*下表は、最近のものから順に並べてあります。 *被害等は、当該地震によるもので山梨県内だけではありません。 |
発生年月日 | 震源 | マグニチュード | 山梨県内での震度、各地の被害等 | ||
北緯 | 東経 | 震源地 | |||
1996.3.6 (平成 6) |
35.5 | 139.0 | 山梨県東部 | 5.8 | 震度(最大5;甲府 3、河口湖 5) |
1988.9.5 (昭和 63) |
35.5 | 139.0 | 山梨県東部 | 5.6 | 震度(最大4;甲府 4、河口湖 4) |
1988.3.18 (昭和 63) |
東京湾 | 6 | 震度(最大5;甲府 3、河口湖 4) | ||
1984.9.14 (昭和 59) |
35.8 | 138.6 | 長野県西部 | 6.8 | 震度(最大4;甲府 4、河口湖 4) |
1983.8.8 (昭和 58) |
35.5 | 139.0 | 神奈川・山梨県境 | 6.0 | 震度(最大4;甲府 4、河口湖 3) 丹沢山地で落石があり,死1,傷8.山梨・神奈川・東京・静岡の各県で傷合計33,家屋全半壊2. |
1978.1.14 (昭和 53) |
34.8 | 139.3 | 伊豆大島近海 | 7.0 | 震度(最大5;甲府 3、河口湖 3) 1978年伊豆大島近海の地震: 死25,傷211,家屋全壊96,半壊616,道路損壊1141,崖崩れ191.前震が活発で,当日午前,気象庁から地震情報が出されていた.伊豆半島で被害が大きく,翌15日の最大余震(M5.8)でも伊豆半島西部にかなりの被害が出た. [50cm以下の津波] |
1976.6.16 (昭和 51) |
35.5 | 139.0 | 山梨県東部 | 5.5 | 震度(最大4;甲府 3、河口湖 4) 山梨・神奈川・東京で建物一部破損69,道路損壊12,山崖崩れ6. |
1944.12.7 (昭和 19) |
33.8 | 136.6 | 東海道沖 (熊野灘) |
6.4 | 震度(最大6;甲府 5、河口湖 4) 東南海地震: 静岡・愛知・三重などで合わせて死・不明1223,住家全壊17599,半壊36520,流出3129,このほか,長野県諏訪盆地でも住家全壊12などの被害があった.津波が各地に襲来し,波高は熊野灘沿岸で6〜8m,遠州灘沿岸で1〜2m,紀伊半島東岸で30〜40cm地盤が沈下した. |
1935.7.11 (昭和 10) |
35.0 | 138.4 | 静岡市付近 | 6.4 | 静岡・清水に被害が多く,死9,住家全壊363,非住家全壊451.清水港で岸壁・倉庫が大破,道路・鉄道に被害があった. |
1931.9.21 (昭和 6) |
36.2 | 139.2 | 埼玉県西部 | 6.9 | 震度(最大5;甲府 4) 西埼玉地震: 死16,住家全壊207. |
1931.9.16 (昭和 6) |
35.5 | 139.0 | 山梨県東部 | 6.3 | 震度(最大4;甲府 4) |
1930.11.26 (昭和 5) |
35.1 | 139.1 | 伊豆北部 | 7.3 | 北伊豆地震: 2〜5月に伊東群発地震.この月11日より前震があり,余震も多かった.死272,家屋全壊2165.山崩れ・崖崩れが多く,丹那断層(長さ35km,横ずれ最大2〜3m)とそれに直交する姫之湯断層などを生じた. |
1929.7.27 (昭和 4) |
35.5 | 139.1 | 山梨県東部 | 6.3 | 震度(最大5;甲府 4) |
1924.1.15 (大正 13) |
35.5 | 139.2 | 丹沢山塊 | 7.3 | 震度(最大6;甲府 6) 東京・神奈川・山梨・静岡各県に被害があり,死19,家屋全壊1200余.特に神奈川県中南部に被害が著しかった. |
1923.9.1 (大正 12)(16h 38m) |
35.5 | 138.9 | 山梨県南東部 | 6.8 | 震度(最大6;甲府 6) 小被害があった.関東地震の余震. |
1923.9.1 (大正 12) |
35.1 | 139.5 | 関東南部 | 6.8 | 震度(最大6;甲府 6) 関東大地震: 東京で観測した最大震幅14〜20cm. 地震後火災が発生し被害を大きくした.全体で死・不明14万2千余,家屋全半壊25万4千余,焼失44万7千余,山崩れ・崖崩れが多い.房総方面神奈川南部は隆起し,東京付近以西・神奈川北方は沈下した.相模湾の海底は小田原−布良線以北は隆起,南は沈下した.関東沿岸には津波が襲来し,波高は熱海で12m,相浜で9.3mなど. |
1870.5.12 (明治3.4.12) |
35.25 | 139.1 | 小田原 | 6〜6.5 | 小田原城内の所々で壁などが破損した.町田・江戸・塩山・馬籠・分水町で有感. |
1853.3.11 (嘉永6.2.2) |
35.3 | 139.15 | 小田原付近 | 6.7 | 小田原で被害が大きく,城内で潰れや大破が多かった.小田原領で潰家1千余,死23.山崩れが多かった. |
1843.3.9 (天保14.2.9) |
35.35 | 139.1 | 足柄・御殿場 | 6.5 | 足柄萱沼村で石垣・堤の崩れ多く,御殿場の近くや津久井でも被害があった. |
1841.4.22 (天保12.3.2) |
35.0 | 138.5 | 駿河 | ( 6Q) | 駿府城の石垣崩れ,久能山東照宮の堂・門など破損.江尻・清水辺で家や蔵の壁が落ち,地裂け,水吹き出す.三保の松原の砂地が2千坪ほど沈下した |
1817.12.12 (文化14.11.5) |
35.20 | 139.05 | 箱根 | (6) | 箱根で落石,江戸で幕府書物方の蔵に小被害.秩父・甲府・八王子で有感. |
1786.3.23 (天明6.2.24) |
35.2 | 139.1 | 箱根 | ( 5〜5H) | 23〜24日で地震100回余.大石落ち,人家を多く破った.関所の石垣など破損. |
1782.8.23 (天明2.7.15) |
35.4 | 139.1 | 相模・武蔵・甲斐 | (7) | 月はじめより前震があり,15日に2度大震.小田原城破損,人家約800破損.箱根・大山・富士山で山崩れ.江戸でも潰家や死者があった.熱海で津波があったらしい. [2m前後の津波] |
1648.6.13 (慶安1.4.22) |
35.2 | 139.2 | 相模・江戸 | (7) | 小田原城破損,領内で潰家が多かった.箱根で落石,死1.江戸で舟のごとく搖れ,瓦落ち,土蔵や練塀の半数が崩れ倒れた.小田原や江戸の大きな被害は疑問とする説がある. |
1633.3.1 (寛永10.1.21) |
35.2 | 139.2 | 相模・駿河・伊豆 | 7.0 | 小田原城の矢倉・門塀・石壁ことごとく破壊.小田原で民家の倒潰多く,死150.箱根で山崩れ.熱海に津波が襲来した. [2m前後の津波] |
1433.11.7 (永享5.9.16) |
34.9 | 139.5 | 相模 | 7.0 | 相模大山仁王の首落ちる.鎌倉で社寺・築地の被害多かった.当時東京湾に注いでいた利根川の水が逆流,津波か?余震が多かった. [2m前後の津波] |
841.-.- (承和8.-.-) |
35.1 | 138.9 | 伊豆 | (7) | 里落完からず,死者があった.同年5月3日以前の地震.丹那断層の活動によるものか? |