6.虫めがねで火をおこすことはできますか?
「のんちゃん(28にもなってこれでいいのだろうか?)さん」より
 子どものころ、虫めがねで光を集め、黒い紙をこがして遊んだことがあります。しかし、もえ出すまでにはいたりませんでした。

1 ものがもえるとは、

 「ものの温度を、もえだす温度まで上げる」ことです。じょうけんがそろうと「ほのお」をあげてもえだします。もえだす温度は、ものによってちがいます。「もえやすいもの」は、その温度がひくいともいえます。
 
2 虫めがねでものをもやすには、

(1)もえやすいものをさがすことです。虫めがねの光をあてることで、温度が上がりやすく、もえやすいものがいいです。
(2)大きな虫めがねを使うことです。小さな虫めがねよりも、大きな虫めがねの方が、たくさんの光を1点に集めることができるので、より高い温度に上げることができます。

ちゅうい:虫めがねで太陽を見てはいけません。じっけんするときは、もえやすいものがないことをたしかめ、あんぜんにおこなってください。子どもがおこなうときは、おとなといっしょにおこなってください。
むしめがね
3 じっけんデータ

大きさのちがう2つの虫めがねを使って、調べてみました。

(1)虫めがねの「大きさ」と「こげるまでの時間」のかんけい
虫めがねの大きさ ティッシュ 白いメモ用紙 新聞紙
レンズの直径6.0cm × 15秒 1秒
レンズの直径7.5cm ×  3秒 一瞬

(×:1分間やってもこげない)

(2)もえるものを調べる(○:もえた ×:もえない)
虫めがねの大きさ 白い綿 黒くぬった綿 かれ草 白いメモ用紙 新聞紙
レンズの直径6.0cm × ※○ × ×
レンズの直径7.5cm ×

※一度もえてこげ目のついた黒い綿でやるともえた
(×:1分間やってももえない) 

4 わかったこと

・虫めがねで、ものをもやすことができました。
・大きな虫めがねの方が、いろいろなものをもやしたり、早く燃やしたりできるようです。
・ものがもえだすまでの時間は、一定ではありませんでした。
・もえだすまでの時間は、紙のまるめ方や風によっても変わってくるように感じました。
・もっと小さな虫めがねで調べてみるのもおもしろそうですね。

(実験時の気象データ:午後2時 快晴 微風 気温32度)



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