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日本酒は温めて、それとも冷やして・・・

日本酒を温めて飲むということは世界でも珍しいことなのです。
温めて飲むお酒は、カクテルにほんの少しだけありますが、ほとんどは常温のまま飲むか大抵のものは冷やして飲むものが多いからです。

そして温めて飲む日本酒は、その温めた温度によっても味わいが随分と変ってきます。
キリッと冷やして、そのまま常温で、ぬるいお燗、そして熱燗と幅広く楽しむことができます。

飲む器にこだわってもいいのでは・・・

日本酒を飲むときの器ですが、お燗酒以外の器のほとんどがガラス容器ではないでしょうか。陶器の器は、色合いや形がさまざまで、先ず見て触っての楽しみがあります。そしてお酒を口に含むときに触れる感触。形や器の厚さによって同じお酒でも味が変ってくるのです。ガラス製品が悪いとは言いません。ガラス製品でも楽しむことができますが、日本酒は日本の食文化のひとつです。陶器も日本文化として誇れるものです。だから陶器の器を使って楽しんでいただきたいのです。

              

     日本酒の種類と製法
純米酒 米と米麹だけで造られたお酒。前は規定に精米歩合の規定はありましたが、今はなくなりました。
濃厚でコクのある風味や,米本来の旨味を生かした,蔵独自の個性的な味わいを堪能するには最適なお酒です。
特別純米酒 上記の純米酒の製法・お米等に特別性が認められるもの。
本醸造 少量の醸造用アルコール(白米1トンに対して120リットル以下のアルコール添加)を加えて,さらりとした飲み口を求めた酒。味わいは淡麗ですっきりしたものが多く,純米酒とは一味違う軽やかな風味がある酒。
特別本醸造 精米歩合が60%以下,もしくは酒造好適米の比率が50%以上であることの品種名,いずれかの説明を表示し,製法上特別性がみとめられるもの。
吟醸酒 精米歩合60%以下,低温発酵を行ったものと規定。独特なフルーティな香りとなめらかな口当たりがある。
純米吟醸酒 米・米麹・水のみで造った吟醸酒。
大吟醸 吟醸酒の精米歩合を更に高め,50%以下としたもの。鑑評会への出品酒は35%〜40%のレベルで競われている。
精米が上がるとより香りが高く,すっきりした雑味のない香味が楽しめる酒。
純米大吟醸 米・米麹・水のみで造られた大吟醸酒。
普通酒 精米歩合が70%を超えたり,アルコール添加が規定以上であったり,糖類や酸味を添加した日本酒。




お燗酒のとは・・・

お酒の飲み頃の燗の温度は、酒質や外気温によって違ってきます。また個人の好みによっても様々ですが、日本酒の場合、徳利内で測って50℃前後が良いとされています。熱すぎるとアルコールの強い刺激ばかりが感じられ、本来のお酒の旨味がなくなってしまうからです。

また「辛口のお酒はぬるい方が良い」とか「甘口のお酒は熱燗が良い」等々、燗の温度についてはいろんな意見もありますが、要は好みの問題で、自分がおいしいと感じる温度にして飲むのが最高です。

お酒を温めることを「お燗をする」と言っていますが、お燗と言っても様々な名称があったことはご存じだったでしょうか。温める温度帯によって下記のような名称があります。

温める温度によってお酒の味、香りに違いがでてきますから、酒質に合った、そして好みに合った温度にすることは、お酒を楽しむ上では大変重要なことです。

また昔から「燗は人肌」と言われますが、体温の35〜37℃では低すぎるようです。湯煎で燗をしたとき、指を徳利の底に触れてわずかに温かく感じた時が適燗だと言うことを「人肌」と表現したのでしょう。

 名 称

飛び切り燗

熱燗

上燗

ぬる燗

人肌燗

日向燗
 温 度

55℃以上

ほぼ50℃

ほぼ45℃

ほぼ40℃

ほぼ35℃

ほぼ30℃
  香や味わいの特徴

香が強まる。辛口になる。

香がシャープになる。キレの良い辛口になる。

香がキリッと締まる。柔らかさが感じられる。

香が最も大きくなる。ふくらみのある味わい。

米や麹の良い香に。さらさらした味わい。

香が引き立ってくる。なめらかな味わいに。
※甘口のお酒でも熱めにお燗すると辛く感じられます。