羊毛フェルト人形に初挑戦の巻でござる。準備も含めて造形再開です。(造型ではない?)
◆久々にね
前回の更新から丸8年ですか…。随分長い様な、もうそんなに経った?どっちだろ。まぁいいや。
ひとつはアゲフォローから外れてしまった為、昔ほど萌えがなくなったからかな。もう一つはやっぱりコストですね。ガレキを作るだけならまだしも原型~量産というとイベント参加費も含めてそれなりのお金がかかります。萌えるネタがないとそれだけのコストをかける気分になりません。
最近、リアルな動物人形を見かけて、それが羊毛フェルト人形というものだと知ってからすごく気になってました。レジン造型では当然『毛』の表現は無理なのですね。人の肌は塗装技術で神がいますが「毛」は所詮ソリッドの世界には限界があります。ケモナーにしても同様です。理屈をコネるつもりは毛頭ないので勘弁して下さい。ドールに走らずこちらに来てしまったという事で。いずれガレキにも戻ります。まぁ身近に猫好き、犬好きが多いので画像や動画を見る機会が多く、今、飼えない自分としても「もふもふ」に飢えてるのでしょう。
◆道具を購入
手芸屋さん(模型屋さんじゃなくて)に行って「羊毛フェルト人形を始めたい」とコーナーに案内してもらいました。予め必要な道具は調べてあったので迷わず購入。道具と素材(羊毛7色+白わた)を購入しても3000円程度でした。
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道具箱は例によってダイソーです。今回、羊毛は色が混じると嫌だし汚したくないので仕切り付のケースを作りました。部屋にあった空いてたケースにダンボールの仕切りをハメて色別に収納できる様にしました。今までの経験から予め収納を考えておくって事ね。 で、チクチクするマットも一緒に仕舞えてこんな感じです。なんか女子力UPって感じするな~。
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◆いよいよ挑戦
Webで作り方とか予習してたんですけど、やっぱり実際に手を動かさないと分かりませんね。当然か。
今回は主目的として子猫を作りたくてラフデザインも作り済みです。この羊毛フェルト、巷では『チクチク』と表現されてます。要は細かな羊毛を返しの付いた針でチクチク刺す事で解れない様に固めていく作業になるのです。接着・接合もチクチクする事で細かく縫い付けられる事になります。ところが実際にやってみると素材がフワフワだから、どれくらいの素材がチクチクするとどうなるかのボリューム感が全く分かりません。この辺が経験値なのでしょう。試行錯誤で身につけていきませう。
様子見のお試し練習とは言え、せっかくなのでちっこい『ぬこ』にします。最近、しっぽだけのAIロボを見たので製作も「尻+尻尾」にします。何れはコーギーのモフモフ尻も作ってはみたいです。先は長い…長すぎるよ…ママン。
という訳で腰と両足パーツを作って後で合体させる感じで作成します。分割自体はフィギュアで慣れてるので同じ感覚でいいのかな~と思わない事もないのですが、どうやら経験が役立ちそうです。とは言え、これを合体させて継ぎ目を自然にしたり白を乗せたりバランスを取ったりするのが一苦労。感覚的にはパテ盛りしてヤスる作業が羊毛を乗せて刺し固める作業に置き換わる感じです。硬化を待ったりしない分、作業時間に待ちはありません。作業開始から完成する迄3時間弱というところでしょうか。
で、連結させて尻尾を着装した結果がこいつになります。ぬこの「頭突っ込んだ感」が出てるでしょうか。尻尾には極細の真鍮線を芯に入れていますのである程度曲げられます。
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この子は会社の女の子が飼っているハチワレで、子猫時代を作りたいと思っている子です。練習なのでボトルキャップフィギュアサイズです。次回はもう少し大きくなる予定です(実寸よりはずっと小さい予定ですが)。うっかり羊毛界隈の方がうちのサイトを見に来ることがあったら古きヲタ臭にビックリするかもしれませんが、どちらもうちなのでご容赦いただきたいと思います。飼い主さんはどんな評価をしてくれるかな~怖い様な楽しみの様な~笑ってくれるといいな~。
ケースに入れてそれなりに
では次回は少しずつUPして行きますのでお楽しみに。