暑中お見舞い2003・夏

暑中お見舞い2003
〜お元気ですか〜
(2003/07/25)


 いらっしゃいませ。7月も後半にさしかかっておりますのに、すっきりと しない天気が相変わらず続いています。

 こんな時も、お抹茶はさっぱりとしますよ。Jinべぇの場合は、シャキッ と致します。


 お抹茶と夏の風景を絡めながら、子供の頃過ごしました、例の母親の実家を思い出し ますと、「言葉」も、ゆったりとしたものがございましたね。
 例えば、今でいいますところの「バスタオル」あるいは「湯上りタオル」を、なんて言った と思います?
 他所の家は知りませんので、当時の一般名称かどうかは知る由もありませんが、「しめ りとり」と申しておりました。これなんか、いかにもびしょびしょのままで、飛び出てきて、 包(くる)まる物ではなくて、お風呂のタオルで一通り体を拭いてから、残った水分を取る為 のもの―といった語感が致しますね。
 それと、今の「シッカロール」または「ベビーパウダー」。
 これは、「てんかふん」と申しておりました。こちらはどのような字を書くのかも知らずに 「てんかふん」「てんかふん」でしたが、今調べますと辞書にもちゃんとございまして「天花 粉」だそうです。
 「キカラスウリ」の根から採った、白色の澱粉であせもに散布したりまたは化粧用とあり ます。もともとはそういう材料で今は「亜鉛華」ですから、「片栗粉」みたいなもんですな。

 「しめりとり」から「てんかふん」で、これに浴衣が出てきて、「ア〜 夏祭り」。

 暑さも、これから厳しくなります。 ご自愛ください。
                                          (了)