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◆No21.幸運の『ぬこの手』(練習作2)
-もふもふ部-
練習作の課題2です。基本は大分慣れたけど甘くないんだろ~な。

17/12/03

◆幸せにな~れ

前回の作品をモデル猫の足元に置いた写真を飼い主さんから頂きました。よくよく見ると猫手の指の股は 前回の造形よりずっと深くてちゃんと指になってるんですね。考えれば当たり前なんだけど…。 というわけでリベンジって意味も含めて追加で2つ製作しました。これは古い仕事仲間と今の仕事仲間に プレゼントするものです。指の太さのバラバラさ加減も個性って事で生き物っぽくなりました? ちなみにネット上の自作品で羊毛フェルトの猫の手って結構売られていて色んなバリエーションがあります。 とは言え、すんごく小さくってもそれなりの値段なんですな。私のは基本、実物大に近くて「お手」感覚で 撫ぜられるのが売りです。いくら位が妥当なんでしょうね~。
ストラップには黒砂堂のコート紙のロゴタグを付けました。写真頂ければ愛猫の手、お作りします。
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17/11/03

◆作業ペースが掴めないまま…一気に?

会社サークルのロボ製作にかまけて、モフになかなか手を伸ばせずにおりました。が、久しぶりにロボ製作のカッターで 親指の甲をやっちまいまして…という事で3連休の初日、モフってみました。いよいよ課題にチャレンジです。
まずは前回作成した指&甲パーツを一体化させてアウトラインを調整しました。後で植毛するのでここでは肉厚に なりすぎない程度に芯となる形を出します。この時点でいい感じの丸みが出せたかな~って感じですね。ネコパ~ンチ!!

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そして猫手を作るにあたって避けられない必須アイテム…というかこれを愛好する重度の…そう、肉球ですな。今回のモデルさん は白黒ハチワレで肉球は紫がかった黒に近い色なのですが羊毛の手持ちがなかったので茶にさせてもらいました。Google先生で リアル肉球の形状を確認してパーツを準備。一見厚みがありますが手に貼った後、縁を押さえるのでこれ位がちょうどですかね。 そして先ほどの猫グーの平側に配置して縁処理をします。この時点でグーを見た時に指の谷間に薄い茶を影代りにアクセントで 埋め込んでいます。植毛したら埋もれちまって悔しいので一言触れときます。指球が一見アズキみたいですが球の間にも植毛 しますのでその時にシェープは調整する予定です。

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そしていよいよ今回の挑戦課題『植毛』です。一回にどれ位ずつを埋め立ててけばいいのか分かりません。ネットで見たやり方 では一回真ん中辺をチクって、その後、毛の流れ方向に倒して根元をチクって向きを整えるとの事。手の平は指先方向に毛が流れて ますので先端から少しずつ埋めて立ててを繰り返します。なんとか平全体に植え終わりました。何やら別の生き物みたくなりましたね。 この後、手の甲側に植毛する前に刈り込んだのですが写真は省略で。球と毛の縁、流れも調整しました。

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同様に手の甲側にも植毛チクチク。ちなみに芯に使用している羊毛とは別のちゃんとした白の毛です。こちらも手首から 指先に向けて流れがありますので指先から順に手首に向かって植えていきます。甲全体を終えたところは、やはり何やら 綿の塊にしか見えませんね。これは「おしろい」を食べて生きる伝説の…(以下略)
そして理容ハサミでチョキチョキ長さを揃えて刈り込みます。よく考えたら猫の手先ってそんなに毛が長くないので流れも へったくれもなかったかもしれません。でも写真だと分かり難いかもしれませんが触った時のフワ感が違うのですよ。 やっぱり植えてよかったな~一手間加える事で満足度があがりま~す。

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そして全体を俯瞰して丸みを刈り込んだり平の凸エッヂを調整したりして完成です。今回は途中で何気なくストラップ紐が 付いています。手首側にストラップを差し込んで押さえ増毛してますが強度はそれほどでもないので実用品としては危険かも しれません。最初から抜け防止を埋め込んで造形すべきだったかな~と思いました。結局、黒い木綿糸で縫付け補強しました。 これならズボッと抜ける悲劇はないでしょう。
って事でほぼ実物大?の『ぬこの手』が完成です。ツメはないけど引っ込めてるという事でよろしく。

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茶トラとかなら一発で猫手って分かるのかもですが、これはこれで白ソックスの様な可愛さがあるんですよね。
次回はいよいよ本丸の子猫を作ります。飼い主さんにも快諾を得られ名前もそのまま公表できる事になりました~。 というわけで次回作『子Nick』(こニック)頑張ります~

17/10/22

◆予行演習的な…

練習作1の『しっぽ』は無事に飼い主の手元に。机の上とかにチョコンとあって和ませてくれるといいなと思います。
さて本丸にとりかからないのかい?と思う諸兄もいるかと思いますが(自分でもそう思ってましたが)やっぱりいきなりでは 怖いテクがあります。『植毛』です。本来、羊毛フェルトはチクるだけで、素材そのものの毛羽感はあるのです。前回の様な ボトルキャップサイズなら十分な質感なのですが、ある程度の大きさで「もふ」ろうと思うと長短に係わらず毛並感が必要 なのですよ。元々ネット上で拝見した作品にも、その辺の魅力を感じてましたから。

というわけで手頃な大きさのネタで植毛加工に挑戦してみようと思います。
欧米には「幸運のウサギの足」というラッキーアイテムが実在します。いわゆる手先だけの剥製みたいなものですから実物は 冷静に考えたら善悪の分からないアイテムですよね。
今回は、猫の手Verを作成してみようと思います。植毛して刈り込んで肉球も凸で埋め込んでみようかと。きっと植毛は スゴく地味~な作業だと思うので焦らず、じっくりやってみようかと思います。その出来が本丸の出来を左右すると思うので。
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手の甲の部分と指をざっくり分割して作りました。これを連結して猫手の丸みを調整する訳です。これは芯用の中わたです。 表面に植毛する白毛とは違うものです。この5パーツをざっくり作るのに20分くらいかな。大分慣れてきたと思います。 今回は最後に携帯ストラップ的なヒモを付ける予定ですのでお楽しみに。
ではではまた次回。


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