禁断のノート改造

禁断ノート改造
FMV-BIBLO NUV16
(2003/06/14)




 これまた、ひょんなことでこのノートパソコンが我が家に仮住まい致しております。
仮住まいと申しますのは、Jinべぇの所有物ではないということであります。Jinべぇにとりまして、 非常に縁の深い会社(この婉曲な言い方がたまりませんね。知らない人はなんじゃらホイ?と思わ れるでしょうね。)の所有物でございます。丁度リニューアルで入れ替え作業等ございまして、現在 はお蔵入りしておりました、1998年の春モデルでございます。
 ざっとスペックを申しますと(といいますより、こちらに参りましてから調べまして愕然として、然る 後、「あぁ、5年前なら、このくらいの規格か。」と、思いましたような事ですが・・・。

CPUPentiumMMX166でございます。
メモリー32MBを積んでおります。(これくらいでも高かったんです!当時は。)
ハードディスク2.1GBですがFATのフォーマットで2GBまでですね。
このようなノートパソコンを、思うところがございまして、寸借してまいりました。

 思うところと申しますのは、この会社のホームページをこのノートから送り出そうと考えましたので あります。
 入れ替えました新しいパソコンは通常の業務に使用しております。そのようなところへホームペ ージの編集ソフトを入れまして、ゴチャゴチャやり始めますのは、邪魔以外の何者でもありません。 また、独立しておりますと安心感もございますので。

― てなことを考えておりましたのですが、編集ソフトをよくよくみますと動作環境がはるかに高い スペック要求であります。従って、この企画は、即座にあきらめる事となるのですが、折角ですから 少しグレードアップしましょうと・・・。

「コ、この子はっ! た、他人様のものを!」(汗)




 メモリーの増設とHDDの入れ替え。それにCPUの交換。
 これが、ま、パワーアップの3点セット― といった所なのですが、今回一番期待しておりました、CPUの交換。これ は無理のようです。

 改造方面では猛者の方々のWebページを訪れますとハンダゴテ振り回しての、改造記録はございますが、何ぼな んでも人様のものをそこまではねぇ。

 総じて「ノートパソコン・CPU交換」あたりのキーワードで検索かけましても
あきらめなさい
不可
「機種によっては換装を前提として設計されたものもある」
 とか否定的なコメントが大半でありました。で、これまたあっさりあきらめて、作業は簡単ではありますが、ノートパソ コンの中をお見せするのも一興かと思いまして、作業に入らさせていただきます。
イザ!
*まず、外観のご説明から
前です。FDD,CDが付いてます
横と、後ろです。
おまけにお腹のほうから。


*それではメモリーの増設から。64MBのものを挿しまして、96MBに致します。
お腹写真の右下カバーを外します と、いきなり増設用のスロットが出て 参ります。 切り欠き部に注意しながら、まずは 斜めにメモリーを入れていきます。
これをパチンと両耳の切り欠きにスロ ットの両側がはまるまで、倒します。 (出来上り)
*お次は、ハードディスクの交換です。慰み事の域を出ませんが、2.1GBを
4.3GBに致します。
これが、新しく参加する、日立のハー ドディスク君です。 まず、裏側の増設用フロッピーCD ドライブのユニットを外します。 全部外しましたら、写真の赤丸のネ 8本を外します。それから、そっと 表を向けます。
8本のネジを外す事で、フロント部の パームレストの部分が外れます。何 も繋がっておりませんので安心してく ださい。 左に見えますのが、えー、ハードディ スクであります。ノートは総じて頼り なさげな、フィルムケーブルで繋いで あります。ドキドキしますねぇ。 マウンターの上下2本のネジを外し て、左側からマウンターごと持ち上げ て、フィルムケーブルを抜きます。
(取り出したディスクです。)
外した後の本体の様子。 マウンターから古いハードディスク 外します。(左右に(写真ですと上下 のサイドですね)2本づつネジがあり ますからこれを外します。)新しい ードディスクを装着しまして、今まで の逆を辿って元通りにします。 早速、FDISKFORMAT
やっております。(見えますかしら ん?)
 
 ここから、OSやら、デバイスのドライバ、アプリケーションソフトのインストールにつきましては道は、様々でありま す。一般的には、面倒ですが添付のリカバリーディスクで行うのが無難でしょうかね。

 よもや、とは思いますが、このノートは古いマシンの為、ハードディスクの交換ぐらいまでは比較的簡単に出来まし たが、今様の、薄っぺらな、おしゃれなノートは、このような単純なことではありませんので、チャレンジなぞなさいま せんように。

 自分のノートでA5版のサブノートハードディスクの交換を以前行いましたが、2度とやる気が起こらないほど、面 倒で辛いものでありました。

 しかも、これやりますと、メーカーの保証は受けられませんので、本当に、よい子の皆さんは、くれぐれもチャレンジ なんぞなさいませんよう(汗)、Jinべぇは心から願うものであります。
(了)


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