カスタマイズ講座 その1 SDエステ/自立編 |
||
HOME > How to | ||
カスタマイズ SDエステ/自立編 この講座は、「HAPPY DOLLS PLUS」にて発表したものを加筆修正したものです
自立させるために必要な要素 ・間接の滑り止め加工 ・引きゴムのテンション この2点を満足させる必要があります。 実際には、自立パーツセット(ボークス製)の導入が一般的です。 これは、各間接の凹部に滑り止めの皮を貼り、テンションの強いゴムに交換することによってSDを自立させるものです。 皮の貼り付け 型紙は付属していますから、その通りに皮をカットしてください。 なお、初期タイプの一部の頭部(首付け根部分)(*1)および分割型ボディの腰部の型紙は付属していませんので、その場合はマスキングテープ等を貼って型を取り、型紙を自作します。 カットした皮はそのままでは、はみ出したりすることがありますので、一度間接部分に合わせて整形してください。 次に、間接凹部と皮の裏側に接着剤を塗ります。 数分(3〜5分)して指に付かない程度に乾いたら、ずれないように気を付けて皮を貼り付けます。 後は完全に固まるまで数時間から1日置きましょう。 はみ出した接着剤は固まった後に取ることができます。 純正パーツの接着剤(*2)は強力でも、固まった後ではがすことができるので再エステ時とか楽です。 ただ、間接をガシガシ動かすと皮が端からはがれ、めくれて丸まってしまう事があります。 これを防止するために、もう少し強力な接着剤(*3)もあるのですが、再エステに時間がかかるので初心者向きではありません。 また、クリアコーティング塗装された上から貼るとはがれやすいようです。私の場合、コーティング時には一般模型用のマスキング剤を使用して間接部分をマスキングしています。 *1 付属している型紙の首部分は「のの」タイプ用です。「キラ」ちゃんタイプには周りを少しカットしてください。 *2 セメダイン スーパーXクリア/シリコン系無溶剤型接着剤、固まるまでに時間がかかります *3 独ヘンケル dufixスーパークリア/ウレタン系溶剤型接着剤、速乾性 再組み立て 接着剤が固まったら再組み立てです。 高張力ゴムの長さは、引っ張ったときの長さが元のゴムを引っ張った時と同じになるようにしてください。長さが良くわからない方は、元のゴムと同じくらいの長さで作業し、最後に長さを調整するようにしてください。 取扱説明書の通りにゴムを通していきますが、ゴムが少し太くなりますので、通しづらいです。 腕などの細い部分は、ミニ用の引き具を使用するとやりやすいと思います。 腕などは、元のゴムを少し短くして引きを強くするだけでも十分効果があります。 足から胴・頭へのゴムは引きを強くするとそれだけ自立の効果が上がりますが、組み立てづらくなりますので注意してください....よく頭の蓋に指を挟まれる(>_<) ゴムの最初と最後の部分は結ぶのが大変ですので、金具(Sかんやフック)を使用すると楽です。 これで自立パーツの導入は完了です。自立を堪能してください。(*^o^) その他の自立方法としては ・ゴムの引きを強くし、間接に滑り止め液体ゴム(*4)を塗る。 よく軍手で見かけるブツブツです。 皮を貼るより楽ですが徐々に取れてきます。 ・脚に針金(*5)を入れる。この方法はわりと効果的でヒザカックン防止によいです。 自立パーツと併用するとさらに効果が上がります。 みなさんも、かわいい自立を目指してくださいね。 *4 ユタカメイク製 液体ゴムBE-2/アクリル合成ゴム 透明タイプだと色が変わり固まったのが判る *5 自遊自在/樹脂被覆アルミ針金、太さ2mm程度が適当 |