と、これだけのものです。これを仮に新規に導入して『1台のパソコンに設定する』あるいは『新規
でLAN構築をする』などでありますと、一つは、要するに解説書通りということ。
もう一つは、接続、メール関係のアカウントなどすべてゼロ・スタートということ。
で、まだ何とかなるんでしょうが、現有のネットワークに導入するということになりますと、
ダメな場合に元の状態に戻してインターネットへの接続はもちろん現在のメールの送受信、ホーム
ページの更新、など、今まで通りできなければ困りますから、どうしても、おっかなびっくりで、腰が
引けた状態で取り組む事になります。
加えて、TCP/IPを中心としたネットワークに関する知識不足をまともに露呈する事と相成りまし
て、後の世に言う所の
『ルーター:炎の3週間戦争』(言うか!そんなもん)なのであります。
TAとルーターのコンピューターとの関係の違いは、次の図の通りであります。
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【T.Aの接続イメージ例】 |
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【ルーターの接続イメージ例】 |
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ナニが違うかと申しますと、TAの場合、ある一台のマシンに接続されておりますTAで構築されて
おりますインターネットの環境をLANによって、他のマシンが共用するわけです。ということは、その
TAの接続されておりますマシンが、立上っておりませんと他のマシンではインターネットは使えな
いのですね。
これに対しまして、ルーターの場合は、冒頭に「こうしたい!」と申しましたように、それぞれのマ
シンで、独立してインターネットの環境を享受できるわけですね。
もっとも、これ、今のブロードバンドルーターはこの状態にあるわけですが(淋)。
電話に、FAX、インターネットなどが並存する環境を想定しますと、ISDNルーターは、まとまりがよ
くて、よろしいのではないかと、悔し紛れに思う今日この頃。
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で、本題の設定で何が3週間もかかっておりましたのかと申せば、
LANの構築自体がもともとウィンドウズのマシン群では理屈を知らなくても、いたって簡単である
事に主たる要因があると思われます。
TAでインターネット環境を構築しておりますメインのマシンに対しまして、それぞれにLANカードを
挿し込んで、NetBeuiとTCP/IPのプロトコルを導入して、ネットワークウィザードの指示に従って、チ
ョイチョイとやりますと、それぞれのマシンのインターネット環境・その他もろもろが出来てしまうの
ですね。
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ルーターの導入の最初の段階では、まずアナログ系(電話・FAX・モデムなどですね)を接続し
て電源投入し、通話可能か確かめます。受話器を上げて「ツー」と音がしていたら良いのですね。
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次に、メインのマシン1台とルーターを接続し
て、富士通のサイトに行って設定をインターネット
で行います。
これが繋がらない。
http:// 以下、このルーターのデフォルトのIPア
ドレスを入れますと繋がるはずなんですが―繋が
らない。すぐに内蔵のモデムがダイアルアップ接
続を試みようと致しまして、これ、もちろん繋がら
ない。
第一週目は、ここで頓挫致しまして、全部外し
て元のTA接続にいたしました(トホ)。
第二週目は、謙虚に学習の週であります。
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*ルーターの裏面であります。ちなみに、縦
置きも出来るのです。
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「ナニナニ?IPアドレスとナ?」
「ほゥ、世の中にはそういうものがあるのか」
「ネットワーク部? ホスト部?」
「ホストを養成する部活か?全部英語で言えば
『ホストクラブ』!?(殴)」
「ネット マ、マスク?」
「プロバイダーから教えてもらったDNSサーバーの
IPアドレスだぁ?そ、そんなものは聞いておらん
ぞ。」
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てな調子です。その道に詳しい方が聞いたら「アホ」みたいな話ですが、実話です。
それでですね、初期の接続はメインマシンとやっておりますのですが、これのTCP/IPのプロパテ
ィをみましたらば、IPアドレスが設定されているんですね。このネットワーク部を共通にしてやらない
といかんようです。
ルーターのIPアドレスを変更いたしまして、
「イザッ!富士通のサイトへ」
「おお、繋がったではないか。」
「フムフム、かんたん設定とな?」
「設定完了」
「一般のURLでインターネットへの接続を試して見てください? もっともな話じゃ」
「それっ」
「つ、繋がらんではないか!」
ここで、全部外して、もとのTA接続にいたしました(もう止めようかな)(たかだか、別々のインター
ネット接続が出来るくらいの話なんだし・・・)
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