- 「アイリーン艦長も思い切った事をやったな……」
- カント
- 「こんな事する訳ありませんよ。オルファンを核攻撃したって、どうにかなるもんじゃないんですよ」
- ナッキィ
- 「じゃあ……」
- カント
- 「これはオルファン側の策略に決まってるでしょ?」
- 軍人
- 「発射!」
- ノヴィス・クルー
- 「第二波来ます! 物凄い数です!」
- モハマド
- 「何故撃ってくるんだ? ノヴィス・ノアにはミサイルは効かないって、何故分からないんだ?」
- ノヴィス副官
- 「しかしこの数が来るんだ。どうなるか分からんぞ!」
- アイリーン
- 「効果があると分かってるんでしょ。覚悟して頂戴」
- ユキオ
- 「か、数が分からない……」
- アカリ
- 「え〜っ?」
- ユキオ
- 「わっ……!」
- アカリ
- 「来る!」
- クマゾー
- 「短い人生……!」
- ユキオ
- 「人生はまだあるぞ!」
- アカリ
- 「あるの……?」
- クマゾー
- 「あるも!」
- ノヴィス副官
- 「ミサイル全弾、バイタル・ネットに乗りました!」
- アイリーン
- 「りょ、了解! 神よ……!」
- バロン
- 「んっ……」
- 研究員
- 「ミ、ミサイルじゃないか!」
- 〃
- 「オルファンに……我々に向かってる!」
- バロン
- 「ガバナーの奴、ここに至ってノヴィス・ノアを孤立させ、自滅させるつもりだ」
- 「その為に、こんなにも手の込んだ芝居を打つのか……!」
- 軍人
- 「ガバナー閣下へ」
- ゲイブリッジ
- 「ん?」
- 軍人
- 「ここの大陸の政府から感謝状が入りました」
- 「『我が国の増え過ぎた人口を、合理的に間引きをして頂いて有り難い』と」
- ゲイブリッジ
- 「そのような事を……」
- 直子
- 「ゲイブ、貴方って人は……貴方って人は、人の命を何だと思っているのですか?」
- ゲイブリッジ
- 「文明を盲信する人類の目を拓かせる為には、こんな方法しかなかったんです」
- 「直子さん、私がこんな役目を喜んでやっていると思いますか?」
- 直子
- 「貴方はこんな事をする方ではなかった……」
- ゲイブリッジ
- 「僕は変わっていませんよ。昔から、この旧態然とした社会に変革を齎そうと考えていました」
- 「その為だったら、大量虐殺の汚名を着せられても受けるつもりです」
- 「人類粛清の汚名は、全て僕が被るつもりです」
- 「しかし、ここまでのオルファンの動きは、人類絶滅の方向に進んでいるんです」
- 直子
- 「ゲイブ……」
- ゲイブリッジ
- 「しかしオルファンが齎す結果が、地球の生命体全てを根絶やしにするとも思えないのです」
- 「ですからね、直子さん……」
- 「貴方には、貴方だけにはこの気持ちを理解して欲しかった」
- 直子
- 「分かりました。もう何も言いません。もう貴方から離れませんから……」
- カント
- 「あれは核ミサイルの光……。でも……」
- 「ここにも、オルファンに入国したいという人が居るんだ!」
- ナッキィ
- 「どこへ行くんだ、カント!」
- カント
- 「何とかしないといけないでしょ?」
- ナッキィ
- 「何を、どうしようというんだよ? ここまで来て……!」
- 依衣子
- 「ミサイルが来るだと?」
- 勇
- 「姉さんと戦ってる時じゃない!」
- 「この光……。ネリー・ブレン、分かっているよな?」
- ナッキィ
- 「どうやるんだよ?」
- カント
- 「チャクラでトライアングルを作ります! ノヴィス・ノアの真似です!」
- ナッキィ
- 「だったら一人足りないぜ?」
- カント
- 「いや、今来ました!」
- ナッキィ
- 「うっ……!」
- 勇
- 「カント!」
- カント
- 「チャクラ・トライアングルをバリアにします! いいですね?」
- ナッキィ
- 「了解!」
- 勇
- 「いいぞ!」
- カント
- 「数が多過ぎる……。駄目かもしれない……」
- 勇
- 「もっと広がれ! 俺達の後ろには、オルファンと比瑪が居るんだぞ!」
