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我が家には、たくさんの写真が思い出と比例して残っています。
主なものしかHPにはのせていませんが、父が病気になってからは特に写真を撮る事は多くなりました。
ただ、写真を撮る時にバインダーを覗くのが辛かった時期もありました。
「もし、これが最後になったら・・」といつも考えてしまう私がいました。
今は、これらの写真が私たちの財産です。
1999年5月2日
「ガン発覚」から半月。アウトドア大好きだった父。
この日は父の甥、姪達とバーベキュー。
皆に自ら「わし、ガンじゃったんよ!」と明るそうに
言っていたが、内心はどうだったのだろう?
父と妹。
手前が私ことMammy。
「次はあるかしら?」という思いが
脳裏をかすめながらのレジャー。
まだまだ泣き出したい
気持ちの方が勝ってた時期。
父は自覚症状もなく、
いたって以前と変わらず。
1999年9月7日
私の次女の誕生日。
放射線治療、抗がん剤治療も
ひと休みしていた時期。
1999年11月20日から3泊4日で
母の妹夫婦が住む
兵庫県まで父の運転で
母と二人で小旅行。
宝塚の中山寺にて。
「がん告知」された時には、
予想もできなかった事。これで少し、
父は自分に自信が持てた様子だった。
2000年1月22日
方々から預かっていた「お年玉」を持って
我が家に来た。私の次女と。
まだまだ元気。
2000年3月10日
次女の中学校卒業のお祝い。
週始めに入院、週末に退院というサイクルで
「抗がん剤」治療中。
食欲は衰えることなく、
「がん」だなんて信じられない。

父と私。叔母たちの愛犬「パセリ」と。
2000年3月17日〜20日
妹の運転で、兵庫に。
私たちは18日に行き、一緒に夕食会。
2000年4月8日
少し早いかな?といいつつ
お花見をかねてドライブ。
結構咲いてて、「来年も見れるかな?」
と父が言った。
どこへ行っても、口癖になってきた。
「見れるよー」と私たち。
本当に見れると思うくらい元気。
2000年4月14日
いつもの仲良し温泉仲間と花見。
途中の「道の駅」にて母と。
2000年5月3日
昨年同様、恒例のバーベキュー。
「今年も来れたねーー」
この時には「手術の為、8日から入院」
は決まっていた。
「どうなる事やら?」と
皆にあっけらかんと言ってる父。
心中察する家族は複雑。

2000年6月12日
大手術を乗り越え「退院」
1ヶ月程で家に帰ってきた。
夫・次女が伸びた髪を散髪。
・・・なんと失敗。
失敗した?髪で退院祝い。
母の美味しい手料理に食欲旺盛の父。
皆が「よく噛んで!!」と何度も注意。
また皆で食卓を囲める事に感謝。
友人たちからお花やワインが届いた。
2000年8月19日
免疫治療の為、福山「数野医師」のところへ。
久々に父・母・妹・私の水入らず。
帰りに「平山郁夫美術館」「耕三寺」へ。
因島フラワーパーク前にて。
何十年ぶりかの水入らずの写真。
父は術後の為、少し痩せているけど
食欲は衰えなし。
2000年9月2日
私の長女の20歳の誕生日。
皆で協賛し合い一生ものをと
「ROREXの時計」をプレゼント。
父に長女の成人式の振袖姿は
見せる事ができた。
初孫のこの娘が生まれてから当分の間
父はお風呂に入れるのを楽しみにしていた。
2000年9月7日
私の次女の誕生日。
イベント好きの私たち一族。
この日も皆で食事してお祝い。
長女はおじいちゃんより彼?の時期。
父は次女にモーションかける!
この時期は「がん」という言葉を忘れはしないが
治る!!と確信していた。
2000年9月9日
父の72歳の誕生日。
当日まで内緒にし、ちょっとオシャレな
懐石料理のお店へご招待。
とても喜んでくれた。
術後の体力の衰えはあるものの食欲あり。
2000年11月20日
免疫治療の為、福山へ。
岡山チボリ公園の「花千年樹」前にて。
紅葉と重なり、父はとても気に入った様子。




2001年1月3日
恒例の新年会(父の親族)
年末に受けた「抗がん剤」はきつかったらしく
微熱はあるものの、「また年が越せた」と喜ぶ父。
この新年会は私が子供の頃から続いている。
父と父の姉。
この姉は父の育ての親。
父と伯母はお互いに「あんたが
死んだら一番一番悲しむのはわしじゃ」
といつも言っていた。
伯母ちゃん、父が亡くなって
ウツモードから抜けられないでいます。
2001年1月11日
日記に「とうとう髪の毛が抜ける」と記してあった。
この頃から帽子を愛用。
「やっと、がん患者らしくなったね!」と私。
髪が抜けると、こんなに老けて見えるのか・・
と私もショック。
治療はお休み中。
2001年3月3日
ひな祭りの食事会の為、私の家へ。
もともと寒がりの父。
この日も寒い、寒いと言っていた。
しょっちゅう、私の家に来ていたが
この日が最後になった。
2001年4月6日
仲良し温泉仲間と「千本桜」のある
木次町(きすぎちょう)へ
お花見に。
このお花見は半年前から楽しみにしていた。
帰りは温泉に入って帰った・・と
日記に書いてあった。

2001年5月1日
父が、どうしても行きたかった
島根:大根島のぼたん園。
この日は苗を慎重に選んだらしい。
黄色いぼたんの苗を買ってきていた。
この数時間後
     父は天国へ旅立ってしまった。

両手を広げ、まるで翼をつけたような写真。
照れ屋の父が、こんなポーズをとるのは珍しい。
でも、念願のぼたんを見る事ができて良かった。