秋田県などについて管理人の雑感を述べてみたいと思います。
テレビ番組で、各県の特徴について放送する番組がありました。その中で、秋田県が、見栄っ張りナンバー
ワンの県であるとされました。全く同感です。放送した内容のとおりです。
「こんど旅行さいがねばね、旅行用のふぐ買わねばなにゃ。」って、えふりこぐな。
今まで、えのもだど、喧嘩しておぎだ声でさわで、電話きたきゃ、猫なで声で「もし
もし〜」って、えふりこぐな。
「本家で、あだらし車かったど。おえのえでも、かうがー」って、えふりこぐな。
(職場の先輩が2次会で)「こごは、おえだす。まがへでおげ」って、えふりこでけれ。
ある意味、愛らしいお国柄なのかも。
他の県や市町村ではどうなのかわかりませんが、八郎潟町では、古くからある家に 屋号というか、あだ名みたいなものがあります。
「ごんたろ」「むじな」「ごろすけ」「そっけ」「もんじゃ」「まだべ」「とも」「やしま」「だんぺ」 「うまごろー」「まんた」「かんき」「でんちゃ」
「ばしゃひぎ」「ばぐろー」などなど。60代以上の人は、だいたい、このあだ名で、誰の家かわかります。
おそらく、戦前の旧民法では、戸籍が家単位で分かれており、一家に親だけでなく兄弟 の戸籍も一緒に入っていたことなどもあり、何処の
家の者か、わかりやすいように、自然にあだながついたのだろう。町の中でも各地区内で特に通用している もので、その地区の中の会話で、
自然に用いられてきていた。ただし、昭和20年代以前に生まれた人たちまでは、完全に伝わっていたが 、それ以降に生まれた人達では
わかる人は少なくなっている。中には、その屋号で呼ばれたことに立腹した人もいる。まあ、子孫として は、気に入らなかったのでしょう。
確かに、例えば、「むじな」とは「狢」=狸・穴熊のことで、あまり格好良いあだなとは言えないような。
でも、あだなのほとんどの由来は、単純に名前を短縮したものが多いようだ。例えば 「まだべ」とは「又兵衛」さんと
いうご先祖さんがいて、それが短縮されて「まだべ」となったそうです。にしても、無くしてしまうには もったいない遺産だと思う。実際、
実用的で、次男や三男が別家別れしたときに、回りの人々とうち解けようとするとき、あだなで、「何と か」の家の者だとなると、すぐに
素性が明らかになって、仲良くなりやすい。とても良いことである。
しかし、この屋号もまた、方言と同様、いずれ消えてしまうことは止めようがないこと だと思われる。けっこう面白いあだ名があるので、
調査して、まとめてみるのも、面白いとは思うが、あだ名だけ調べても意味ないし、そのあだ名が誰の家 なのかを、同時にまとめてしまうと、
どうも名誉毀損にひっかかりそうなところもあるので、微妙なところである。
「はじろがだで、京大でで、NHKさつとめでらじ、いるてが。」「あや、そえ、うまごろのだ。」「あ〜あ、 うまごろのだが。んだが。」なんて
会話もそのうちなくなっちゃいます。
方言というと、どうしても、古い時代の話しが多くなるんですが、以前の訪問の挨拶と 現在の挨拶を比べると、大分変わっています。
今は、「ごめん下さい」などが一般的ですが、以前の八郎潟町では、「いだがー」ですね。ご近所や、親戚 などを訪問したときの決まり文句です。
「いだがー」「おお、あがれでゃ」「なにしてあったー」「あめふって、なんもさえにゃして、ながまって テレビみでら。あがれ」「んだってにしゃ、
やばっちあめだでば」「まづ、いってがにあがれ。まだ ままじゃめさもはやもの なんに」「へば、さっと あがっていぐでゃ」「あや なに ちゃ
っこのんでいげ」
なんて感じです。昔の家の造りは、簡単で、玄関の戸も、板の引き戸が多かったし、玄関に入るとすぐ横が 居間になっている構造が多かったので、
在宅か留守かの問いである「いだがー」でよかったのです。
ちなみに、一昔前は、商店に買い物に行くと、店番がいなくて、奥の居間で休んでいることが多く、「いだがー 」でなく、買い物に来ましたよという
意味で、「かわえー」と言えば、奥から店の人が出てきました。
最近の秋田県は、各方面に方言を使っている。がしかし?
