- ＣＲＡＦＴ - ＷＦ2004冬も終わり…と思ったら１ヶ月で次回の夏エントリーでございます。
冬は１体だけで寂しかったので今回は２体新作を作りたいと思います。となれば早速原型製作編スタートしなくちゃ！
他のサイトにならって、しばらくはキャラを伏せてみますが、そのうちに分りますから勘弁してくださいまし。
とか言ってこの娘もアージュキャラなんですけど。
やっぱり並べたいじゃないですか。友達って仲間ってそういうもんです。
◆表面仕上げ
サフを吹くと今まで目立たなかった凸凹やヤスって妙に平らになってしまっている箇所がよく分るようになります。意図的な凹凸と穴は違いますからちゃんと埋めなければなりません。この工程が一番地味です。 凹は削って直すと痩せてしまうので先ず溶きパテを塗ります。そして削り、埋まりきらない大きな穴、傷はポリパテで一つずつ地味に擦り付けて馴らします。
同時に手先、表情、三つ編みなど細かいところを再度点検して丁寧に削り込みます。
なお申請写真の撮影後に行った新たな作業は、
・右足も付け根から分割
・右手を肘から分割
・スカート前身ごろをフリルライン下で分割
・左手にクマさんの腕時計を装着
・バッグを作成した
◆これでセット！！
そしてようやくパーツ全景写真となりました。全１９パーツです。
スカートのフリル下分割って「どこかで見た記憶が…？」と思いながら作業していたのですが思い出しました。芹香先輩のパーティドレスバージョンがこんな分割でしたね。あのスカートはもう何段か分割があったと思いますが。
ショルダーバッグも作ったのはよいのですが、ベルトは0.5mmプラ板で作ったのですよ。これはキャストで抜いてパーツ化できるのかなぁ？端の部分だけ部品化して設計書見て自作してってお願いするのは反則なのかなぁ。などと思います。
◆つーわけで（何が『つーわけでよ！？』by千鶴）
どうでしょうか？
やっぱりバッグ作ってよかった感じですね。ん〜なんか『おでかけ』って記号の気がします。クツはあまり尖らせずに可愛い感じにしてみました。
版権の認可は７月に入らないとこないので、コピーライトの刻印はそれ待ちです。スカートの後ろ身ごろに縦に入れるかバッグの裏面に入れようと思います。今回は手で文字を刻むのではなく鏡文字のゴム印を作ってもらって貼り付ける作戦にしようと思ってます。小さな凸文字なんて絶対できないんだもん！
なので原型編はこれでひとまず完了です。版権の刻印、量産の前に再度、気になる箇所を表面追加仕上げすることになるでしょうから。ある程度、日にちを置いてから見ると以外に気付かなかったことが目についたりするのですね。うんうん。これもコツの一つかな。
＃スカートの中は原型段階で見てもつまらないでしょ？製作編を待ってね…(^^ゞ
◆１サフ
な〜んか忘れてる感じ…っと設定資料を再確認。お〜スカートにもフリフリがあったじゃないか。というわけで遠目にラインだと思っていた実はフリルを追加しました。 これでパーツとしては一そろいしました。再度、大きな凹を補修、クツも調整して１ｓｔサフ。いつものグレー８００番です。パテの新旧の色ムラがなくなり傷、段差がよく分ります。
今回、髪の毛だけで６パーツあります。現実問題として右手は手首が返ってますので肘か手首で分割しないとならないでしょう。それとウエストか右足の付け根で全身を２分化が必要だし、襟ぐりでスッポリと頭を分けた方がいいかもしれません。スカート前身ごろは分割確定だし。う〜パーツが多いぞこんちきしょうめ…。シリコン代かかるんだろうなぁ…（遠い目）。やべぇ。涙が出そうだ。
◆つーわけで（何が『つーわけでよ！？』by千鶴）
この後の本格的な分割と表面仕上げに入ると、また各部の進捗がバラバラになってしまいますのでこの段階で版権申請用の写真を撮影してしまいます。
