< 第1回小さな歌会(2001年12月)> 
題詠「ハンドル」

                              かいな
   握るべきハンドルはない なら腕おおきく振って歩いてゆくさ 

    「小吉かあ」 ハンドルネーム占えば<中途半端に良い>と続けり 

     うしろから目隠しされて握ってるハンドル放せば翔べそうな気分

ハンドルはやだクラクションついてるもん 「べ〜」とべろ出すハンドベル、ベル

   どぶ川に<サドル&ハンドル>心中して死んどる 雨はやんどるかいな







< 第3回小さな歌会(2002年3月)> 
題詠「窓」

なぁーんにも見えない窓があることを知ってあなたも行ってしまった

  街じゅうの窓とじられて眠る街、滅び去るとはそういうことだ







< 第4回小さな歌会(2002年6月)> 
題詠「雨」

                                                                  ク ア ー ズ
夕立ちで薄めたようなCoorsで乾杯をしてサヨナラをした







< 第5回小さな歌会(2002年7月)> 
題詠「島」

この島は雲が忘れた影だからもう君のこと離しはしない