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タガメ


おいらは「タガメ」。すいせいこんちゅうの「おうさま」といわれているよ。よろしく!


産卵(さんらん)

 5月のおわりころ、タガメの成虫(せいちゅう)が、水面(すいめん)からつきだしたかれ木に、卵(たまご)を産(う)もうとしています。
 メスは、おしりからあわをだしながら、木のひょうめんにたまごをうみつけています。
成虫 おとなの虫(むし)のこと。
オスとメス


No.01

No.02   産(う)んだばかりの卵は、みどりいろをしています。あわは、せっちゃくざいのようなはらたきをして、木にたまごをくっつけます。


卵塊(らんかい)

 さんらんご、メスは、ほとんどせわをしませんが、卵を産んだばかりのときは、てきのけはいをかんじるとおすとめすがりょうほうでたまごをまもろうとしています。 NO.3

 たまごがかえるまで、オスはまい日せわをします。卵を産んだ木の下の水面近くでじっとしています。時々、卵のところまであがってきてたまごがかわかないように、卵の間に口をさしこんで水でしめらせたり、てきのけはいをかんじたら、たまごをまもろうとしたりします。  NO.4

No.05
 ひだりのしゃしんは、産卵(さんらん)したばかりのたまごです。
 みぎのしゃしんは、ふ化(か)まぢかのたまごです。
 たまごが育って大きくなっています。
 
産卵(さんらん) たまごをうむこと。
幼虫(ようちゅう) たまごから産まれた虫の子ども。
ふ化(か) たまごから産まれること。


ふ化(か)

No.06
 ふ化(か)がはじまりました。幼虫がいっせいにでてきます。左の写真をクリックするとふ化の連続写真(1分を0.4秒にちぢめています)が見られます。


幼虫(ようちゅう)

 産まれたばかりの幼虫は、黄色っぽい色をしていますが、時間がたつと写真のようなくろいしまもようになります。体長の2倍ほどある小魚をとらえた1令幼虫です。 NO.7


No.08  数日たつと、幼虫は1回目の脱皮をします。背中がわれてきて、黄緑色の2令幼虫が出てきました。

 自分より大きなヤゴをつかまえてまんぞくそうな4令幼虫。 No.09


脱皮(だっぴ)

 たまごからかえった幼虫は5回脱皮します。そのたびに、大きくなっていきます。1令幼虫(左はし)から5令幼虫(右はし)です。
 線の幅は、1cmです。
No.10


羽化(うか)

No.11
 幼虫から成虫になることを羽化といいます。5回目の脱皮が終わり、羽化したばかりのタガメの成虫(メス)です。体はまだ、うすいオレンジ色です。時間がたつとだんだんこげ茶色になり、タガメらしくなってきます。

 
 


注意!

 タガメを育てるときは、鋭い爪で引っかかれたり、口で指されたりしないように気をつけよう。
また、お尻から排泄物をとばすので、かけられないように気をつけよう。
 もともとすんでいなかったところに、はなしたりすると、
自然の生態系がこわれてしまうので、絶対してはいけません。



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