ん〜女の子してるなぁ。後姿の無防備さがこの娘っぽさを表してますね。今回はポージングを自分で考えたので制約がない替わりにコケるのも自己責任です。でもちょっとだけでも女の子っぽい曲線が出せたかなという感じです。
（もちろん先輩諸氏のサイトに進捗偵察に行っては凹んでるのは内緒ですが）
やっぱり手って難しいですね〜。つくづく思います。
◆この後はいつものように剥き〜２番サフ（１０００番グレー）〜剥き＆モールド再彫り〜最終サフと進みます。手順自体に迷わなくなったのが助かりますね。もちろん最終サフの状態まで詳細部、特に顔の表情とかは調整し続けますので次はその頃ですね。
後ひとふん張りで原型編も完了だ。がむばろ〜！
（おまけ）
水月風に言うと 「もぉ〜○○○ったらまだそんな段階なわけぇ〜？」
「申請だけはちゃんとしとかなくちゃいけないんだからねぇ！分ってるわよね？」
「そっかぁ…焦っても仕方ないか…うん…最後まで頑張ってね！応援してるわよ。」
う〜(T_T)バカ丸出しだぁ〜チャンチャン♪
◆前回ラフ１まで上げた後も洋服の塗りをどうしよう…と不安になっていると、タイミングを謀ったようにオフィシャルからの告知が！ファンディスク発売との事でチラシ、サイトにてあの日の後姿が！
アニメ版では見ていたものの迷っていたのですがオフィシャルならもう迷いません。早速衣装替えです。版権申請では「私服」としか出していないのでＯＫです。う〜サンダルって書いた気もするけど何とかなるでしょう。
イベント他で入手した設定集も参考にしてお着替えで〜す
◆ロングスカートに変更のため股間にティッシュを巻いて、ボリュームをつけてマスキングテープで外側をぐるぐる巻きにします。ウエストは分割をやめてます。上半身の服の下ライン凹凸にスカートがハマるようにしてスカートを盛っていきます。ロングスカートはパテ消費激しいです。このスカート作るだけで２本弱（千円程度）…。なんてこったいです。ふんわりとした薄手の感覚を出すのは難しいです。
断面を考えると前後の２パーツでは裾フリルが抜けないかもしれません。場合によっては前パーツをさらに上下で分割する必要があるかもしれません。
◆上半身もエリ繰りを変更、前身ごろにはボタンとフリルが入ります。ウエストを絞って背中でリボン縛りがあります。リボンはまだ盛っただけですけど。ちょっとダボ目の服ってことが華奢な肩のラインで出せていればよいのですが。
◆足元はサンダルからクツに変更です。足首ちょい上までの白い靴下を履きます。足の指を作らなくてもよくなって「ほっ」というのは内緒です。設定だと真っ赤なクツなのですがこの服でその色はどうよ？って感じもしますね。毒々しい色にならないように気をつけてやりましょう。
◆後、黄色のショルダーバックと腕時計もあるのですがまだ作ってません。バッグは小物として作って見たい反面、ベルト回りの造形＆抜きができるのか道は険しいです。
◆こういう乙女チックな装いもいいですねぇ。ちょっと見直しました。設定集でのこの服装が「ちょっとおめかし」な感じが分ります。これからデート（はぁと）って雰囲気が出せてればよいのですが。危険な設定と皆に言われても２人並べて１セットです。
◆この後、各パーツのバランス取り、表面仕上げで版権申請用の写真レベルまで（２ｎｄサフくらい）は仕上げたいところ。後１週間。頑張らなくては。
◆今回は新兵器を試してます。ダボをガッチリ作るのもいいんですが、抜く時につぶれたり欠けたりします。そもそもガチャポンのダボを真似てたのが間違いだったんですけどね。市販品を見ると位置合わせのポッチがあるだけだったりするのを見て『どうせ軸打ちするんだし位置が確定できれば別に固定できる深さは不要なんだな』と悟りました。
で、以前先輩サイトでベアリングを埋め込んで使ってるというのを思い出したのですがベアリングって結構いい値段するんです。で、ビーズを使って同様の事をしようと思います。１００円ショップでビーズ細工を買ってきてバラしたものを使ってみます。ちょっと少林寺みたいなんですけど埋め込んで髪の毛を止めると思ったよりキッチリ合います。いいかもです。
