花さき山



つらいのを しんぼうして、

じぶんのことより ひとのことを おもって

なみだを いっぱい ためて しんぼうすると、

その やさしさと、けなげさが、

こうして 花になって、さきだすのだ。





斎藤隆介:『花さき山』より



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