可搬型 1500W 非常用ソーラシステム Versin 1

仕様は次の通りです。
(1)　ソーラパネル　100W x 2 (Pm=100W, Vmp=18.72V, Imp=5.34A, Voc=22.46V, Isc=5.77A)
(2)　充電コントローラ　充電電流；最大10A、-接地型 (Phocos CXN10-1.1)
(3)　バッテリー　12V　50Ah x 2 （密閉型）
(4)　AC主出力；AC100V+/-10%、1500W 2時間　(1800W 5分間)
(5)　AC予備出力；AC100V、200W
(6)　DC12V出力：端子台 5、シガーソケット 2、最大10A
(7)　DC5V出力：USB充電用（シガーソケットに付属）

Rev. 1: 2020/08/01 ソーラパネルを2枚にして、パネル入力端子のダイオードの取り付け方を変えました。　
Rev. 2: 2020/12/01 正面の電圧計(4個）を外し、ソーラパネルからの入力電圧・電流及び示とバッテリー電圧・残量表示用のデジタルメータに変更しました。　
Rev. 3: 2022/01/11 ソーラシステムの車への搭載の写真を追加し、全体のレイアウトを変更しました。　

回路図はここをクリック

・ソーラパネルは2枚並列接続できるよう”+”側に逆流防止のためのショットキーバリアダイオードを入れています。ショットキーバリアダイオードは、パネルの最大出力電流（最大短絡電流）の2倍以上の電流定格のものを使用しています。ダイオードのIFにより0.5Vくらい低い電圧がコントローラに入力されます。

・バッテリーは、室内に置くこととメンテナンスのしやすさを考慮して密閉型を使用しています。（ちょっと高価ですが）
自動車用バッテリーのような電解液型を使う場合は、充電時に水素ガスが室内に滞留しないよう換気に気を付けてください。また、屋外に設置する場合でもバッテリーを収納した防水容器に水素ガスが滞留しないよう通気口を設けてください。
(水素ガスは、空気との混合比が4〜75vol%で火花等のエネルギーが19μJ以上加わると爆発します。また、空気との混合比が26〜29vol%の時に爆発圧力が最大になります。)

・AC予備出力の200W DC-ACインバータは、手元にあったので組み込みましたがなくても問題ありません。パソコンだけを使うときはこちらを使っています。

・アマチュア無線用の無線機等の電源とするため、DC12V出力用の端子台を付けています。

・シガーソケットとUSB充電用の端子は、カー用品を利用しています。

・容器は、12mm厚のコンパネで製作しました。サイズは、W405 X H 285 x H500(+キャスタ− 35mm）になりました。　容器だけでも結構重くなりました。

A. 1500W　非常用ソーラシステムの画像（室内）
A-1. 容器正面	A-2. 容器側面 運搬時に使う取っ手を取り付けています。
A-3. 蓋を取った状態	A-4. 1500W DC-ACインバータ AC100V+/-10%、55+/-3Hz, 1500W 2時間　(1800W 5分間)
A-5. 前面 バッテリ−室にはメンテナンス用工具（スパナ：10 & 14、マルチメータ、USBはんだごて）を収納 Rev.2　パネルメーターを変更しました。	> A-6. 背面 バッテリ−室には補修部品（ヒューズ；10A & 30A、ワイヤ1.25sq）を収納。　ドライバ−はインバータの横。
A-7. 内部配線	A-8. 入力部の端子台 Rev.1 ショットキーダイオードを外し、直結にしました。
A-8. 正面 Rev.2　パネルメーターを変更しました。	A-10. 背面
A-11. 商用電源から充電中 電気圧力なべを使った後等、バッテリーの充電量が減ったときは夜間に充電しています。平常時はいいのですが、非常時はこれができない可能性が高いので使用する電気機器を選択しなければなりません。 この充電器は安いわりに優れもので、12V/24Vを自動判別しバッテリーの種類の選択ができ、気温/バッテリ-電圧/充電電流を交互に表示し、充電が完了すると自動でOFFになります。（最大充電電流 8A@12V/4A@24V）

B. 1500W　非常用ソーラシステムの画像（ベランダ）
B-1. パネルを取り付けた架台(正面)	B-2. パネルを取り付けた架台(斜横)
B-3. パネルを取り付けた架台(裏面)	B-4. ケーブルの引き込み （エアコン用の穴を利用）

C. 1500W　非常用ソーラシステムの画像（車載）
C-1. パネルを取り付けたキャリア	C-2. 荷台に乗せたソーラシステム。
C-3. ルーフキャリアに取り付けた状態（横）	C-4. ルーフキャリアに取り付けた状態（斜上）

D. 非常用ソーラシステムでの電気製品の使用
D-1. ホームベーカリー（750W)使用中	D-2. 精米機（150W)使用中
D-3. 電気圧力なべ（750W)使用中 豚の角煮を作りました。 （調理中は連続して750Wを使うのでバッテリ-の電圧低下が早い。真夏の発電量が多い時にしか使えないと思います。）	D-4-1. 炊飯器を使ったパン焼き(1) ピーク時の消費電力は555Wです。トータルの消費電力は100Whでした。
D-4-2. 炊飯器を使ったパン焼き(2)	D-4-3. 炊飯器を使ったパン焼き(3)
D-5-1. ミニグリルパン(Abitelax 600W)でインスタントラーメン作る(1)	D-5-2. ミニグリルパン鍋(Abitelax)でインスタントラーメン作る(2) 消費電力は、0.1kW/h
D-6. オールバンド／オールモードトランシーバー　FT-817を接続 電源は背面のDC12V端子台から供給。	D-7. USBはんだごて使用中

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