◆で、いよいよ洋服を着せる時が来ました(T_T)。
最終的には洋服のデザイン変えるかもしれませんが、原作の青いヒマワリ上下です。 肩などの服ラインを下書きしてパテを盛っていきます。特に腋の下の胸回りこみに注意します。
◆今回の分割はウエストでやってみます。上着の裾にすこし潜らせて合わせます。思い切って分割し、大玉のビーズでダボを作ります。そしてスカート。今回は粘土を使わずにマスキングテープを巻いてやってみました。粘土でやると柔らかいのでどうしても裏面が凸凹になってしまうので試してみました。ふんわりしたスカートにはあまり向かないかもしれません。外側を大きめに作って結局内側を削ることになるのですな。
◆そしてリボン＆三つ編み。三つ編みのやり方を人に教わったりして本当に編みこんでやろうと挑戦したのですが、うまくできませんでした。人によってはリード線や違う素材を編んだりして使ってるらしいのですが、仕方がないので削り出しです。 リボンも２つ。結構シャキっとしたリボンなのでメリハリをつけて削りだしてます。 これだけみるとカブトガニとか何かしら生き物みたいです？
◆そして一通りの部品が１８０番レベルの状態で揃いましたので組んでみました。この後、各部の調整やら精度出しなんですが、何とかラフ１ｓｔ状態まではきました。 
で、２ショット。こんな風に並べたかったのでちょっと嬉しい(^o^)丿
今回は最初から骨格を意識してたので手戻りがなかったので思ったより早かったです。膝下で等身調整をした位ですから。
この後、左足を付け根から分割しますが、その時に足はもっと閉じてすこし内股交差させるかもしれません。
とりあえず表面仕上げの番手が４００番くらいになればサフをふいて版権申請の写真が撮れるかな？って感じです。ちょっと間を置いて眺めてると直したいところに気付くので焦らずいこうと思いますです。
気付いた点、アドバイス等あればお教えくださいまし。
◆前回は下半身のバランス取りまででした。
その後、肩の位置を決めて首を作りました。背中側からも見た上で背骨、肩甲骨とバランスを決めてます。肩幅、首の長さ、顔の大きさ、そして重要な鎖骨の位置、試行錯誤の上、この娘なりのバランスをやっと決めました。２Ｄだとスマートに見えても立体にすると細くてデカ顔に見えたり…改めて難しいところだなと。かと言ってリアル人体のバランスでは首が太すぎて女子柔道になっちまいます。不自然でなく２Ｄバランスに近いものは？今回の学習ポイントですね。
◆女の子は最終的に、髪のボリュームを加えてのバランスになりますのでラフ作りの髪の毛を装着しました。ん〜この髪型もまたいいな。
なんてことばかりじゃいけまへん。この娘の一派は必ずオプション装着髪があるので、それも仮作りしました。その上で、いよいよ手のポーズ取りのために関節繋ぎで腕を付けました。関係ありませんが後ろのモニターでは懐かしい東鳩のＴＶＡが流れてます(^-^;)。それを見ながら「あかりのまん丸頭っていいな」と思ったり。
そして前もってアタリをつけていた位置にバストを盛りました。バストがあると身体の縮尺が急に変わって見えるのが不思議ですね。教授の講義を思い出し砲弾型です。
◆今回のポージングは右手で髪をチェックする仕草です。待合せで彼が来るつかの間に改めてガラスに映した自分の姿を再チェックして『髪・チェキよ〜し！えへっ(はぁ〜と)』って感じで女の子らしい期待感みたいなものが表現したかったところ。
右手は決めていた通りなのですが、左手が問題で、当初ひじを曲げてお腹の前でバッグを持たせるつもりだったのですが（3/21のイラスト参照）実際にそのポーズを取らせて見るとこじんまりしてしまって面白味がありません。確かに微笑ましい姿ではあるのですが、造形としてのアピールという点を考えて、今回は女の子のおすましポーズにしてみました。