テレビでは、コマーシャルなどに、「超人ネイガー」なるキャラクターを作ってNTTの CMに使ったり、各地の出し物に参加
させたりしている。語源は、このサイトには載せてないが、「〜じゃないか、とか、〜じゃねえのか」を 秋田弁で省略して「〜ねがー」という
ことのよう。すなわち、「いいじゃないか」というのを「いいねがー」と言うこと。語源がこれなのに、 超人?そこんとこどうなんでしょうか。
しかもネイガーのイが大きい。秋田では正確にはイは入らない「ねが」が普通で、「いいねいがー」とは 言わない。まあ、名前をどうつけよう
が、つける人の勝手なんですが。ちなみに、八郎潟弁では「にゃがー」ともいうことがある。「いいにゃ がー」みたいに。さらに「すごくいい
なー」というのは「いにゃほれー」。
4月から、秋田県の広報は、名称が「かだろ」になりました。「かだる」は、このサイト をご覧の方は、「参加する、仲間に
なる」という意味であることは、ご存じと思いますが、「かだろ」は「参加しよう、仲間になろう」という 意味ではあるが、あまり使わない。
別に秋田県外から来る人でも気軽に参加しやすいようにと考えると、どうなんでしょうか?しかも何か語呂 がよくないような。「かだれー」=
「参加しろよー、とか、仲間になれよー」の方が呼びやすいんじゃないでしょうか。
八郎潟町では、マガモ肉を特産品として販売しており、他に昔から安田佃煮店が佃煮を 土産品として売り出している。最近では、畠栄製菓店のあんこ餅が有名になって、町内外からお客さんが来てい る。
町では、冬になると、斎藤さんちで、大判焼きが売り出され、隠れた人気商品である。斎藤さんちは、一昔 とちょっと前は、夏はかき氷、冬は大判焼きで商売していたが、今は冬の大判焼きだけやっている。普通の小豆 と白小豆の2種類あり、通は、白小豆の好きな人が多いようである。冷めると皮が固くなってちょっと食感が 落ちるが、焼きたては、ほかほかで最高。
ほかには、夏場を過ぎると、白魚が出始める。(八郎潟町では”しろよ”と言う。)八郎湖からあがった白魚 を漁師の人が売りに来たりするので、生のまま、醤油をかけて食べたり、溶き卵と一緒にみそで煮て食べたりする。 これも、郷土の味である。しかし、最近は、八郎湖の水質悪化で、アオコ(藻)が発生して、質が落ちてきている。
八郎潟町には、以前あった純粋な食堂や、ソバ屋などはないが、ラーメン店は、国道沿いに3店舗ある。白熊、 来来軒、元祖ラーメンショップ。どれも結構美味しくて、それなりに人気もある。全国展開の店とはひと味違う。 それほどでもと言う人もいるが、自分としては、白熊は最高である。ラーメン大好きで、いろいろ食べたが、白熊 が最も口に合う。特に、前の日に飲み過ぎたときは、これ以上うまいお昼の料理は、日本にはほとんど存在しないと 思っている。(あくまで私の場合)
八郎潟町の周辺町村でも、ちょっとしたグルメ品がある。三種町(旧山本町)森岳のじゅ
んさいは、5月ころから採れ始め、暑くなる頃には、ゆでて冷やして醤油をかけてすったショウガをかけて食べ
るとさっぱりして、とてもよい。中華料理やフランス料理もよいのでしょうが、素朴だが、つるっとした食感は
たまらない。森岳では、水田を転作田にしてじゅんさい池にし、町全体で生産に取り組んでいる。大潟村では、
カボチャを作り、それを原料にして、パンプキンパイを販売している。最高にうまいということではないと思う
が、お土産には、ちょうど良い。あまり甘くなくて食べやすいから、辛党でもいける。
隣町の五城目町では、いかにも「だまこもち」が、自分の町だけの郷土料理のごとく宣伝 しているが、八郎潟町でもずっと昔から食べている。食材としてきのこをふんだんに使うことから、山がほとんどの 五城目町だからということであろうが、食材としてのきのこは、しいたけとマイタケが多く使われることが多く、 五城目町では、あまり生産してないから五城目町独自の料理とは言えないと思う。
まあとにかく、うちでも、時々、だまこもちをつくるが、きりたんぽと違い、たくさん煮て、 残ったのを、次の日食べると、汁がしみこんで、これが美味い。きりたんぽだと、鍋に入れてすぐに食べないと、溶 けてもちなしの雑煮みたいになるが、だまこもぢは、すり鉢ですりつぶしてから、堅くにぎってあるのは同じだが、 丸く握ってあるからそう簡単 にはとけない。味がしみこんで、醤油色に染まっただまこは最高である。まあ異論もあるでしょうが、私は、最高 である。それと、うちで漬け込むたくあん。製法は、母しかわからないが、絶妙の味がたまらない。漬物たるから 取り出してすぐ食べると、米ぬかの香りがプンとして、ポテトチップスと同じで、やめられない止まらない。 確かにこれも、人によって好き嫌いが分かれるところであるが、がっこ好きな人にはたまらない。