けんきゅうレポート/おふろでサイダー... |
アップデート...2002.8.6...
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自由研究の内容を「ホームページ」にまとめた例です。
■あっとおどろくようなタイトルにすると注目度バツグン!
おふろでサイダー
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おもしろ小学校 6年1組 イナサン
■自由研究を始めるきっかけとなったできごとや疑問などから、目的や調べること、観察・実験につながることを書こう。
家でお風呂の準備をしていた時のことだ。母から、「入浴剤も入れといてね。」とたのまれたので、お風呂にお湯を入れた後、入浴剤をふくろから取り出し、お湯の中に入れた。すると、ぶくぶくと泡が出てきた。初めは、入浴剤のかたまりの中に入っている空気かなと思ったが、どんどんどんどん出てくる。
理科の学習で、酸素や二酸化炭素という気体があることを学習したことを思い出した。入浴剤の袋に「成分:炭酸水素ナトリウム」と書いてあった。ぼくは、入浴剤から出てきたこの気体の正体が何なのか調べてみることにした。
■観察・実験やまとめに必要なものを書こう。
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- 発泡入浴剤(バブ)、全く同じ種類の同じ重さの1.5リットル炭酸飲料ペットボトル(2本=AとB)、500ミリリットル炭酸飲料ペットボトル(3本=CとDとE)、線香、ライター、石灰水、ボールペンのシンを取り除いた物、ペンチ、ビニールテープ、包帯、輪ゴム、ビニールホース(長さ:50cm)、スプーン、氷、シロップ、ガラスコップ、水、湯
- てんびんを用意し、あらかじめ、1.5リットルのからのペットボトル(AとB)を2本つり合わせておく。
- DとEのペットボトルは、同じ種類のものを使う。
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■観察・実験は、「何を調べるのか」「どんな方法か」「結果」「わかったこと」「疑問」などがよくわかるように書こう。
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- ボールペンの先にビニールホースをはめる。
- ホースを取り付けた反対側に包帯を巻く。
- ペットボトルAの口がきっちりふさがるくらいの太さになったら巻くのをやめ、輪ゴムで止める。
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- ボールに半分くらい水を入れる。
- ペットボトル(B、C、D、E)には水を満たしておく。
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- ペットボトルAに3分の2くらいお湯を入れる。
- ペットボトルAにくだいた発泡入浴剤を入れる。
- 包帯を巻いたボールペンですばやくせんをする。(下の写真)
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- 水を満たしたペットボトルBをさかさまにし(ふたをしていない場合は、口を手でふさぐ)、水の入ったボールの中に立て、水の中でふたを取る(または、ふさいでいた手をはなす)。
- ビニールホースから出てきた気体をペットボトルBに集める。
- 気体がいっぱいになったら、ペットボトルBのふたをして、水の中から取り出す。(以上のことを、水を入れたペットボトル全部に気体が集まるまでくりかえす。)
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どんな性質の気体 |
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- ペットボトルCの中に、火をつけて赤くなった線香を入れてみた。
- 結果は、線香の火が消えてしまった。(ものを燃やすはたらきはない。)
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- ペットボトルCの中に、石灰水を少し入れてふってみた。
- 結果は、石灰水が白くにごった。
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気体の正体は |
- 以上のことから、この気体は、二酸化炭素であることがわかった。
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軽いの・・重いの・・ |
- 飛行船に使うヘリウムは、空気より軽い気体。では、二酸化炭素は?