◆実際に作ってみて思ったのですが、この娘の顔って難しいんです。
原画でもタヌキ顔から大人キレイ顔までバリエーション豊かで、意外に目の下からあごまで長くて顎がほっそり尖っているくせに、頬はすこしぷっくりしてる。そのまま作ると目とのバランスが取れない…。おまけに高校生自体のちょっとした「あどけなさ」まで欲張ってるのでヒィ〜ヒィ〜です。まぁ苦労したお陰で何とか自分のイメージに近いところまではきましたが、この後も細かなイジりを繰り返すことになるでしょう。
どうですか？可愛くできてますか？はる…いや…この娘ファンの方のご意見を伺いたいところです。私は資料を改めて色々見てて魅力を再認識しましたよ。
◆今回の自己課題で色んな角度から見てバランスを見てます。なので上から下から常にチェックしながら調整してます。上から見下ろした時の腰周りけっこうお気に入りです。下からの見上げでも背骨〜腰骨が有る上で魅力的なヒップがあると見ていただければ嬉しいです。
◆さて、この後は引き続き肉付け＆削りと細部作りなんですけど、正直迷ってることがあるのです。 どこでパーツ分割しようかな？と。下半身はいいんですが問題は上半身です。今回は水月のように首輪がないのです。おまけに上半身の服から胸元がちょっぴりだけ覗ける風情にしたいのですが、さてそうすると洋服を別パーツにするか、一体にしてしまうか。
一体にしてしまったらウエストで分割するのですが…。あまり欲張って自滅するのも嫌〜な感じだし。
男って悲しい生き物だなぁ…と小一時間ばかり…。
◆アルミ線ボディでポーズのあたりをつけて、腰から下に肉付けをしました。
ところが所詮アルミ線なので上半身がぐにゃぐにゃ曲がって作業し辛かっので背骨をイメージした棒状にパテ付けして体全体のカーブも検討します。
腰（骨盤）の位置、太ももへのラインを考えながらライン出しをしてます。
この娘は今回、生足なので腿、膝、ふくらはぎ、足首など微妙なラインが要求されます。
◆今回のキャラは高校生で天然入るくらい普通の子なのです。
結局はＰＣゲームのキャラなのでＨなイラストもいっぱいあるのですが、原作ファンの私としては普通の女の子の日常の幸せ一コマを作りたいと思いますので健康的なんだけど無闇な誇張なしで可愛らしい自然な色気が出せたらと思います。（この文長いな…)
ところがこれを作り手が意識すると難しい…。
キャラ本人は全然意識してないんだけど見る人には伝わる…途方もない書き方だなこりゃ。
◆ということで今回の目標は…『生足の健康的な色気』です。
膝の裏も作らなきゃいけないし…また人間ウォッチングかな…。
でもリアルなラインをキャラベースにアレンジしての作り込みがまた難しいんだなぁ…
本申請までの期間を考えると４月後半には写真取れるくらいまでの仕上がりに持っていかなくてはなりません。でもこのレベルの作りこみも久しぶりなので楽しいです〜。
※作業PGM？『君のぞらじおＣＤ１』
◆毎度おなじみの顔＆アルミ線です。
一応、ポーズ、シーン設定は原作にない想像のものです。後ろにラフ書きがあるのですがボカしてもバレバレですか？そうですか。
今回はトーン氏のやり方にならって顔を乗せたら下半身を先に形作ろうと思ってます。 それから破綻のないように上半身、頭を乗せて、鎖骨の位置決めができたら胸と肩を作ります。今までは頭から下に下りてましたから上半身と下半身がチグハグになると修正が大変だったのです。さて積み上げ式にして上達するでしょうか？楽しみです。
それと今回の娘はミニスカートで生足ですのでジーパンの水月に比べて肌のラインが重要になります。
２枚目の写真の後ろの方にある顔は水月の目の練習用にコピックで瞳を書いたものです。スケールが同じなので大小を比較するために置いてあります。別に供養をしなくてはいけない写真ではないのでご安心を。