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当初、中身に興味ありませんで、ケースだけを流用しようとして
おりましたわけですね。
資料を紐解きますと1996年6月の発売とあります。
まだ、日本国内の大手電機メーカーもこのような据え置き型を元
気よく発売いたしておりました時期で、Win95によってパソコンが
一般にも扱い易くなった状況を受けて
『いざ!家庭へ!』
と皆さん張り切っておりました頃であります。
6月発売なんてのは、完全に夏のボーナス狙いの商品でありま
す。今回のタイプより少し安いのが、デスクトップ型と称しますもの
で、これが量としては売れ筋だったんでしょうね。
全部セットで定価が280000円〜290000円くらい。値引きで店頭
の売値が、240000円ぐらいですか。
富士通のFMVディスクパワー、日電は忘れましたが、
三菱のアプリコット。そしてこの「ぶれっつぁ」は、東芝であります
ね。
で、今回のは『タワー型』と称します一格上のタイプで、少しマニ
アの人、お金のある人はこちらなんですね。これも調べますと定価
は398000円となっております!
暫くこのような価格構成でいつまでたっても新製品は、ここいら
の価格からスターとして、半年くらいかけて徐々にやすくなって、
そうするとまた新製品が出る。− これ、そのうちには消費者に飽
きられますワな。
えー話を元に戻しまして、この頃のメーカー品は躯体自体はしっ
かりしておりまして、Jinべぇは何かと重宝しております。この「ぶ
れっつぁ」も、メーカー独自の組み込み設計は、してありません(例
えば電源がオリジナルの大きさであるとかI/O類の配置が汎用タ
イプと異なるとか、そのような事は一切してございません)。ごく普
通のATX規格のしっかりしたケースであります。
もっともこれ、「飾り気」と「かかっこよさ」には程遠く、結局一般
受けしなかったんでしょうか「ぶれっつぁ」としては、この後半年経
ってから登場の「黒」のダルマさんのようなタイプのほうが有名な
んでしょうか。
さて、ケースは手に入った。中身は、どれどれ。
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