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◆No25.治郎ちゃん
-もふもふ部-
激レアの犬種『日本テリア』にチャレンジ。スタイリッシュな粋ボーイに仕立ててみたいです。

18/03/26

◆じゃ~ねっ!

飼い主様にお渡ししてきました。気に入ってもらえるか…結構ドキドキだったのですが…箱を開けると… 『わ~入ってる!』そりゃ入ってまんがな…取り出すと…『あ~出てきた!』出しましたがな…。 とまぁ大層喜んでいただけて造り手冥利につきます。ただね…後ろ姿見て『きゃ~撫で肩!』ってのは どうなんだろう…治郎ちゃんだって好きでやってるわけじゃない。ご先祖からのDNAがそうさせてるだけ なんだからね。

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今回も飼い主様の指で頭ナデナデ記念ショットです。太郎さん時と同様に現場の机の上に置いてくれました。 ノートパソコンのディスプレイの向こうから「もう帰ろうよ~」って見つめられて仕事にならんっ!!って 笑ってました。激レアな犬種でどうなるかと思いましたが納得して頂けた様でなによりでした。というわけで 治郎ちゃんプロジェクトもこれで大団円。どうもありがとうございました~

18/03/25

◆できますた

前回のワンコヘッドにいよいよボディが付きます。今月中にお渡ししたい!ってことで最後まで 駆け抜けました。ヘッドの首を延長してボディ軸を作ります。そして背骨を意識して肉付けを していきます。後から腕(前足)が付きますのでこの段階では肩甲骨などの盛り上がりはありません。 だたこの時点で概ねの位置は首の長さを含めてアタリを出しときます。治郎ちゃんはスリムボーイなのですが やはり長めの頭を支える為に、思った以上に首が太くしっかりしています。首が太いのに肩幅が狭いので撫で肩に見えちゃう のでしょうね。

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そしてワンコアーム。華奢ってくらい細い。今回は壺に前足をかけますので真鍮線で芯を入れてます。 先ほどアタリをつけた肩の位置に付けた時にちょうど縁に前足がかかる様な長さと角度をつけます。 そして付けたあとに肩甲骨と肩口の盛り上がりを肉付けします。
最終的にバランスを見て体表の薄毛を貼り、基本作業は完了です。そして仕上げに耳の内側に 透けピンクを入れ、手先を書いて終わり。壺に入ってもらってハイチーズ!

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今回、手先は線を入れただけの略式表現です。ちゃんと割ろうかとも思ったのですがこの細さで割ると ヘニャヘニャになってしまうので諦めました。 この辺がレジン樹脂で硬く仕上げるフィギュアと違うところなんだな~と実感しました。 フィギュア原型の場合には指ごとに細い芯線を入れて削り出しますが羊毛の場合には削るというより 盛っていくので勝手が違います。何れ細かな造作にもトライしてみたいと思います。
さて次回は飼い主さんにお渡ししてフィナーレです。喜んでもらえるかな。ドキドキします。

18/03/18

◆ワンコヘッド

ようやく両耳が付きました。バランス取っていい感じの曲がり具合になったかな~と思います。 耳の付き位置を決めたところで頭頂部と後頭部の肉付けも行いました。で、特徴のあるバックハチワレを 付けて首へと繋ぎました。これでヘッドは一段落となります。
いたずらっ子っぽい眼差しとスリムな口許で結構なイケメンになってくれた感じですね。ホッ。 この後は首~胸へと繋いで胴体を作ります。そしたら肩を付けて前足ですかね。この子(犬種)は すごい撫で肩なんですよ。ボーリングのピンというか一升瓶かみたいな感じ。今月末には飼い主さんに 引き渡したいのでちょっと頑張ります。ってことでお楽しみに。

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18/03/04

◆みみがながい

いやいや~難しいわ~。治郎ちゃんの耳はスリムな顔から見るととても大きいのです。正確に言うと「長い」のね。 一度は両耳を仮付けしたのですが…色んな角度から見た時にどうも気に入らない。結果的には垂れてカーブして いるものを伸ばすと結構な長さがあるって事に気づいて造り直しました。先ず片方でバランスを見てOKなら反対側を 造ろうかと思います。
マチ針で仮止めして付いてる位置や角度を試行錯誤。何とかイケたかな?という感じです。この位置をベースに 頭頂部の盛り上がりや後頭部、首の太さを調整します。そこまで行けたらと思ってましたが少しこれで様子を見ます。 顔立ちがスリムなのでどうしても『耳』が出す表情が重要なんですわ。なので今日はここまで。次回ガンバロ。

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18/02/25

◆犬のカタチ

今回もこの時が。ただの毛玉だったものがワンコになりました~。
前回の通称「ブタっぱな」にプラ目を接着剤で固定し目の感覚を調整、骨格を意識して目の付き方に合わせて曲げます。 目の間隔や額もできあがりを意識してラフに位置出し。とは言え、このままだと白いアマガエル(笑)になってしまいますので 目の高さと位置差を意識して鼻を伸ばします。先端には8mmノーズを付け目のサイズを基準に長さを決めます。この時点で大まかなサイズが決まるので油断できません。注意深くね。この状態でもスニフかエヴァの使徒ってところか…
ベースが決まったらまぶた、眉骨、頬、口元の膨らみなどを肉付けしていきます。治郎ちゃんはモノトーンボーイなんですけど頬と 下あごに茶のアクセントがあります。不思議な配色ですよね。茶毛は全身でここだけなんですから。参考写真を基に色んな角度から 眺め回しては肉付けしていきます。ようやくワンコの顔になりましたね。ほっと一息です。

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この子は口の先の方が若干太くなってます。ウ~ッて歯を剥いて唸る時に盛り上がる辺りですね。上からも見て盛り上がりを確認します。 後頭部は耳が付いて首に繋げる時に最終調整しますので今は仮のラインです。そして真上から見ると思ったより頭骨が扁平で長方形 です。最終調整で後頭部に繋がるラインを決める時にその辺も造ります。とはいえ斜め前から顔を見ると頭自体は丸にも見えるという 特徴もありますので気を入れていきましょう。
耳が無い状態だと寂しいので姉さん手拭をかぶってもらいました。どうでしょうね~ワンコになってますよね?治郎ちゃんは耳が大きい ので今日はここまで。次回は耳~後頭部~首の予定です。猫と違う造形でこれはこれで楽しいです。顎を下から軽く握りこみたいワン!

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18/02/18

◆はじまりはいつも

2匹目のワンコです。1匹目がタローで2匹目がジローってスゴいよね(笑)という訳で来るべくして来た?ワンコです。 私もいい年になって初めて知った『日本テリア』という犬種。テリアと言ってもお馴染みのヒゲ面イメージでは全くなく どちらかというとハウンド系?のスマートなモノトーン・ボーイです。骨格や表情など色々な犬(猫)種で経験を積みたいと 思っていましたので貴重な子です。とは言え楽しんでイカした子に造りたいと思います。
目と鼻は8mm。ウチのデスクトップ・マスコットサイズに仕立てます。

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とは言っても最初はいつも同じところから。今回は陶器から上半身を乗り出して縁に前足を掛けているポーズで おすまししてもらいます。この陶器は前縁が切れ込んでいるので前足を揃えてかけるのに丁度いい感じ。男の子っぽい 柄の布を縁に回して結わえてます。お馴染みダイソーで調達。クールっぽいけど、つぶらな目が可愛いんだな。 プロジェクト開始です。お楽しみに。


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