シュトーレンもどき

シュトーレンはドイツの伝統的なお菓子で、イーストを使って作るパン生地にフルーツやナッツを混ぜて焼いた物です。
手抜きをした作り方ですので「もどき」としました。
材 料
生地
 強力粉       150g
 全粒粉        50g
 ドライイースト 10g
 塩     少々(小さじ1/4位)
 無塩バター(*1)     50g
 三温糖       50g
 卵(Mサイズ)    1個
トッピング
 ラム酒漬けレーズン 50g
 クルミ(*1)     50g位
 バター     適量

実験の準備
(a) 生クルミの場合:150℃に熱したオ−ブンで約10分ローストし、室温まで冷ましまして粗く砕きます。
(b) 無塩バター(*1:ケーキ用マーガリンでも可)は湯煎にして溶かしておきます。
(c) 卵1個を割りほぐして水の半量を加えておきます。(MサイズでなくLサイズでもOKです。)

実験の手順
1 強力粉、全粒粉、塩、砂糖、ドライイーストをそれぞれ計量し、ボウルに入れておきます。数g違っても大勢には影響しないので気軽に計量してください。
2 1をゴムベラなどを使いよく混ぜて、中心付近にくぼみを作っておきます。
3 2に溶かしバター、溶き卵、水を入れ混ぜます。

*正しい手順で作りたいときは、このときにバターは入れません。
4 混ざったら15〜20分力強くこねます。

*正しい手順で作りたいときは、ここで温で軟らかくしたバターは入れて生地になじむまでよくこねます。

5 生地をしっかりこね、両手で引っ張ったときにちぎれない程度になったら、 ラム酒漬けレーズンとクルミを加えます。
6 生地にラム酒漬けレーズンとクルミがほぼ均一に分散したら丸くまとめます。
7 ボウルにラップをかけ、約30分(指をさして形が残るくらい)一次発酵をします。

オーブンの発酵機能(約37℃)を利用すると20分くらいで一次発酵が出来ます。
8 一次発酵が終わったら再度丸めなおし、ボウルにラップをかけベンチタイムにはいります。

・ベンチタイムの間に手順10と14で使う溶かしバターを作ります。
9 約20分のベンチタイムで約2倍に膨らみます。

再度丸めなおし、10の工程に写ります。
10
  • オーブンシートを敷いた天板に手順9の生地を置き、麺棒で楕円状に延ばします。


  • 長手方向の両端を左の写真程度折り込み、溶かしバターを塗ります。
  • 11 手順10の生地を半分に折り畳み、ラップをかけ最終発酵を行います。
    12 約2倍の大きさまで膨らんだら最終発酵は終わりです。

    ・最終発酵の途中で膨らみ具合を見ながら、オーブンを170℃にセットして予熱を始めます。
    13 ラップを取り、170℃のオーブンで約20分焼きます。

    *焼け具合を見ながら焼き時間を調整してください。
    14 焼きあがったら熱いうちに全体に溶かしバターを全体に塗ります。
    15 全体が室温まで冷めたら、茶こしを使って粉砂糖を振りかけます。

    考 察
    本場のシュトーレンは長期保存が出来、1〜2ヶ月熟成した方がおいしいとのことですが、高温多湿の日本では室内での長期保存が難しいと思われます。
    このレシピで作ったシュトーレンは、夏場に室内の置いて1週間かけて食べましたがカビの発生、腐敗などの問題はありませんでした。(我が家の人間は、普段から私の試作品などで鍛えられているので気が付かなかったのかもしれません。皆さんは、見た目・臭い・味のいずれかがおかしいと思ったら食べない方が良いでしょう。特に粉砂糖を振ってあるので白カビが発生してもわからない場合があります。)



    参考文献
  • 午後のひととき:クリスマス特集

  • シュトーレンについ詳しく知りたい方は下記のホームページを参照してください。
    シュトーレンとは?



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    copy right allrigrht reseved Sep. 2009 Yotaro