- ナッキィ
- 「グランチャー!」
- 勇
- 「姉さん……!」
- ナッキィ
- 「こいつら……」
- カント
- 「協力してくれてる……?」
- シラー
- 「クインシィ、ジョナサン! 何故ですか!」
- ジョナサン
- 「ミサイルがオルファンに跳ね返るのは、ガバナーに分かっていた。奴の思い通りにさせる気はない!」
- 依衣子
- 「オルファンが傷付けられるのを、黙って見ていられるか!」
- 勇
- 「姉さん! クインシィ・イッサー!」
- 依衣子
- 「分かってる、勇!」
- 勇
- 「みんな、力を!」
- 「止まれぇぇっ!」
- 依衣子、ジョナサン
- 「はぁぁっ……!」
- ナッキィ、カント
- 「はぁぁっ……!」
- ナッキィ
- 「と、止まった……」
- カント
- 「止まったけど、起爆装置は……」
- ジョナサン
- 「これがアンチ・ボディの力かよ……!」
- 依衣子
- 「不思議だ……不思議な感覚だ……。涙が……涙が溢れる……」
- 研作
- 回想:「男の子だ、でかしたぞ翠! こいつは俺のDNAを継いだんだ!」
- 翠
- 回想:「もうお姉ちゃんね、依衣子」
- 研作
- 回想:「俺の子だ! 俺のDNAだ!」
- 警察
- 回想:「待て!」
- ナッキィ
- 回想:「あっ……!」
- 回想:「ママの誕生日なのに……!」
- 少年
- 回想:「天才の癖に誕生日パーティなんかやるなよ」
- 〃
- 回想:「ムカつくんだよ。人並みな振りしやがって……」
- 〃
- 回想:「ほ〜れ、カント。そらよ!」
- シラー
- 回想:「みんな起きて! 今夜頑張ってくれれば、明日にはパンを盗んできてやるから!」
- 回想:「死ぬんじゃないよ! 起きててよ!」
- 勇
- 回想:「俺はもうお前には乗らない。乗りたくないんだ」
- 回想:「お前だって辛がってるのが分かるから、乗らないよ……」
- 比瑪
- 「さあ、もう泣かないで。寂しくないよ」
- 女の子
- 「うん……」
- 比瑪
- 「私だって貴方に触れるから、寂しくない」
- 女の子
- 「え?」
- 比瑪
- 「寂しがる殻というのがあってね、いつまでもそこに閉じこもってると泣いちゃうんだよ?」
- 女の子
- 「寂しがる殻……?」
- 比瑪
- 「うん、その殻の中に居ると、ずっと泣いちゃうんだよ?」
- 「だからね、そこからは出るの」
- 女の子
- 「殻から出るの?」
- 比瑪
- 「そう。私は宇都宮比瑪っていうんだ」
- 女の子
- 「比瑪姉ちゃん?」
- 比瑪
- 「そうだよ」
- 女の子
- 「あ、そうか。私ね、比瑪姉ちゃんをずっと待ってたんだ」
- 比瑪
- 「あっ……」
- 「あ、貴方……」
- 女の子
- 「ふふっ……」
- 比瑪
- 「きゃっ……!」
- 比瑪
- 「こんな物なくったって、人は生きていけます!」
- 「め、でしょ! あっ……!」
- 勇
- 「何だ?」
- カント
- 「チャクラ・シールドが膨張してるんです! みんな逃げてください!」
- 勇
- 「来た!」
- 依衣子
- 「しまった!」
- ジョナサン
- 「クインシィが……!」
- カント
- 「勇さん!」
- ゲイブリッジ
- 「こういう力を持っていたんですよ、直子さん。オーガニック・エナジーは……!」
- 直子
- 「ええ……」
- ゲイブリッジ
- 「オーガニック・エナジーの可能性というものを垣間見る事が出来た」
- 直子
- 「比瑪ちゃんは?」
- ゲイブリッジ
- 「すぐにあのブレンパワードを回収しろ!」
- ジョナサン
- 「バロン! クインシィ・イッサーが何処かに飛ばされてしまったんだぞ! なのに……!」
- バロン
- 「リクレイマー部隊の作戦は中止だ。今後はジョナサンが指揮を執ればいい」
- ジョナサン
- 「バロン!」
- バロン
- 「オルファンが生まれ変わる時が来たのだ、ははっ……!」
- アイリーン
- 「イランド部隊、ブレン達は勇達と合流! 回収して!」