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- ペットボトルAをきれいにあらい、水をいっぱい入れた後、中の水をすべてぬく。(ペットボトルの中は空気で満ちている)
- 「2.気体を集める」で使ったペットボトルBを用意する。(ペットボトルの中は二酸化炭素で満ちている)
- てんびんの左側(写真では右側)にA、右側(写真では左側)にBをつるす。(あらかじめつり合わせておいた印のところに正確につるす)
- 結果は、二酸化炭素を入れた方のペットボトルが下がった。
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下がった |
- 以上のことから、二酸化炭素は空気よりも重い気体であることがわかった。
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温度で違うの |
- 学校の実験で、二酸化炭素には水に溶ける性質があることを知った。ミョウバンは、水温が高いほどたくさんとけたが、二酸化炭素も、お湯にはたくさんとけるのだろうか。
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- 二酸化炭素の入ったペットボトルDに半分くらい冷たい水(250ml)を入れ、ふたをしてよくふる。
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- 二酸化炭素の入ったもう1本のペットボトルEに半分くらいお湯(250ml)を入れ、ふたをしてよくふる。
- 結果は、冷たい水の方が、へこみが大きい。
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へこみが大きい |
- 以上のことから、二酸化炭素は、冷たい水によく溶けることがわかった
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■作ってみたり考えてみたりなどの「調べたこと、わかったことを広げる活動」を入れてみよう。
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- ロケットえんぴつのシンをぬいたホルダーを、包帯つきボールペンにさす。(ふん水の先になる)
- ビニールホースは、10cmほど残して切る。
- ペットボトルCにお湯を入れる。(8分目くらい)
- くだいた発泡入浴剤を入れる。
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- 包帯つきボールペンですばやくせんをする。(ビニールホースのついている方をペットボトルの中に入れる)
- ホルダーの先から、水がいきおいよくふき出す。
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ふん水のしくみを考えてみよう
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- 発泡入浴剤が水に溶け、二酸化炭素が発生する。
- 二酸化炭素はペットボトル上部にたまるが、口のところがふさがっているのでそこからは出られない。
- 二酸化炭素はどんどん出てくるため、ペットボトルの中の水面を押す。
- 押された水は、ホースとボールペンの中を通って、ホルダーの先からいきおいよく外へふき出し「ふん水」になる。
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- 二酸化炭素の入った1.5リットルのペットボトルBに、水(100ml)とくだいた氷を少し入れる。
- 液体シロップを1つ入れ、ふたをしてよく振る。
- 水に二酸化炭素が溶けるので、ペットボトルはへこむ。
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- コップにつぐと・・・、あわがでてくる。「手作りサイダー」のできあがり。
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ドライアイスサイダー
- インターネットで自由研究について調べていたら、ドライアイスを使ってレモンスカッシュを作る実験が出ていた。制作者の了解が取れたので紹介する。
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- 1.5ml炭酸飲料の耐圧(たいあつ)ペットボトル(お茶などのものはダメ)に水とくだいたドライアイス(1立方cmくらい)を入れる。
- ペットボトルのふたをして、ドライアイスがなくなるまでかるくふり続ける。
- コップに「レモン汁」「液体砂糖(シロップ)」を入れ、ドライアイスをとかした水をそそぐ。
- 氷をうかべて、レモンスカッシュのできあがり。
- ペットボトルがはれつする事故がおきてます。ドライアイスを絶対入れすぎないこと。
- ドライアイスはとても低温なので、手で直接さわらないように注意すること。
- 危険をともなう実験なので、大人といっしょにやって下さい。
「あいらう゛サイエンする!」の
トライやる/レモンスカッシュを参照
http://www8.plala.or.jp/i_love/
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■他の人の作ったホームページなどを参考にした場合は、そのことをはっきり書いておこう。その場合、相手の許可がいることもあるのできちんと調べておこう。
■自由研究を終えて、「ためになったこと」「反省や感想」「これからやってみたいこと」などについてまとめてみよう。
お風呂そうじがきっかけとなり、入浴剤でこんな自由研究ができるとは思わなかった。ふん水の実験では、飛び出した水が天井までとどきそうになりびっくりした。テーブルが汚れないように新聞紙をしいたが、予想以上に水が飛び散り、あちこち水びたしになり大変だった。自分で作ったサイダーをコップにそそいだとき、「ジュワー」っと泡が出てきたときはとても感激した。
二酸化炭素についていろいろなことを調べたり、ふん水づくりやサイダーづくりをしてとても楽しかった。身近にある物を工夫して道具を作ったり、実験の仕方をいろいろ考えたりしたことがとてもためになったと思う。
ぼくたちの身の回りには、ちょっとした工夫でいろいろなことを調べたりその性質を使って遊んだりできるものがたくさんありそうだ。
この研究をまとめているとき、「ドライアイス」について知ることができた。ドライアイスは、二酸化炭素を冷やして個体にした物だそうだ。いろいろなスカッシュづくりやフイルムケースロケットなどおもしろそうな実験も紹介されていた。こんどは、この「ドライアイス」について調べてみようと思う。
■書く順序を整理したり、写真や図を使ってわかりやすくまとめよう。
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