たいそうな、タイトルで幕開けでありますが、割りとドラマチックではあります。
省みますれば、今年の1月か2月でありましたでしょうか。私の勤務致します
会社は、近所にあります雑居ビルの立体駐車場を借りておりまして、お仕事に使います車はそこ
へ出し入れするのであります。
雑居ビルは、文字通りいろいろな会社が『雑居』しておるわけですから出て行く会社もあれば、入
ってくる会社もあります。
出て行く場合、管理人と合意でもないんでしょうが、古くなったOA機器類などが、打ち捨てられて
いくわけですね。これが、時として駐車場の入り口の隅に山積みになっている事があります。その
時もそんな状態でありました。
もとより、本業ではないけれどJinべえのような趣味を持つ者にとってこのような、パソコンのガラク
タの山は気になって仕様がない。
中を開ければまだ使える部品があるんでないか。CPU,ハードディスク、フロッピーディスク、・・・
etc。AT互換機の良いところでありますね。
そんな所に、ちょこんと居りましたのが、これからお話する「そーてっく」君であります。丁度その
頃、大ぶりなケースの組立は数台やっつけて、家族の冷たい視線を意識してか、
「家族にも受け入れられるコンパクトなやつ!」
と思っておりましたので、見つけてからますます気になっておりました。
(家でとった写真ですが、周りはその時の駐車場と変わらんですなぁ)
回収しておりますところを、他人に見咎められて
「お前か!この辺の物捨てたのは!全部持って帰れ!」
なんぞ言われた日にゃ。トラックでないと積めませんて!
考えに考えて、やりましたです。
@まず、大き目の手提げ袋を準備する。
A時間帯は雑居ビルの勤め人もあらかた帰ってしまうと思われる、
夕刻6時半以降。
B最初は、さりげなく通りかかった風で「何が置いてあるんだろう?」てな 感じで、それとなく触っ
て人の気配のない事を確認する。
しょうもない事ですが、ドキドキしましたです。袋になかなか
入らなかった時は、心臓の音が聞こえるような気がしました。
加えて、これを下げて、地下鉄に乗り込み更に徒歩で家まで持って帰るときの重かったこと!いく
らコンパクトでもタワー型のパソコンは、持ち歩いてはいけません。戦利品を掌中におさめて気分的
には充実しておりましたのですが。
・・・ところがこれで終わらんのです。
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